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「謹啓」「謹白」の意味・読み方|使い方や例文もあわせて紹介

更新日:2024年08月31日

あらたまった文書で使われる「謹啓」「謹白」の使い方を知っていますか?この記事では「謹啓」「謹白」の意味やシーンに応じた使い方の例文を紹介します。ビジネス文書の作成に不安を感じている方は、この記事を参考に格式高い文章作成のコツをマスターしましょう。

「謹賀」

謹啓の類語である「謹賀」には、「つつしんで喜びを申し述べること」という意味があります。年賀状の賀詞として、「謹賀新年」「謹賀新春」などと使われるのが一般的です。目上の方へ送る際に使用する賀詞は、四文字が適切とされます。

さらに女性の場合、賀詞ではなく文章を使用する方が好ましいという考え方もあります。時代の移り変わりであまり気にされない方も増えていますが、知識として頭に入れておくとよいでしょう。

「慶賀」

「慶賀」もまた、「慶賀光春(けいがこうしゅん)」のように賀詞に使われる言葉です。「慶賀光春」には、「輝かしい新春のお喜びを申し上げます」という意味があります。

このほかにも、「慶賀の至り」「慶賀に堪えない」などの表現で文中に使用されることもあります。どちらもこの上なく喜ばしいことを表した表現です。

「謹白」の言い換え表現

「謹啓」とともに使われる結語には「謹白」や「謹言」のほか、「敬白」もあります。しかし、「敬白」については、使用する前に知っておくべきポイントがありますので紹介します。

「敬白」

「敬白(けいはく)」は辞典や手紙のマナー本などでも、謹啓の結語としてよく挙げられている表現です。しかし、「敬白」は謹啓の結語として使わない方がよいとする見方もあります。

その理由の1つとして挙げられてるのが、「敬白」が「拝啓」の結語としても使用可能なため、敬意の高さが「謹啓」とあわないとする意見です。

誤った使い方ではないとしても、人により見解が分かれる表現であることは事実です。このことから、「謹白」や「謹言」を使うほうが安全だといえます。

「謹啓」の英語表現

「謹啓」は、かしこまった手紙の書き出しに使う挨拶です。同じような場面で使う英語表現は「Greetings」で、「ご挨拶申し上げます」のような意味で使われます。「Greetings」は、メールの受信者が個人か複数かに関わらず使用できます。

初対面の相手に送る場合は、「Dear」を使った挨拶もおすすめです。「Dear」の後に続けて、相手の名前や役職名などを記します。相手の敬称がわからない場合は、フルネームを明記しましょう。

「謹啓」「謹白」の意味を理解して正しく使おう

ビジネス文書にとってまず重要なことは、相手に正しく情報を伝えることです。相手にわかりやすい文章であることや誤解を与えない内容であることが、必要な条件となります。

そのうえで、送る相手に失礼がないように、文書のルールやマナーを覚えておきましょう。「謹啓」や「謹白」はビジネス文書によく使われる表現ですので、意味を理解して正しく使うことが大切です。

初回公開日:2017年12月05日

記載されている内容は2022年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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