「努めてまいります」の意味と使い方・履歴書への書き方
更新日:2024年08月23日
履歴書における「努めてまいります」【2】:自己PR
履歴書やエントリーシートの中には、自己PRについて述べる欄が設けられているものもあります。自己PRは、志望動機とはまた異なり、自分の得意分野や長所について述べる項目となっています。
そんな自己PRで、自分の長所や得意分野について述べた後、「得意分野の〇〇をいかして、貴社の商品開発で活躍できるよう努めてまいりますので、宜しくお願いいたします」といった形で「努めてまいります」を使うこともあるでしょう。
「努めてまいります」の類語
続いて、「努めてまいります」の類語や同義語について見ていきましょう。「努めてまいります」という言葉は、決意や誠意を語ったり見せたりする際に使うことができる、大変便利な言葉です。使用できるシーンも幅広いため、ついつい多用してしまいがちです。
しかし、何度も多用してしまうと、会話や文章がマンネリ化してしまう危険性があります。また、「努めてまいります」という言葉に対しての誠意が感じられにくくなる可能性もあります。そのような場合は、類語や同義語へ言い換えて使いましょう。
「努めてまいります」の類語を以下に列挙します。
・最善を尽くします
・尽力いたします
・精進いたします
・頑張ります
・努力いたします
お詫びにおける「努めてまいります」の使い方
「努めてまいります」という言葉は、努力することへの決意を宣言する場面以外でも、使うことができる言葉となっています。その代表例として挙げられるのが、お詫びの言葉としての使い方です。
ミスや失敗をして他人に迷惑を掛けた場合、しっかりと謝罪やお詫びをするのが、社会人のマナーとなっています。「努めてまいります」は、ビジネスにおける謝罪などの際にも使われており、正式な言葉として使用することができます。
この機会にぜひ、「努めてまいります」のお詫びや謝罪での使い方についても、覚えておきましょう。
謝罪・謝罪文での使い方
謝罪や謝罪文で「努めてまいります」を使用する場合、どのように使用すれば良いのか考察していきます。
謝罪などで「努めてまいります」を使用する際は、改善策などともに使うケースが多いと予想できます。
例えば、書類や資料の誤字・脱字について謝罪をする場合は、まずは誤字や脱字をしたことについて誠心誠意の謝罪を述べ、その後に「今後はこのようなことがないよう、努めてまいります」などと、今後の方針や改善策とともに使用するのが一般的です。
「努めてまいります」の漢字
続いて、「努めてまいります」の漢字表記について考察していきます。
「努めてまいります」の漢字表記として一般的なのは、「努めて参ります」という表記だと予想できます。「努めてまいります」と「努めて参ります」の違いは、「まいります」の部分をひらがなで表記するのか、漢字で表記するのかという点にあります。
ひらがなで「まいります」という表記をする場合は、以下のような意味になると言われています。
補助動詞と使われる
出典: http://annaijo.com/archives/288 |
上記の解説から、補助動詞としての「まいります」とは、「聞いてまいります」などの際に使われる「まいる」だと言えそうです。
続いて、「参ります」という漢字表記の場合は、以下のような意味になると言われています。
行くの謙譲語、負ける、降参する、よわる、こまる、異性などに心を奪われるの意味
出典: http://annaijo.com/archives/288 |
上記の解説から、「参ります」という漢字で表記をした場合は、「行く」などの謙譲語としての意味になります。
ですから、「まいります」と「参ります」の2つの意味を理解した上で、「努めてまいります」と「努めて参ります」の使い方などを考えていく必要があると言えるでしょう。
「努めてまいります」の言い換え方法
「努めてまいります」は、努力する姿勢などを宣言する際に使える、大変便利な言い回しと言えます。しかし、何度も使いすぎると、上記でも述べたように誠実さに欠ける可能性もあります。ですから、適度に別な言葉へと言い換えることをおすすめします。
「努めてまいります」を別な言葉へと言い換えたい場合は、上記でもご紹介した類語や同義語などに言い換えると良いでしょう。「努力いたします」や「精進いたします」といった言葉を使うと、同じようなニュアンスで別の言葉へと言い換えることができます。
初回公開日:2017年11月24日
記載されている内容は2017年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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