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「お送りします」の意味と使い方・「お贈りします」との違い

更新日:2024年04月01日

「お送りします」という言い回しはビジネスの世界において、あらゆる場面で使われています。この「お送りします」の意味、さらにはどのような場面で、誰が、誰に、どのような目的で、どのように使っているのか、実例を交えながら詳しくご紹介します。

「お送りします」と「お送りいたします」の違いとは?

結論から先に言いますと、「お送りします」と「お送りいたします」には意味の違いはありません。「お送りします」も「お送りいたします」も「送る」という敬語表現の言葉になります。

二重敬語にも注意しましょう

ただし、敬語を使うときには二重敬語(過剰敬語)に注意する必要があります。二重敬語とは、敬語を重ねて使うことをいいます。

たとえば「お送りいたします」の場合、「お」と言う文字をつけることで、丁寧語の敬語になります。「いたします」は、「する」という言葉の謙譲語になります。中には「お送りさせていただきます」といった表現をしている人もいますが、同じ言葉の中に敬語が重複されて使われています。このような使い方は間違いですので注意しましょう。

二重敬語はビジネスマナーでは良くない使い方だと言われていますが、二重敬語が日常的に使われている言葉もあります。この場合は、神経質にならずに使っても良いという考え方をする人もいますので、相手の方に合わせた使い方をすると良いでしょう。

「お送りします」と「送らせていただきます」の違いとは?

「お送りします」と「送らせていただきます」も意味の違いはありません。同じ送るという言葉の敬語表現になります。この2つの違いは、敬語の使い方にあります。前に二重敬語はビジネスマナーとして良くない表現になるというご紹介をしましたが、二重敬語にならないように使うために、両方の使い方を覚えておくと便利です。

「お送りします」の場合

「お送りします」という言葉の場合は、「お」と言う文字をつけることで尊敬語になるように表した敬語です。二重敬語の間違いやすい使い方の1つに上げられるのが「お○○~いただきます」という使い方です。

この場合、「お送りします」と「~いただきます」を合わせて、「お送りさせていただきます」という使い方は二重敬語になり間違った使い方をしているということです。「お」を付ける場合は、「お送りします」または「お送りいたします」を使うと良いでしょう。

「送らせていただきます」の場合

「~いただきます」という表現を使う場合は、「送る」という言葉に「お」をつけずに使うのが正解です。つまり、「お送りします」または「送らせていただきます」という表現が正しい使い方ということです。

「お」を使う場合は、「お送りします」になりますし、「いただきます」を使う場合は、「送らせて」という言葉を使いましょう。

メールの件名に「お送りします」を使ってもいい?

メールの件名で「お送りします」を使うのは良くありません。つまりメールの件名に「送ります」を使っても良いかという質問の答えは、「良くない」ということになります。

「お送りします」という言葉に問題があるわけではなく、メールのビジネスマナーとして問題があるということです。

メールのビジネスマナーとは?

ビジネスでメールを使う場合は、個人的に使うメールとは違い、守った方が良いとされるマナーがいくつかあります。ビジネスでは、書類などを郵送だけではなく、メールに添付して送るということが良くあります。「お送りします」という言葉の使い方と一緒にビジネスメールのマナーも覚えておきましょう。

件名

ビジネスメールで使う件名は、件名を見ただけで、ある程度メールの本文つまり用件がわかる内容をつけるというマナーがあります。職種や業務内容にもよりますが、人によっては1日に数十件から数百件のメールを受信している場合があります。

このように大量のメールを毎日受信している場合は、件名でメール本文の内容を予測し、優先順位を決めて仕事をしています。メールの件名が「お送りします」だけでは、誰が何を送ってきたのか判断することができません。送信者の名前まで件名に入れる必要がない場合もありますが、件名だけで用件がある程度推測できるものにすることがビジネスマナーです。

本文

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初回公開日:2017年12月12日

記載されている内容は2017年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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