「至らぬ点」の意味と使い方・使用例3つ・挨拶と謝罪
更新日:2024年09月29日
使用例3:結婚式でスピーチ
結婚式のスピーチでも「至らぬ点」という表現を使用することができますので、ケース別に例文をご紹介していきます。
本人たち(新郎新婦)によるスピーチの場合
なにかと至らない点が多い私どもですが、今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます。
両親による謝辞の場合
至らない点が多々あったかと存じますが、めでたい席に免じて何卒ご容赦いただければ幸いにございます。
などのような使い方が可能ですので、ご参考にしてください。
「至らぬ点」に続く言葉
先ほど例文をご紹介しましたように「至らぬ点」という言葉の後に「多い」や「ある」という意味の言葉をつなげるのが一般的です。それでは、どのような言い方があるのかをご紹介していきます。
・至らぬ点が多く
・至らぬ点があり
・至らぬ点が多々ありましたが
などといった使い方ができます。
「至らぬ点」とは「注意不足」「未熟者である」といった意味になりますが、こういった言葉は、ビジネスシーンでも使用されたりします。こちらの書籍では、敬語の使い方を一から学ぶことができ、また社会人としての基本的マナーも学ぶことができる一冊となっています。
「至らぬ点」の類語と言い換え表現
「至らぬ点」の類語と言い換え表現についてご存知でしょうか。「至らぬ点」の類語には「未熟者」などといった言葉がありますが、他にはどのような類語があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
「至らぬ点」の類語
「至らぬ点」類語には「未熟ですが」「未熟者ですが」「ふつつか者ですが」「若輩者ですが」などが挙げられます。どれもが自分自身の能力が無い者として、謙遜している場合の表現となります。
類語による言い換え表現
「至らぬ点」の例文を使って、類語による言い換え表現をご紹介します。
「至らぬ点も多々あるかと存じますが、今後ともよろしくお願いいたします」これを「未熟ですが」という類語を用いて表現すると、「未熟な部分も多いかと存じますが、今後ともよろしくお願いいたします」と言い換えることができます。
ビジネスメールでの「至らぬ点」の正しい書き方
「至らぬ点」の類語と言い換え表現について、ご紹介してきました。「至らぬ点」という表現は、口語だけではなく、ビジネスメールにおいても使用することができます。それでは、ビジネスメールでの「至らぬ点」の正しい書き方についてご紹介していきます。
挨拶メールの結びの一文に使用
新任の場合など、社内、社外問わずメールにて挨拶をする事は珍しくありません。そのような際に、挨拶メールにおける結びの一文に「至らぬ点」という表現を使用することができます。
・至らぬ点も多々あるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。
・至らぬ点も多々あるかと存じますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
この一文を使用するだけで、相手に丁寧な印象を与えることができます。
謝罪メールでの使用
ビジネスシーンにおいて、メールで謝罪する場合にも「至らぬ点」という表現を用いることができます。
・至らぬ点が多く、大変申し訳ございません。
・このたびは至らぬ点があり、ご迷惑おかけしましたことをお詫び申し上げます。
・わたくしどもに至らぬ点があり、申し訳ございませんでした。
自分自身、もしくは自社の配慮不足により相手側に迷惑をおかけした場合に使用することができます。
初回公開日:2017年11月25日
記載されている内容は2017年11月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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