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「ご愛顧」の意味・「ご愛顧」を使った例文7つ・「ご愛顧」の類語

更新日:2024年01月30日

「変わらぬご愛顧」という言葉を聞いたことがありますか。このフレーズは、どのような意味で、どのように使われるのでしょうか。ここでは「変わらぬご愛顧」についての意味や、例文のほかに「ご愛顧」を使った例文についてもまとめましたので、ぜひ読んでみてください。

「賜る」は、「もらう」の謙譲語で、特に、あらたまった感じを表します。「ご愛顧賜りますよう」という言葉は、目上の人から厚意を受けたいときなどに用いられます。

・「今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」
・「これからも末長くご愛顧賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます」
・「本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」(年賀状)

例文4:「ご愛顧いただきますよう」

「いただく」には、「他人から恩恵となるような動作を受ける」という意味があります。「ご愛顧いただきますよう」の「いただく」は、動詞に付属する補助動詞です。この場合は、「頂きますよう」と漢字で表記せずに「いただきますよう」とひらがなで表記します。

・「これからも変わらぬご愛顧いただきますようお願い申し上げます」
・「平素は格別のご愛顧をいただきありがとうございます」

例文5:「引き続きご愛顧」

「引き続きご愛顧」も「変わらぬご愛顧」と同じ意味で用いられます。「引き続き変わらぬご愛顧」と続けて使うこともできます。続けて使うことによって、意味あいが強められたり、よりあらたまった感じになります。

・「引き続き変わらぬご愛顧を何卒よろしくお願い申し上げます」

例文6:「長らくのご愛顧」

「長らく」は、「ながく」と「しばらく」が混ざってできた言葉です。ある状態が長く続いていることを感謝したり謝罪したりする場合に用いられます。「長らくのご愛顧」は、特に、商店などの閉店のあいさつによく見られます。

・「長らくのご愛顧、誠にありがとうございました」

例文7:「ご愛顧ありがとうございます」

「ご愛顧ありがとうございます」は、日ごろ贔屓にしてもらっている取り引き先や顧客などに対する感謝の気持ちを表す言葉です。ビジネスを終えるときや閉店のあいさつなどでは、「ご愛顧ありがとうございました」と過去形になります。

・「平素より格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます」
・「日頃より当店をご愛顧いただきありがとうございます」
・「長らくのご愛顧ありがとうございました」

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「ご愛顧」の類語

「ご愛顧」には、「お引き立て」「ご支援」「お力添え」「ご贔屓(ひいき)」などの類語があります。これらはいずれも、目上の人や顧客などに引き立ててもらいたい場面で用いられます。これら「ご愛顧」の類語の微妙な意味の違いや例文をご紹介します。

「お引き立て」

「お引き立て」とは、「引き立て」という名詞に、敬意を表す接頭語、「お」が付いた言葉です。「引き立て」の意味は、「引き立てること」、特に目をかけ、「ひいきにすること」で、「ご愛顧」と同義です。「ご愛顧」と同じように使われます。

・「平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます」
・「今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます」

「ご支援」

「ご支援」とは、「支援」という名詞に、敬意を表す接頭語、「ご」が付いた言葉です。「支援」は、「他人を支え助けること」で、主に、労力や金銭の面で、事業や活動などを助けることを意味します。

・「たくさんの皆様のご支援、誠にありがとうございます」
・「今後とも、ご支援ご協力のほど、よろしくお願い申しあげます」

「お力添え」

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初回公開日:2017年11月09日

記載されている内容は2017年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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