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「お勧め」の意味と使い方・敬語・類語・反対語・使い分け方

更新日:2024年03月07日

何かを「おすすめ」することはビジネスシーンでも多くありますよね。この「おすすめ」という言葉ですが、いろんな漢字があります。商品やサービスをおすすめする時には「お勧め」の漢字を使用しますが、他の漢字との違いは何でしょうか。意味・使い方・違いなどを説明しています。

「お勧め」の意味とは?

「お勧め」の言葉は商売を含めたビジネスシーンでよく用いられていますが、日常会話の中でも使用されることは珍しくありません。しかしながら「勧める」は「すすめる」と読み、この読みには他の漢字もあります。また、使い方が似ていることもあって「お勧め」の意味がよく分からなくなっている人もいるとされます。

「お勧め」と他の「おすすめ」についてお伝えする前に、まずは今回の主役である「お勧め」の意味と使い方に加えて類語や反対語も見ていきましょう。「お勧め」を使っても良いのか、他の漢字の方が良いのかを考える時の参考にしてください。

意味

「お勧め」は「勧める」の連用形である「勧め」に、丁寧さを示す「お」がついた言葉です。よって「お勧め」の意味は、「勧める」または「勧め」と同じ内容になります。

「勧める」また「勧め」の意味は「自分が良いと思うものに関して働きかける」ことです。たとえば、自分が好きな本・ネットワークビジネスにおけるサービス内容・勤める会社のサービスなどをすすめる時は「お勧め」の言葉を用います。

もともと「お勧め」は、お店側や会社側が当店・当社のサービス(商品)を、お客様に「どうですか。これ良いですよ」といった内容を伝えることを言いました。今は個人的に好きなものを誰かに「良いよ。買ってみたら(または「使ってみたら」など)」を伝える時にも「お勧め」の言葉が使用されています。

「お勧め」の使い方をご紹介!

「お勧め」は「これ良いよ。買ってみたら(「使ってみたら」など)」の意味があり、相手に「働きかける」ニュアンスが込められた言葉とお伝えしました。では、実際に使用してみる時にはどのように使えば良いのでしょうか。例文を踏まえ、ご紹介します。

気に入ったものをお勧めする

「この小説はとても面白かったので、お勧めですよ」など、自分が実際に使ったりなどで良かったと思ったものを「お勧め」の言葉を使って「よかったら読んでみたら」のニュアンスで伝えた文になります。

自分の店の商品をお勧めする

「今日は大売り出しの日。玉ねぎの小売1個20円がお勧めです」などの文は、スーパーの店内アナウンスや広告でよく使用されています。商店や洋服のショップでも「これがお勧めですよ」といった声が聞こえてきます。

この状況では「自分が使用して良いと思った」というニュアンスよりは、「このお店ではこれが良いよ」というニュアンスが含まれることになります。お店では「これを売りたいから」という意味で「お勧め」していることもあります。

勤めている会社のサービスをお勧めする

「当社お勧めサービスのご案内です」など、その会社の者としてお勧めしたいサービスをお客様(利用者など)に提示する時に使用される文です。この時は「サービス提供側として、これが良いですよ」と伝えているニュアンスがあるため、宣伝的な意味合いが強くなります。

「お勧め」の敬語としての扱いについて!

「お勧め」は丁寧さを表す「お」が付いてるため、敬語の分類としては丁寧語に属します。丁寧語は目上や目下などの立場に関係なく使用することができるため、上司やお客様に「お勧め」の言葉を使用すること自体は問題ありません。

ただ、「お勧め」というように「お勧め」だけの言葉で伝えることは丁寧さに欠ける印象を与えてしまいます。目上の人に対しては丁寧さを示すために、「お勧めします」などの言い方をすると良いでしょう。

お店側とお客様側の立場に上下をつけない思想が強い商店街などのお店では「お勧めだよ」というように親近感のある言い方が用いられることが多くなりますが、会社側とお客様・上司と部下などの立場が重視されるビジネスシーンでは「お勧めします」で丁寧さを強めた表現が無難と言えます。

「お勧め」の類語と言い換えは?

「最も良いもの」の意味で「お勧め」の言葉を使用するのであれば、「イチオシ」が類語になります。「イチオシ」は漢字で書くと「一押し」になり、「一番のお勧め」という意味で使用します。

「イチオシのアイテム」「イチオシの商品」などのキャッチコピー的なものが掲げられていることもあり、これには「当店(または当社・店長・社員など)が一番良いと思っているものだよ」という意味合いが込められています。

「イチオシ」は「一番のお勧め」という意味を持つ言葉として、こちらが良いと思ったものを「これ良いよ」と伝えているニュアンスがあります。そのため、「イチオシ」および「お勧め」は「誰かが良いと思ってること」を前提に使用する言葉です。

「お勧め」や「イチオシ」の言葉で、何かを誰かに良いものだと教えて使用などを働きかけることを表す際は、「誰がお勧めしてるのか(誰からのお勧めなのか)」という部分も文の中に必要となります。主語述語であれば「お勧め」を述語として、「誰が(誰からの)」の部分を主語とします。

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初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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