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はなむけの言葉の適切な使い方とは?例文や類義語に加え注意点も解説

更新日:2024年11月09日

「はなむけの言葉」とはどのような言葉かご存知でしょうか。本記事では、「はなむけの言葉」の意味や使い方について解説しています。「はなむけの言葉」という言葉の使い方を覚え、相手に不快な思いをさせてしまうことがないよう注意して使いましょう。

転勤する人にはなむけの言葉を贈る場合

今までの職場を去って新天地での新しい日々を始めることになるのですから、転勤する人に贈る言葉も「はなむけの言葉」です。

もとの職場の人たちは、転勤する人の前途を祝して送別会をしたり、餞別を渡したりするのと同様に、激励を「はなむけの言葉」として贈ります。

ただし、本人が不本意な転勤を強いられている場合は、祝い事ではないため、「はなむけの言葉」とはいえない可能性があります。

例文

  • 海外赴任が決まった部下に、はなむけの言葉を贈りたい。
  • 送別会の最後に、部長から〇〇さんへのはなむけの言葉をお願いします。

退職する人にはなむけの言葉を贈る場合

定年や転職などで退職する人は、新天地で新しい日々を始めることになります。退職する人に対して、これまでお世話になった感謝の意や今後の生活に向けての激励の気持ちを伝える言葉は「はなむけの言葉」と表現できます。

ただし、本人が不本意な退職を強いられている場合は、前向きな退職ではなく、贈る言葉も「はなむけの言葉」と表現できない可能性があるので注意しましょう。

例文

  • 定年退職を迎えた上司に、はなむけの言葉を贈る代わりに1曲披露した。
  • 部下のはなむけの言葉を聞いて涙が止まらなくなった。

はなむけの言葉の注意点

旅立ちや新たな出発のとき、その当事者に対して金品や言葉を贈るのが「はなむけ」です。

人生には、節目節目で「はなむけの言葉」を贈るシーンがありますが、「はなむけの言葉」という言い方がそぐわないシーンもあります。「はなむけの言葉」という言葉を使うときには、使える場面かきちんと判断することが必要です。

ここでは、「はなむけの言葉」という表現が適切ではない場面を紹介します。

  • 迎えるシーンでは使えない
  • お葬式では使えない

迎えるシーンでは使えない

入社式や入学式も人生の新たなスタート地点のひとつです。人生の門出です。しかし、会社の社長や校長・学長が入社式や入学式で話す祝辞は、「はなむけの言葉」ではありません。

入社式や入学式は、新しく人を迎え入れる場です。迎い入れる場にいる人が、迎え入れる人に対して語る言葉は「はなむけの言葉」ではありません。同様に、異動してきた人に対しても「はなむけの言葉」という言葉は使いません。

「はなむけの言葉」という言葉は、去っていく人に向けられている言葉です。退職者や卒業生に言葉を贈るときは「はなむけの言葉」を使えます。

お葬式では使えない

告別式でのスピーチは「はなむけの言葉」とはいいません。「亡くなる=天国に旅立つ」と考えれば、去り行く者に向けた「はなむけの言葉」という勘違いすることも理解できます。しかし、告別式はおめでたいことではないため、「はなむけの言葉」を用いるのは不適切です。

告別式で亡くなった人に贈る言葉は、「手向けの言葉」や「弔辞」が使えます。「手向け」とは、「神仏や死者の霊に物を供える」という意味です。

はなむけの言葉の類義語・例文

「はなむけ」という言葉には、いくつかの類義語があります。「はなむけ」の類語に「の言葉」を追加すれば、「はなむけの言葉」の類義語として使えるのでしょうか。

ここでは「はなむけの言葉」の類義語として使える言葉について解説し、「はなむけの言葉」と言い換え可能な例文を紹介します。類義語や言い換えを覚えることで、「はなむけの言葉」という言葉に対する理解も深まるので一読してみましょう。

「手向け(たむけ)」の使い方・例文

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初回公開日:2017年11月17日

記載されている内容は2017年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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