「センシティブ」の意味とは?使い方や似ている言葉との違いも紹介
更新日:2024年08月29日
「センシティブ」は日常会話でもよく使います。そのほとんどが、外部から受ける刺激に対して敏感であったり神経質である意味の表現です。
「センシティブ」は人以外にも物や話題に使うことがあります。それぞれどういったニュアンスの違いがあるのか紹介します。
人に対して使う場合
日常の中で「センシティブ」を人に対し使用するときは、「センシティブな性格」というように精神的に外部からの感受性が強すぎて繊細に反応してしまうというネガティブなニュアンスで使用されます。
「センシティブな感性」と表現した場合には、相手の感性の鋭さを称える褒め言葉になります。しかし、「センシティブ」自体にネガティブな印象を持たれやすいので、使う相手に気を付けましょう。
「センシティブな肌」と表現する場合には、外部からの刺激に過敏で副反応を起こしやすい肌質であるという説明になります。
「センシティブ」は使い方でニュアンスも様々ですが、外部からの刺激に対してネガティブに反応してしまうというニュアンスがあるので、多用して相手に誤解されてしまわないように注意しましょう。
物や事柄に対して使う場合
「センシティブ」は、物や事柄に対しても使われます。
例えば物に対して「センシティブ」を使うと、その物が壊れやすく扱いに細心の注意が必要であるというニュアンスを表現します。他人に渡したり使わせたりするときに、壊れやすく注意してもらいたいというニュアンスを伝えられるでしょう。
政治や歴史の内容に「センシティブ」とつけると、扱い方によっては相手に誤解させてしまうような内容であると伝えられるでしょう。
また、機密性の高い情報に「センシティブな」をつけるとより慎重に取り扱うべき情報であると相手に強く印象付けられるでしょう。
上げ下げが大きい金融市場や経済状況に「センシティブな」をつけて説明すると、とても不安定で細心の注意が必要な状況であることを表現します。
「センシティブ」を使った例文
「センシティブ」は様々な言葉に対して広く使われています。実際にどういった使われ方があるのでしょうか。日常生活やビジネスシーンでよく見かけるものを例文で紹介します。
「センシティブな感性」
「センシティブな感性」と表現する場合、相手の感性が鋭いという褒め言葉になります。人より細かな部分にも気付けるという能力を称える表現です。
ただし、「センシティブ」という言葉自体にネガティブな印象を持たれる場合がありますので、多用は相手によっては控える方が無難でしょう。
- センシティブな感性が表現されている作品だと思います。
「センシティブな問題」
「センシティブな問題」と表現する場合、その問題が取り扱いに気を遣う必要があることを相手に伝えられます。論議するのに周りに配慮する必要があると判断される問題や、周囲に知られたく無い内容の場合に用いましょう。
- この苦情はセンシティブな問題であるため、対応に注意しましょう。
「センシティブな話題」
ネットなどで「センシティブな話題」と見かけることがあります。この「センシティブな話題」は、取り扱いを誤ると大きな問題へと発展してしまう可能性がある話題という印象を、読み手に与えて注意を促す表現です。
- 国境問題はセンシティブな話題なので、気を付けましょう。
「センシティブ」の類義語
初回公開日:2017年12月14日
記載されている内容は2022年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。