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「レクチャー」の意味と使い方・対義語・目上の人に使えるのか

更新日:2023年12月25日

「レクチャー」のように英語がほぼ日本語と同じような使われ方をしている言葉がたくさんあります。しかし、日本語のように敬語に変換することができないため、使い方には注意も必要です。レクチャーの意味や使い方についてご紹介していますので、参考にしてください。

「レクチャー」の意味と使い方

カタカタ語として使われることがある「レクチャー」という言葉ですが、英語では「lecture」と表記します。「講義」「講演」「講話」「口頭で詳しく説明すること」という意味があります。

普段私たちが耳にするレクチャーという言葉は、「口頭で詳しく説明する」という意味で使っている人が一番多いのではないでしょうか。レクチャーは、気軽に簡単に教えてもらうという意味合いではなく、詳しく説明をするという意味があります。

例えば「私に駅までの道を教えてください」という言葉を英文にすると、「Please tell me
the way to the station.」になります。この場合の教えるは、「tell me~」という単語を使いますが、詳細に説明する場合は「レクチャー」を使います。

レクチャーする

「レクチャーする」という表現で「レクチャー」という言葉を使う時は、「(この件について)詳しく説明します」という意味で使われることが多いでしょう。

本来の英語の意味から考えると、「レクチャーする」という表現を使うと、「講義をする」「講演をする」といった意味でもあると言えますが、日本では「レクチャーする」=「講義をする」「講演」をするといった、会場などで大勢の人に向かって話をすると理解する人はほとんどいないでしょう。

レクチャーを受ける

「レクチャーを受ける」は、先ほどの「レクチャーする」の時とは、立場が逆になった表現になります。「レクチャーする」という表現ですと、何かを詳しく説明する立場の人という意味になりますが、「レクチャーを受ける」という表現になりますと、「詳しい説明を受ける人」という意味になります。

この場合も、「講義」などを受けるという意味で捉える人は、少数派と言えるでしょう。

「レクチャー」の意味の類語

「レクチャー」の意味を講演などの意味で使う場合は、「講義」「講話」「講習」と言った言葉が類語になります。

「レクチャー」と詳しい説明を受けるという意味で使う場合は、「レッスン」「授業」「講習」「講義」と言った言葉が類語と言えるでしょう。

コンサートにおける「レクチャー」とは

コンサートと「レクチャー」とのつながりにピンとこない人も多いでしょう。おそらく、品物を見ると、こんな名前がついていたのかと言う人が多いはずです。コンサート会場に足を運んだことがない人も、どこかで一度くらいは目にしたことがあるものに、実は「レクチャー」という名前がついています。

レクチャーアンプ

レクチャーアンプという言葉を聞いたことがありますか。言葉自体はあまり馴染みがないという人も多いでしょう。レクチャーアンプというのは、司会などをする人が講演や舞台などで、マイクが置いてある台のことを言います。

レクチャーアンプというのは、この台にアンプやスピーカー、テーブルマイクが組み込まれていて、マイクからの声を他にアンプやスピーカーを使わずに使えるようにしてあるもののことを言います。

レクチャー台

レクチャーアンプと同じように、講演などの時に司会者の人などが使っている、胸の高さくらいまである台のことをレクチャー台といいます。レクチャー台とレクチャーアンプの違いは、マイクやアンプ、テーブルマイクが組み込まれているかいないかの違いです。

レクチャー台は、アンプやスピーカー、マイクなどが組み込まれていない台だけのものなので、このレクチャー台を使う場合は、別途、アンプやスピーカー、マイクなどの準備が必要になります。

レクチャー卓という商品名を使うメーカーもあります。

レクチャーの本来の意味

このように、講演の会場などで司会者や進行者が使う台のことを、レクチャーアンプ、レクチャー台という名前がついていることから、レクチャーの意味が「講演」「講義」といった意味を表していることがわかります。

「レクチャー」の意味の対義語

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初回公開日:2017年12月10日

記載されている内容は2017年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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