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有志の意味と例文・有志をつかう場面・有志からの香典の書き方

更新日:2024年07月27日

「有志」は、社会に出れば、自分が使うことも、目にすることも多い言葉です。意味が全くわからないという人は少ないでしょう。しかし、よく使われるからといって、正確に使われているとは限りません。「有志」の意味と使い方を再確認してみましょう。

有志の意味

「有志」とは、「ある事柄に、志や関心を持っていること・人」の意味で使われる言葉です。漢字が示す通り「志のある人」と覚えておいても良いでしょう。「有志」がよく使われる状況や場面についてご紹介します。実際の使い方を覚え、早速使ってみましょう。

「有志」が使われる場面

「有志」は、漠然ではなく、明確に意思を持った人であることを示したいときに使います。「有志一同」や「有志募集」などという表現を見かけたことがあるのではないでしょうか。正確な意味はわからなくても、「志のある人」を指しているということは推察できます。

場面1「贈り物」

職場や学校の「全員」からではなく、「贈りたいという気持ちのある人たちの集まり」からの贈り物であることを、「有志一同」ということばで表現します。

集団のなかで、個人としてではなく、贈り物をする場合に「有志一同」という言葉が使われます。贈り主として「有志一同」や「有志より」と書きます。「有志一同」と書いたあとに、有志個々の名前を連名として記載する場合もあります。

場面2「飲み会」

職場やサークルで「有志の飲み会」とされる集まりを目にしたこともあるのではないでしょうか。「有志の飲み会」とは、素直に表現すれば「気の合った者同士の飲み会」ということもできます。

職場やサークルの全体飲み会とは異なり、「ちょっと飲みに行こうか」と話がまとまった者同士や、「一部の話が合う者、同じ方向を向いている者で楽しく飲みたい」という意思を持った飲み会といえます。

場面3「香典」

職場のグループなどで少額ずつ出し合って香典を出す場合に、香典に「○○会社 有志」と書かれていることがあります。「○○会社 有志」と書かれている場合は、○○会社の賛同を得られた一部の人から出資された香典であることがわかります。

「職場名+有志」と書かれていれば、職場(会社)として出資してくれた香典ではなく、一部の個人が出資してくれた香典であるということが一目でわかります。

場面4「ボランティア」

「有志」は英語で表すと「Volunteer(ボランティア)」になります。贈り物や香典の表書きにする「有志一同」から「ボランティア」に想像がつながりませんが、「有志募集」を書かれているポスターなどを思い浮かべると、英語の「ボランティア」と同じ意味であることに合点がいきます。

被災地に対する支援を募集する際には、「有志募集」でも「ボランティア募集」でも、同じ意味として使うことができます。

有志を使った例文

ここでは、「有志」を使った例文をご紹介します。例文を参考に「有志」の使い方と「有志」を使う場面を習得しましょう。例文で使われているのと同じシチュエーションで、例文のまま「有志」使ってみることから始めると、「有志」の使い方を体得できます。

例文1「この場所に有志が集う」

「この場所に有志が集う」とは、ボランティア活動や政治集会などで使われます。例えば、海岸線のゴミ拾い活動や被災地での支援活動などで、「この場所に、続々と有志が集まってきた」という形で使われます。「この場所に有志が集う」を使うのは、「志のある人」「集会などの主旨に賛同した人」が自発的に集まってくる”さま”を表しています。

例文2「志を同じくする有志を募る」

「志を同じくする有志を募る」は、「志」を二重に使うことで「志の方向性」を強調しています。メンバー募集する際など、人員を募りたいものの、考え方などの方向性が異なる人には応募して欲しくないと考えている場合には、「志を同じくする」を添えることで、「志」部分に焦点を当てることができます。

「志を同じくする有志を募る」として募集を行う場合は、ここでいう「志」がどのようなものなのかも明記しておく必要があります。

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初回公開日:2017年12月10日

記載されている内容は2017年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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