「アグレッシブ」の意味と使い方・対義語・アクティブとの違い
更新日:2024年10月19日
「アグレッシブ」とは?
カタカナ言葉を最近はよく耳にします。しかしそういった言葉は急に現れてみんなが使い始めるので、意味をきちんと理解する機会がありません。今回はカタカナ言葉のなかでも「アグレッシブ」という言葉について改めて確認していきます。ふだん使っているときの意味と、本来の意味が異なっている場合は、これをきっかけに使い方を正していきましょう。
意味
「アグレッシブ」とはもともと「aggressive」という英語です。英語がカタカナになりそのまま日常で使われています。「aggressive」には「積極的な」、「攻撃的な」、「自信たっぷりな」といったような意味があります。英語においては強めで少々強引なニュアンスで使われますが、日本では比較的ポジティブな意味合いで使われることが多いです。
使い方
よく「アグレッシブな人」という使い方を目にしたり耳にしたりすることがあります。これは「行動力があり積極的な人」といったような意味になります。このように考えると、使い方も簡単です。
例えば「アグレッシブに活動している団体」、「アグレッシブに話し合いを進める」などのように使えます。英語と違って日本ではプラスの意味で使われるという点がポイントとなるので、そこに注意しましょう。
「アグレッシブ」の対義語って何?
まずは英語「aggressive」の場合の対義語ですが、「passive」、「defensive」があげらます。「passive」は「消極的な」という意味で、人の性質をいう場合に使います。一方「defensive」は「防御的な」という意味で、態度・言葉などに対して使用します。
次に日本語での場合ですが、先ほども確認したとおり「アグレッシブ」は「積極的」、「活動的」といったような意味があるので、それの反対の意味になる言葉が対義語となります。例えば「消極的」、「受動的」、「ネガティブ」などです。
どちらにしても、自らは動かない、自発的ではないといったどちらかというとマイナスなニュアンスの言葉が対義語となります。
「アクティブ」と違いはある?
「アグレッシブ」と同じような意味で使うカタカナ言葉に「アクティブ」という言葉があります。
まず「アクティブ」という言葉についてですが、「アグレッシブ」と同じようにもともとは「active」という英語です。「活動的な」、「積極的な」といったような意味を持ちます。「アクティブ」は英語においてもポジティブな意味で使われます。そこが「アグレッシブ」との違いといえるでしょう。
日本においては、「アクティブ」は動き回るようなニュアンス、「アグレッシブ」は1つのものごとに対して、狭い範囲でといったニュアンスで使われているともいわれますが、厳密にここが違うといえるところはありません。
「アグレッシブ」の類義語
先ほど「アクティブ」は「アグレッシブ」と意味的にはほとんど変わらないとありましたが、日本語で「アグレッシブ」の類義語にはどのような言葉があるのでしょうか。どのようなニュアンスでとらえるかによって、類義語も変わってきます。
英語的ニュアンスの場合
英語のように強めで少々強引に使われる場合の類義語を見ていきます。
独りよがり・自分中心・戦闘的・鋭利・自信満々・力業・野蛮・果敢・狂暴・のびのび・熱狂的・好戦的・強行する・押しつけがましい・暴力的な・強引に・でしゃばり・ふてくされた・怒りっぽい・クレイジーな・恥知らず・悪びれない・自意識過剰・比例にあたる・やみくもに、などがあります。
なかには少し言い過ぎなのではというものもありますが、あくまで同じ意味の言葉ではなく類義語であることを前提に見てください。このように見てみるとやはり、英語の場合は日本に比べて強い意味で使われていることが改めてわかります。
日本語的ニュアンスの場合
日本語で使われるときのように、ポジティブな意味の場合の類義語を見ていきましょう。
能動的・いきいきしている・元気な・驚異的な・ポジティブな・躍動美・シャープな・ひたむきに・すさまじい・若さあふれる・全力を傾ける・勇ましく・力を尽くす・進んでする・頼もしい・生命力のみなぎる・熱心・走り続ける・ユニークな・根性がある・野心的な・貪欲に、などがあります。
英語的ニュアンスの場合と同じように、「アグレッシブ」の意味と大きく重なる言葉もあれば、わずかに意味が似ている、意味の方向性は同じといった言葉もあります。
初回公開日:2017年12月14日
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