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「ご請求」の使い方と敬語・謙譲語|ご請求金額/ご請求先

更新日:2023年09月15日

「ご請求」の「ご」を取ったら失礼に当たらないでしょうか。請求する人が「ご請求」と言うのは間違いでしょうか。状況により「ご請求」が使えるときと使えないときがあります。詳しくご紹介します。マナーを守って適切な言葉遣いをしていきましょう。

「ご請求」の使い方

「ご請求」という言葉は、ビジネスでは取引先と話すときや請求書などで使います。日常的には買い物をして代金の請求をされたり、何らかの件で相手に請求をすることもあるでしょう。「ご請求」の正しい使い方を見ていきましょう。

「ご請求」の意味

「請求」の意味は、「相手にある行為をするように求めること、特に金銭の支払いや物品の受け渡しを求めること」。もう1つは「民事訴訟法において原告が訴えにより当否について裁判所の審判を求めること」です。

ここでは、金銭の支払いや物品の受け渡しの方の「請求」にスポットを当てます。名詞の前に「ご」や「お」を付けると相手に敬意を表せますが、「請求」は尊敬すべき相手ではありません。丁寧に上品に言い表すことはできるので、こちらの意味でしょう。

語法的には合っていますが「請求」自体が相手に支払わせる行為なので、上品というには違和感があります。「ご請求」の前後の文によっても意味が変わってきます。マナーとして「ご」や「お」を正しく付けて失礼のないようにしましょう。

ご請求の例文

「ご請求」を使った文です。

「代金をご請求いただかなくても、もうすでに振り込んであります。」
「ご請求先の住所を教えてください」
「タダでいいですよ」「いえ、ご請求なさってください」
「こちらにご請求ください」
「ご請求内容のご確認をお願いいたします」

「ご請求」の敬語

「ご請求」を見ていく上で敬語との関係は外せません。まずは敬語についてわかりやすく説明します。敬語は「尊敬語、謙譲語、丁寧語」に大きく分けられます。ここでは、丁寧語の中の「美化語」も説明に出てくるので覚えておいてください。

ご請求

「ご請求」だけでは「ご」を付けて良いのかわかりません。どのような文章の中で使われるかが重要です。単純に考えるなら「ご」を付ければ敬語として成り立ちそうですが、語法として間違っている場合もあるので気を付けましょう。

「弊社がご請求した費用の明細を見てください」この文は自分の行動に「ご」を付けているので不自然です。「弊社」は自分の会社つまり自分のことであり、自分の行動を敬って「ご」を付けてしまうのは相手に失礼です。マナーを疑われます。

「御社がご請求する金額はこちらですか」この文は相手の行動を敬い「ご」を付けているので敬語として成り立ちます。同じ使い方の文も見てみましょう。「ご注文ありがとうございます」「ご旅行はいかがでしたか」相手に敬意が払われていて会話もスムーズです。

「ご請求」の謙譲語

「貴社に代金をご請求申し上げてもよろしいでしょうか」この場合は謙譲語としての表現であり適切です。自分の行為に「ご」を付けているので一見誤用のようですが、相手に対して自分をへりくだって言うことができています。

行為が自分の側にあり行為の及ぶ相手がいる場合、相手を立てて自分より上位に置くことで相手を敬うことができます。「請求」するのは自分であるため、この表現が成り立ちます。文の形としては「ご~する」「お~する」になります。

同じ使い方の文を見てみましょう「こちらにご案内します」「ご連絡いたします」どちらも行為は自分の側にあり、相手にへりくだって言うことで敬意を表すことができています。

後半の謙譲語「申し上げます」に対して「いたします」はどうでしょうか。「いたします」は「する」の謙譲語のため間違ってはいません。外部の人にかしこまって言うなら「ご請求申し上げます」の方が丁寧で良いでしょう。

ご請求書

「請求書」に「ご」を付けるかどうかの問題を考えてみましょう。企業により「請求書」は、「請求書」または「ご請求書」と書かれています。どちらも実際に使われていますが、どちらが正解なのでしょうか。意見が分かれるところです。

「ご」を付けるのはおかしい?

「ご請求書」は請求する側が発行するため、請求する自分に「ご」を付けるのは、自分に敬意を払うことになるのでおかしいという考えがあります。

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初回公開日:2017年12月23日

記載されている内容は2017年12月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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