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「マスト」の意味と正しい使い方|例文や類語・言い換え表現などを解説

更新日:2024年09月20日

「マスト」の意味や正しい使い方について把握できているでしょうか。本記事では「マスト」の意味から「マスト」の類語や言い換え表現などを例文とともに紹介していきます。「マスト」の正しい使い方を知りたい人は、参考にしてみてください。

この場合は、優先順位が上の事項であるという意味で使われています。しかし「マスト」は少しくだけた表現になるので、上司などの目上の人に、「この資料マストです」などの形で使うのはできません。

失礼にあたりますし、年配の人であれば意味が伝わらない可能性もあります。

上司への報告はマストだ

この場合は、上司への報告をした方がいいという意味が込められています。「相手先のオフィスに訪問した時はお礼のメールを送るのがマストだ」「Facebookの利用は営業マンにとってマストになって来ている」なども同じような意味の使い方です。

動物を飼うなら消臭対策がマストになる

この場合は、そうする方がいいという意味合いで使われています。動物を飼うなら、消臭対策をすることをしますよ、というニュアンスです。

「風邪をひきたくないなら空調管理がマストになる」「玄関の消臭には風通しがマストになる」なども同じような意味での使い方です。

マフラーは冬のマストアイテムだ

「あった方が良いもの」「用意しておいた方が良いもの」のことを「マストアイテム」というように表現することがあります。「マストアイテム」は英語の「must」の意味であるとすれば「必ず必要なアイテム」という意味になります。

しかし、絶対に必要なものに対して言われることは少ないです。「」というようなニュアンスで使われます。

この夏のマストバイアイテム

英語の「must」は「必ずしなくてはならない」という意味です。しかし、日本語で「この冬のマストバイアイテムです」などの言い方をする場合は少しニュアンスが違います。

「マストバイ」は、「買った方がいい」という程度の意味で使われることが多いです。「××がマスト」も同様に「その方が良い」という程度の意味の場合が多いです。

「マスト」の注意点

前述のとおり、ビジネスシーンでの「マスト」は「しておいた方がいい」や「なくてはならない」という意味合いで用いられることが多い言葉です。一方、英語の「must」は「しなければいけない」や「義務」といった意味になります。

ビジネスでも、「マスト事項」や「マスト項目」といった用語からわかるように、「絶対に外してはいけない事柄」を意味する場合もあります。

しかし、英語の「must」とは違ったニュアンスで用いられる言葉であるため、英語の意味とビジネスでの意味を混同しないようにしましょう。

「マスト」の類語や言い換え表現

ビジネスシーンで意味で用いられる用語には、「マスト」の他にもさまざまな種類があります。たとえば、「ウォント」や「ベター」、「ベスト」などの用語を見聞きしたり、使ったりすることもあるでしょう。

しかしながら、「それぞれの言葉の意味の違いまで正確に理解したうえで使っている」という人は少ないのではないでしょうか。

ビジネスシーンでこれらの言葉を用いる場合は、状況に応じて正しく使い分けることが大切になります。

ここからは、「マスト」の類語や言い換え表現について解説していくため、参考にしてみてください。

ウォント

「ウォント」は、「希望する」や「望んでいる」といった意味を持つ用語です。

英語の「want」が由来になっているカタカナ語で、「I want ~」と表現される元の言葉の意味のとおり、「ウォント」は「~してもらえると嬉しい」といったニュアンスになります。

「マスト」の場合は「~した方がいい」「~は絶対に必要である」といった意味で用いられますが、「ウォント」はあくまで要望を伝える用語だと言えるでしょう。

たとえば、「子どもの送迎には自転車はマストだけど、電動アシストはウォントだよね」という文章の場合、「子どもの送迎には自転車は絶対に必要だけど、電動アシスト付き自転車ならもっといいよね」という意味になります。

wantの使い方と意味
want
他動
1.〔~が〕欲しい、〔~を〕望んでいる

出典: https://eow.alc.co.jp/search?q=want |

ベター

「ベター」とは「~の方が良い」といった意味を持つ用語です。英語の「better」が由来になっているカタカナ語で、「A案よりもB案の方がベターだ」といった使い方をします。

ビジネスでは、「マスト」が「他の選択肢を選ぶ余地がない言葉」として用いられるのに対し、「ベター」の場合は複数の選択肢の中から「こちらの方が良い」というニュアンスで用いられます。

「ベター」の場合は、今ある選択肢の中から良い方を選ぶため、その中に「マスト」な選択肢があるとは限りません。

実際のビジネスシーンでは、限られた選択肢の中からよりベターなものを選ぶことが重要になる可能性もあるでしょう。

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初回公開日:2018年01月24日

記載されている内容は2018年01月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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