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施策を「せさく」と読むのはなぜか・「せさく」と読む場合の意味

更新日:2024年09月21日

「施策」は、「しさく」と読む人と「せさく」と読む人がいますが、どちらが正しい使い方でしょうか?また、「せさく」と読むのは、なぜでしょうか?「せさく」と読む場合の意味は何でしょうか?この記事では、「しさく」と「せさく」について書きました。

文化庁による平成15年度「国語に関する世論調査」によると、「施策」を「しさく」と「せさく」のどちらで読むことが多いかの調査結果では、「しさく」が67.1%で「せさく」が26.1%でした。

「せさく」がよく使われるシーンは、どういうシーンでしょうか。「施策」を「せさく」と読むのは、行政などで慣用的に使っているシーンが多く見られます。

行政など

役所などの行政では、かなり以前から慣用的に「施策」を「せさく」と読んで使用しています。日本では、その職場でしか通用しない慣用的な言葉があります。

他の慣用読みは?

「施策」の(せさく)以外にも、慣用読みの熟語は数多く存在します。中には、正しい読み方として定着していて、実際の正しい読み方はほとんど使用されていないものもあります。「輸入」や「捏造」は、慣用読みが正しい読み方として定着した代表例ともいえます。

輸入は?

輸入は、慣用読みは(ゆにゅう)ですが、正しい読み方は(しゅにゅう)です。こちらは、(ゆにゅう)の読み方をする人がほとんどで、(しゅにゅう)の読み方をする人はいまではほとんど聞きません。輸入の意味は、海外から資源やサービスを購入することです。

捏造は?

捏造は、慣用読みは(ねつぞう)ですが、正しい読み方は(でつぞう)です。こちらも(ねつぞう)の読み方をする人がほとんどで(でつぞう)の読み方をする人はほとんど聞きません。捏造の意味は、本当はない事をあるかのように偽って作り上げることです。

惨敗は?

惨敗は、慣用読みは、(ざんぱい)ですが、正しい読み方は(さんぱい)です。こちらも(ざんぱい)の読み方をする人がほとんどですが(さんぱい)の読み方をする人はたまにいます。惨敗の意味は、ひどい負け方をすることです。

堪能は?

堪能は、慣用読みは、(たんのう)ですが、正しい読み方は(かんのう)です。こちらも(たんのう)の読み方をする人がほとんどですが、(かんのう)の読み方をする人はたまにいます。堪能の意味は、深くその道に通じ、すぐれていることや満ち足りて満足していることです。

漏洩は?

漏洩は、慣用読みは、(ろうえい)ですが、正しい読み方は(ろうせつ)です。こちらも(ろうえい)の読み方をする人がほとんどですが(ろうせつ)の読み方をする人はたまにいます。堪能の意味は、秘密がもれること。または、秘密をもらすことです。

「早急に」は?

「早急に」は、慣用読みは、(そうきゅうに)ですが、正しい読み方は(さっきゅうに)です。こちらも、(そうきゅうに)の読み方をする人のほうが多いです。意味は、非常に急ぐことを表します。

施策の類義語は?

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初回公開日:2018年01月12日

記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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