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「いずれか」と「いづれか」はどちらが正しいか・意味と例文4つ

更新日:2024年09月23日

「いずれか」という言葉の、きちんとした意味を知らないし、自分が正しく使えるか自信が持てない、という人もいるのではないでしょうか。難しい言葉でなくても、使い慣れていない言葉は、気軽には使えません。本記事でご紹介する使い方を参考に、「いずれか」を使ってみましょう。

「いずれか」と「いづれか」はどちらが正しいか

「いずれか」と「いづれか」は、どちらが正しいかあやふやになってしまうことはないでしょうか。漢字表記にすると「何れか」と書くことができます。古文では「いづれか」と表記されていましたが、現代では「いずれか」と書くようになりました。しかしひらがな表記の場合も、「いづれか」と書いても間違いではありません。

「いずれか」は現代語

本来は、「いづれか」という表記でしたが、今は歴史的表記という扱いになっており、現代の国語表現としては、「いずれか」と書くように教えられています。疑問や反語などの、「いずれか」の古文で使われていた意味で、現代でも使われることがありますが、「いずれか」という表現自体が、文語体に近いので、使用する場面が減っています。

「いづれか」は歴史的仮名遣い

古文のなかでは、「いずれか」というひらがなで表現されることはなく、「何れか」という漢字交じりの表記か、「いづれか」という、歴史的仮名遣いで表現されます。古文のなかで使われる「いづれか」の意味は、「どちらが○○か」という疑問の意味のほか、「どちらが○○か、いやどれでもない」という反語の意味で使用されます。

「いずれか」の意味と例文4つ

「いずれか」の意味

「いずれか」とは、「いくつかある中のどれか」という意味で使われる言葉です。「いったいどれが」という意味もありますが、主に古語として、古文の中で使われている意味です。

「いずれか」の漢字表記

漢字表記にすると、「何れか」と書くことができます。ひらがな表記の場合も、「いづれか」と書いても間違いではありません。本来は、「いづれか」という表記でしたが、今は歴史的表記という扱いになっており、現代の国語表現としては、「いずれか」と書くように教えられています。

「いずれか」の例文4つ

「いずれか」は、現代では主に「いくつかあるどれか」を指す言葉ですが、「いくつかある」の意味は、「二つ以上の複数個」と理解できるため、厳密には「いずれか」にはいくつか意味が出てきます。「いずれか」を使った例文を4つご紹介しますので、使い分けをする際に参考にしてみてください。

例文1「いずれか1つ」

「いずれか1つ」という言い方の場合は、択一という意味を明確に表現しています。「どれか一つ」と言い換えることもできます。

【文例】
・副賞は、目録の中のいずれか一つを、受賞者が選択可能です。

例文2「いずれか一方」

「いずれか一方」とは、先にご紹介した「いずれか」の意味の解釈からすると、「二つ以上の複数の選択対象の一方」と捉えることができます。しかし、ほとんどの場合、選択候補は二つで、二つの中から一方を選択することを意味しています。

【文例】
・最終選考に残ったふたりのうち、いずれか一方が女王の称号を得ることができます。

例文3「いずれかの日」

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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