「進捗状況」の使い方・読み方・書き方|いかがでしょうか
更新日:2024年07月23日
進捗状況の確認のしかたは?
仕事をしているなかでは、仕事の進み具合について確認しなければならない場面があります。仕事の進み具合は、仕事の「進捗状況」ということばで表現されることが多いです。今回は仕事の「進捗状況の確認のしかた」と「進捗状況の伝え方」について説明します。
進捗状況を把握することはビジネス上とても重要なことであるため、それぞれの方法をきちんと身につけましょう。
「進捗状況」の読み方と意味
「進捗状況」の「進捗」は「しんちょく」と読みます。すでに説明したとおり、「進捗」は「進み具合」を示すことばです。
社会人として働きはじめると、進捗状況を尋ねられる場面は何かと多くなります。進捗状況を把握することはたくさんの人同士の連携で円滑に仕事を進めるためには、重要なポイントとなります。仕事をするからには誰しもが気にしなければならないことであるため、常に進捗状況の把握を心がけましょう。
進捗状況を確認する意味
進捗状況を確認する際には、なぜ進捗状況を確認するのか理解しておくことが重要です。進捗状況を確認する意味が分かっていなければ、確認する意味があまりありません。
進捗状況を確認する理由は、相手が確実に仕事を進めているかどうかを明らかにし、期限までに確実に仕事を終わらせることができるようにするためです。そのため、進捗状況を確認したうえで、仕事があまり進んでいないことが分かった場合には、仕事をするよう相手に催促することも必要です。
といっても、進捗状況の確認自体が相手にとっては、仕事の催促としてとらえられることもあるため、はじめのうちは仕事が進んでいないことがわかっても様子を見ることが多いです。
進捗状況の使い方
進捗状況を確認する際には、ある程度決まった言い回しがあります。ここではそれを例に挙げ、使い方を確認しておきます。
進捗状況はいかがでしょうか
まず「進捗状況はいかがでしょうか」という言い方があります。「いかがでしょうか」と言われると聞きなれていない新人などであれば口ごもってしまったり、返答に困ったりすることもあるかもしれませんが、基本的にはこのような言い回しをすることで「どのくらい仕事が進んでいるか」聞いているのだということを相手は理解します。
「どのくらい仕事が進んでいますか」とい言うよりは少し遠回しな言い方であるため、あまり相手をせかすつもりはないが確認しておきたい場合やはじめてその相手に進捗状況を聞く場合に使うとよい言い方です。
進捗状況についてお尋ねいたします
「進捗状況をお尋ねいたします」という言い方は、「進捗状況はいかがでしょうか」という言い方に似ています。この言い回しから受ける印象は、「進捗状況はいかがでしょうか」とほぼ同じです。
少し遠回しな遠慮がちな言い方であるため、相手にとって気を使ったことば使いです。はじめて進捗状況を確認する場合や念のための確認の場合などに使用するといいです。
また、「進捗状況はいかがでしょうか」はそれだけで使っても十分意味が伝わりますが、「進捗状況をお尋ねいたします」の場合はそのあとに、より詳しく聞きたい内容をより列挙して使うといいでしょう。
進捗状況を教えてください
「進捗状況を教えてください」という言い方は、「進捗状況はいかがでしょうか」という言い回しに比べるとやや直球な言い回しです。もしかすると相手はせかされていると感じることもないとは言えません。
とはいえ、失礼な言い方ではないため、進捗状況を確実に把握したいときには使用して構わないことばです。どうしても「進捗状況を教えてください」と言いづらい場合は、その前に「恐れ入りますが」または「お忙しいところ申し訳ございませんが」といったクッションことばを添えると、全体の言い回しが柔らかくなるためおすすめです。
進捗状況をご報告ください
「進捗状況をご報告ください」という報告を求める言い回しは、上の立場からの言い方です。もともと主従関係がはっきり分かれている場合には、はじめて進捗状況を確認する段階からこの言い回しを使っても問題ないこともあります。
お互いが同等の立場で仕事を進めているときには、相手が予定の日時になっても提出物を提出しない場合や連絡がない場合など、確実に相手に否があるときに使用することができるでしょう。
相手との関係を見極めて少し慎重に使う必要がある言い回しです。
初回公開日:2018年02月05日
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