Search

検索したいワードを入力してください

「できますでしょうか」は日本語として正しいのか・言い換え

初回公開日:2018年02月16日

更新日:2020年02月10日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「できますでしょうか」という言葉を見たことはありませんか。「お願いできますでしょうか」などの表現がありますが、正しい言葉なのかどうか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。「できますでしょうか」は日本語として正しいのか、言い換え表現はあるか、ご紹介します。

data-max-num-ads=8 data-matched-content-rows-num="2" data-matched-content-columns-num="4" data-matched-content-ui-type="image_stacked" data-ad-format="autorelaxed">

「できますでしょうか」は日本語として正しい?

「できますでしょうか」という表現は、ビジネスメールなどでしばしば見られます。例えば、「お願いできますでしょうか」などの使い方があります。「できますか」と同じ意味がありますが、「できますでしょうか」は日本語として正しいのでしょうか。詳しく考えてみましょう。

「できますでしょうか」に含まれる丁寧語とは?

「できますでしょうか」という言葉の中には、「ます」と「です」という丁寧語が存在します。「ます」は、「できます」の部分に含まれています。また、「でしょうか」の「でしょう」は、もともとの形が「です」となります。

丁寧語は、話の聞き手や読み手を敬う敬語です。例えば、メールの文章を「です・ます調」にすると、相手に対して丁寧な表現でのメールになります。これは、「です」や「ます」という丁寧語を使用することによって、メールの読み手を敬うことを意味します。

このように、丁寧語は話の相手を敬う敬語となります。「できますでしょうか」に含まれる「ます」と「です」も、話の相手に対する敬意を示しています。

「できますでしょうか」と「できますか」の違いは?

「できますでしょうか」の意味は、「できますか」が基本となります。「~することはできますでしょうか」であれば、「~することはできますか」という意味になります。一方で、「できますか」には「ます」という丁寧語が1つ含まれていますが、「できますでしょうか」には「ます」と「です」で2つの丁寧語が含まれているという違いがあります。

また、ニュアンスとしては、「できますか」よりも「できますでしょうか」の方がやわらかい表現となります。

「できますでしょうか」は二重敬語?

「できますでしょうか」は、「ます」と「です」という2つの丁寧語が含まれているため、丁寧語が二重に使用されていることになります。これは二重敬語に該当します。

二重敬語は、同じ種類の敬語を重ねて使用する表現です。例えば、謙譲語に謙譲語を重ねる、丁寧語に丁寧語を重ねるといった例が二重敬語に該当します。これは、厳密には正しい用法ではありません。一方で、謙譲語に丁寧語を重ねるなどの場合は、敬語の種類が異なります。そのため、二重敬語にはなりません。

「申し上げます」という言葉を例に考えると、「申し上げる」という謙譲語に「ます」という丁寧語が続いていますが、これは敬語の種類が異なるので、二重敬語ではなく正しい用法です。一方で、「できますでしょうか」は、「ます」と「です」という丁寧語が二重に使用されているので、二重敬語になります。

二重敬語は誤りなのか?

二重敬語は、一般的には誤りとされています。しかし、「お召し上がりください」など、日常生活で一般的に使用されている二重敬語もあります。「お召し上がりください」は「お~ください」という尊敬語と、「召し上がる」という尊敬語が重なっているため、二重敬語に該当します。しかし、これは幅広く使用されている表現です。

このように、二重敬語は厳密には誤りですが、慣例化してしまっている例もあります。二重敬語で慣例化している表現は、日常生活やビジネスシーンで使用しても、そこまで違和感はありません。一方で、「拝見させていただく」などの二重敬語は、ビジネスシーンとしては好ましいとは言えません。

慣例化している表現とそうでない表現の区別は難しいですが、「できますでしょうか」は、日常生活やビジネスシーンでも使用される例があります。ただ、他の表現に変えることができれば、変えた方が好ましいと言えるでしょう。

二重敬語が誤りとされる理由

同じ種類の言葉を重ねて使用することは、回りくどく冗長な表現になります。二重敬語も、同じ種類の敬語が重複していることで、くどい印象を与えてしまいます。また、同じ種類の敬語を重ねることは、丁寧すぎる使い方になります。丁寧すぎる表現は、かえって相手に失礼な印象を与える場合があります。

これらの理由もあり、一般的に二重敬語は誤りとされています。一方で、先ほど例に挙げた「お召し上がりください」などの慣例化した表現は、あまりくどい印象がありません。また、「拝見いたします」という表現も二重敬語ですが、こちらもくどい印象が少なく、ビジネスシーンで使用されることがあります。

「できますでしょうか」は使用していいのか?

二重敬語が誤りとされる理由は、くどい印象があること、丁寧すぎてかえって失礼になることなどが挙げられます。しかし、そこまでくどい印象がなく、失礼な表現でもない場合は、二重敬語でも一般的に使用されています。

「できますでしょうか」も、日常生活やビジネスシーンで使用される場合がありますが、ややくどい印象を受ける方もいます。一方で、丁寧すぎて失礼かと言われると、そこまで失礼な印象は見られません。特に「お願いできますでしょうか」などの表現は、一般的に使用されているため、そこまで違和感がありません。

一方で、「お伺いできますでしょうか」といった表現は、くどい印象を与えることがあります。この場合、「お伺いしてもよろしいでしょうか」などの表現にした方が好ましいです。

なぜ「できますでしょうか」が使用されるのか?

「できますでしょうか」が使われる理由には、なるべくやわらかい表現で伝えたいなどの点が挙げられます。「できますでしょうか」は、「ます」と「です」という丁寧語が2つ使用されることで、相手に対して何かをやんわりと伝えることができます。丁寧語としての役割を考えると、便利な表現とも言えます。

例えば、「できますか」と表現すると、強い表現でぶっきらぼうな印象を与えることがあります。特に目上の人に対して「できますか」と言うことには、抵抗を覚える方も多いでしょう。一般的にも、目上の人に「できますか」を使用する例はあまり見られません。一方で、「できますでしょうか」にすると、やわらかい表現という印象があります。

しかし、上に挙げた「お伺いできますでしょうか」などの表現は、可能であれば他の表現に変えた方が無難です。「お伺いしてもよろしいでしょうか」といった表現の方が、違和感がありません。

「できますでしょうか」の言い換えは?

「できますでしょうか」は、「可能でしょうか」や「よろしいでしょうか」といった表現を使用し、言い換えることができます。それぞれの例について、詳しく見ていきましょう。

「可能でしょうか」に言い換える例は?

例えば、「送っていただくことはできますでしょうか」という表現を考えてみましょう。これだけ見ると、やはりくどい印象があります。ビジネスシーンで使用する表現としては、適切とは言えません。

この場合、「送っていただくことは可能でしょうか」という言い換えが考えられます。例えば、「本日中に資料を送っていただくことは可能でしょうか」といった使い方があります。このように表現すれば、くどい印象が少なくなります。

一方で、「いただくことは可能でしょうか」という表現は、目上の人や取引先などに対しては使用しない方が好ましいです。以下、詳しく説明します。

「可能でしょうか」に言い換える際の注意点は?

「可能でしょうか」という表現はビジネスメールなどでしばしば見られます。一方で、言い回しとしては若干強い表現となります。そのため、使用する場合には注意が必要です。

例えば、上で例に挙げた「本日中に資料を送っていただくことは可能でしょうか」は、「本日中に資料を送っていただいてもよろしいでしょうか」や「本日中に資料を送っていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか」といった表現の方が、より丁寧な印象があります。

「可能でしょうか」という表現は、「できますでしょうか」の言い換えとしては考えられます。ただし、「いただくことは可能でしょうか」のように表現すると、相手によっては失礼な印象を与えてしまいます。目上の人や取引先などに対しては、「いただいてもよろしいでしょうか」といった表現を使用しましょう。

「よろしいでしょうか」に言い換える例は?

上で挙げた「送っていただくことはできますでしょうか」という表現は、「送っていただいてもよろしいでしょうか」に言い換えることができます。この表現も、「できますでしょうか」を使用するより、まとまった印象があります。また、「送ってくれますか」や「送っていただくことはできますか」よりも、違和感なく使用することができます。

「よろしいでしょうか」に言い換える際の注意点は?

「できますでしょうか」を「よろしいでしょうか」に言い換える場合、「できますか」という意味をきちんと伝えなくてはなりません。この場合、「してもいいですか」という意味になり、これを丁寧に表現すると「していただいてもよろしいでしょうか」となります。

「していただいてもよろしいでしょうか」は、一般的にしばしば見られる表現です。一方で、言い回しが長く、わかりにくい印象を与えることもあります。そのため、「できますでしょうか」と同じく、くどい印象になるおそれがあります。

この場合も、「送っていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか」などのように、わかりやすい表現にした方が好ましいです。これは、「考えておりますが」の部分で区切りがあり、比較的わかりやすい表現と言えます。

「できますでしょうか」と「できませんでしょうか」の違いは?

「できますでしょうか」と似た表現に、「できませんでしょうか」という言葉があります。こちらも、ビジネスシーンで見ることがある表現ですが、「できますでしょうか」とどのような違いがあるのでしょうか。詳しく考えてみましょう。

「できませんでしょうか」に含まれる丁寧語は?

「できませんでしょうか」という言葉は、「できません」と「でしょうか」に分けて考えることができます。「できません」に含まれる「ません」のもともとの形は、丁寧語の「ます」になります。また、「でしょうか」には「でしょう」が含まれており、「でしょう」は丁寧語の「です」がもともとの形です。

「できませんでしょうか」も二重敬語になる

「できませんでしょうか」は「できますでしょうか」と同じく、「ます」と「です」という2つの丁寧語が含まれていることになります。同じ種類の敬語が二重に使用されているので、「できませんでしょうか」も二重敬語となります。そのため、「できますでしょうか」と同じく、厳密には正しい表現とは言えません。

「できますか」と「できませんか」の違いで考える

「できますでしょうか」と「できませんでしょうか」の違いは、「できますか」と「できませんか」の違いで考えるとわかりやすいです。例えば、「~することはできますか」と相手に聞く場合、「できますか」と聞いているので、「できる」という可能性を強調した言い方になります。これは、依頼としては強い表現になります。

一方で、「~することはできませんか」と表現すると、「できませんか」と聞いているので、やんわりとした依頼というニュアンスがあります。また、「~することはできますか」より控えめな表現になるので、相手に示す敬意も高くなります。

同じように考えると、「できますでしょうか」より「できませんでしょうか」の方が控えめなニュアンスになります。例えば、「お願いできませんでしょうか」の方が、「お願いできますでしょうか」より控えめな表現と言えます。

「できませんでしょうか」の注意点とは?

「できませんでしょうか」は二重敬語となるので、「できますでしょうか」と同じく文法として厳密に正しいとは言えません。そのため、「できますでしょうか」と同じく、くどい印象になることもあります。他の表現に変えることができれば、言い換えた方が好ましいでしょう。

また、「できませんでしょうか」は控えめな表現ですが、これだけ聞くと意味がわかりにくい場合があります。例えば、「お願いできませんでしょうか」という表現は、「お願いできないでしょうか」にした方がわかりやすいと言えます。

さらに、「お願いできませんでしょうか」より「お願いできますでしょうか」の方が強い表現となり、「お願いをしている」という状態をわかりやすく伝えることができます。「お願いできませんでしょうか」にすると、控えめな印象を出すことはできますが、「お願いをしている」という状態が伝わりにくいおそれがあります。

「できますでしょうか」と「可能でしょうか」の違いは?

ニュアンスに違いがある?

先ほど見たように、「できますでしょうか」を「可能でしょうか」に言い換えて表現する場合があります。しかし、「できますでしょうか」と「可能でしょうか」にはニュアンスに若干の違いがあり、必ずしも言い換えて表現できるとは限りません。

「できますでしょうか」より、「可能でしょうか」の方が、やや強い表現となります。「できますか」よりは丁寧でやわらかい表現ですが、「できますでしょうか」の言い換えとしては強すぎる表現になる場合もあります。

「可能でしょうか」の使用例は?

「可能でしょうか」は、「可能ですか」という意味が基本となります。これは、「できますでしょうか」が「できますか」を基本とし、「できますか」よりもやわらかな表現になることと似ています。

例えば、「資料を送っていただくことは可能ですか」よりも、「資料を送っていただくことは可能でしょうか」の方が、やんわりとした表現になります。このように、「できますか」や「可能ですか」よりやわらかな印象を出しつつ、「できますでしょうか」よりも強く、はっきりと伝えたい場合に効果的な表現です。

ただし、先ほども見たように、「いただくことは可能でしょうか」という表現は、目上の人や取引先などに対しては使用せず、「いただいてもよろしいでしょうか」などの表現を使用しましょう。

「できますでしょうか」の使い方は?

「できますでしょうか」の使い方としては、「お願いできますでしょうか」が代表的と言えます。これは、「可能でしょうか」で言い換えると違和感があります。また、「お願いできますか」と表現すると、やや強いニュアンスになります。そのため、やんわりとお願いをしたい場合に、「お願いできますでしょうか」は便利な表現となります。

「できますでしょうか」は、「できますか」ということをやんわりと伝える場合に使用できます。また、控えめな表現として相手に敬意を示す場合にも効果的です。

一方で、先ほど見たように、「お伺いできますでしょうか」や「送っていただくことはできますでしょうか」といった使い方は、やはりくどい印象があります。特に、「送っていただくことはできますでしょうか」のような使い方は避けた方が無難です。「送っていただいてもよろしいでしょうか」などの表現に変えるようにしましょう。

メールでの「できますでしょうか」の使い方は?

メールで「できますでしょうか」を使用する場合、口頭で使用する場合よりも注意が必要と言えます。文章で伝えることになるため、長い言い回しによってくどい印象を強めてしまう可能性があるからです。そのため、メールではなるべく「できますでしょうか」は使用せず、他の表現で言い換えた方が好ましいです。

「お願いできますでしょうか」などの表現は、そこまで違和感がありません。ただし、メール全体の中でくどい印象になる場合は、「お願いしてもよろしいでしょうか」といった表現を使用しましょう。

言い換え表現をおさえて使い分ける!

今回は、「できますでしょうか」は日本語として正しいのか、使い方や言い換え表現についてご紹介しました。「できますでしょうか」は二重敬語に該当するので、厳密には正しい文法とは言えません。一方で、「お願いできますでしょうか」などの表現は、日常生活やビジネスシーンでもしばしば見られます。

二重敬語には、「お召し上がりください」のように慣例化されている表現もあります。しかし、「できますでしょうか」は、「お召し上がりください」に比べると一般的とは言えません。そのため、使用する場面には注意しておく必要があります。適切な使い方ができるよう、言い換え表現もおさえておきましょう。

一般的に見聞きする表現でも、敬語として正しいかどうかを考えることは重要なポイントです。「できますでしょうか」もその一つの例として、ぜひ検討してみてください。

Latests