「幸いに存じます」の意味・使い方とは?例文や言い換え表現も解説
更新日:2024年08月01日
「メールでお願い事をするとき、なんて言えばいいんだろう」
「幸いに存じますってどういうときに使える表現なの?」
このように、「幸いに存じます」の使い方について悩んだことはありませんか。「幸いに存じます」は、「〜と思います」の意味で使うことができる、便利な敬語表現です。
この記事では、「幸いに存じます」の意味から使い方、例文まで紹介しています。また英語表現についても触れています。
この記事を読むことで、「幸いに存じます」の使い方に詳しくなれるでしょう。言い換え表現もあわせて、シーンごとにどう言えばいいかわかるようになります。
ビジネスシーンでの使い方や、メールの作り方に悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。
「幸いに存じます」の意味
「幸いに存じます」という言葉を使っている人がいたとしたら、どのような印象を受けますか。ほとんどの方が良い印象を受けるのではないでしょうか。
精錬された言葉のイメージもありますし、深い敬意が示されているフレーズのような気もします。
しかし、イメージだけで言葉について理解しているだけでは、その言葉を自分の会話の中に取り入れることは難しいといえるでしょう。
なぜなら、正確な意味に精通していなければ、ある特定の言葉を使おうと感じたとしても、不安や恐れからその言葉を使わなくなってしまうからです。
では「幸いに存じます」という言葉を普段の会話の中で使うために、まずは正確に意味について理解するようにしましょう。
意味について理解することができたのであれば、その後、例文についても調べることができます。
「幸い」の意味
国語辞書などで「幸いに存じます」というフレーズの意味について調べてみると「そうしてもらうと助かる、嬉しく思う」という意味があることを確認することができます。
その中でも「幸い」とは自分にとって非常に望ましく幸せである状態を指します。ある状況が、ある人にとって上手く利用できること・幸運であることを意味します。なので、「幸いに存じます」の「幸い」には「(自分にとって)嬉しい」というニュアンスが含まれていると考えて良いでしょう。
「存じます」は「思う」の謙譲語・丁寧語
「存じます」は「思います」という意味です。分解すると、「思う」の謙譲語である「存ずる」に丁寧語の「ます」を付けた言葉です。相手に敬意を表したいときに使えるので、ビジネスシーンやメールにおいて「〜だと思います」と伝えたいときに使うことができます。
以上の通り、「幸いに存じます」は敬語表現ですので、目上の人や取引先の相手などに使うようにしましょう。対等の立場の人や、目下の人には使わない表現です。
「幸いに存じます」の使い方・例文
「幸いに存じます」という言葉を自分の会話の中に取り入れるために必要なのは、この証言が使われている例文を覚えることです。
そのようにすることによって、今まで「幸いに存じます」というフレーズを使うことができていなかったとしても、すぐに覚えた例文を自分の会話の中に取り入れることができるようになります 。
では、具体的に「幸いに存じます」というフレーズを使ったどのような例文があるのでしょうか。ここで詳しく紹介します。
相手の役に立ちたいとき
相手の役に立ちたい、協力したいという思いを伝えるときに「幸いに存じます」を使うことができます。ビジネスシーンで使用することで、良い印象を与えることができるでしょう。
「役立つかわかりませんが、よかったらどうぞ」というニュアンスがあり、押し付けがましくないので良い印象を与えることができます。
例文「お役に立てれば幸いに存じます」
相手の役に立ちたいときに使える「幸いに存じます」の例文を紹介します。
- 「お役に立てれば幸いに存じます」
- 「今日のセミナーがお役に立つと幸いに存じます」
- 「この資料が、明日のプレゼンテーションのお役に立てれば幸いに存じます」
相手に依頼・要請するとき
相手にお願いするときにも「幸いに存じます」を使うことができます。例えば、目上の人に資料を見てほしいとき、「資料をご覧ください」と伝えると、きつい印象を与えかねません。「資料をご覧いただけると幸いに存じます」と伝えることで、柔らかく、丁寧な印象を与えることができます。
例文「少々お待ちいただければ幸いに存じます」
相手にお願いするときに使える「幸いに存じます」の例文を紹介します。
初回公開日:2018年02月07日
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