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「鋭意作成中」の意味とビジネスでの使い方|誠意作成中

更新日:2024年04月23日

ニュースやビジネスシーンでたまに聞くことがある「鋭意作成中」という言葉を、ご存知でしょうか。「鋭意作成中」は、日常生活ではあまり聞きなれない言葉ですが、使えるようになると、とても印象をよくする言葉です。この記事ではそんな「鋭意作成中」についてご紹介します。

熱心に作成しております。

「熱心」は「ある物事に熱を入れて深く心を打ち込むさま」を言います。これも、「鋭意」と似た表現です。

「無我夢中になって作成しております」や「誠意作成中」よりは、少し軽い印象の表現なので、「無我夢中」や「鋭意作成中」と言えるほどではないけど、「よくよく頑張って作っていますよ」と言いたいときに、使える表現です。

誠心誠意取り組んでおります。

「誠心誠意」とは「真心をもってうそ偽りなく物事にあたるさま」を表現する言葉です。ですので、「誠実に真面目に取り組んでいます」という意味のフレーズになります。「作成する」の部分が「取り組んでいる」に変わっているので、何かを作ること以外にも使える言い回しです。

ただし、誠心誠意という言葉は、ビジネスの場で使うと、「その取り組んだものの全ての責任を持ちます」という意思表示にもなるので、使うときにはその点に注意が必要です。

「鋭意作成中」と「誠意作成中」の違い

「鋭意作成中」と似た言葉で、「誠意作成中」という言葉をよく聞きます。「鋭意作成中」と「誠意作成中」の違いはなんなのでしょうか。この項では二つのフレーズの意味について説明します。

誠意の意味

「誠意作成中」の「誠意」とは、「自分の利益を得ようとする気持ちを離れて、正直に熱心に物事にあたる心」という意味があります。「誠意を示す」という場合は、「自分のことは置いておいて、正直で一生懸命な心を見せる」ということになります。

誠意作成中だと「心を作ってる途中」になってしまう

ここで「鋭意」の意味をおさらいしましょう。「鋭意」は「気持ちを一点に集中させて物事に励む」という意味がある言葉でした。ですので、「鋭意作成中」といった時には、「気持ちを一点に集中させて作成している(励んでいる)」という意味になります。

ところが「誠意」には「正直で熱心に物事にあたる心」という意味はあっても、「物事に向かっている」という意味合いはありません。つまり、「誠意作成中」と言ってしまうと、「正直で熱心に物事にあたる心を作っています」という意味になってしまいます。

ですので、「誠意作成中」とは言いません。一生懸命やっています、と言いたい時には、「鋭意作成中」というのが正しい表現です。

もっと知りたい「鋭意」の使い方

ここまで、「鋭意作成中」というフレーズを中心に見てきました。ところで、この「鋭意作成中」の「鋭意」という言葉は、「作成」という言葉以外と組み合わせることもできる言葉です。この項では、そんな「鋭意」という言葉を使った表現をご紹介します。

鋭意努力します

「鋭意」に「努力」という言葉がついて、「一点に集中して努力します」という意味のフレーズになります。「鋭意作成中」のときのように、「その一点に集中して何をするか」までは決めていない言葉なので、単に「一生懸命頑張ります」と言いたいときに使えるフレーズです。

また、このフレーズは「鋭意」という言葉を使うことによって、ただ単に「努力します」と言うよりも、「一生懸命さ」や「真面目さ」を伝えることができる、表現であるとも言えます。

鋭意精読しております

「精読」とは「細かいところまでよく注意して丁寧に読むこと」です。この言葉も「鋭意」と同じく、日常生活で使うことはありませんが、ビジネスの場面で聞くことがある言葉です。

「精読」にもすでに「丁寧に読む」という意味があるのに、さらに「鋭意」と言う言葉がつくので、「集中して真剣に、細かいところまでよく念入りによく見て、丁寧に読んでいます」という意味になります。

取引先から大事な書類をもらったときなどに使う言葉です。

鋭意検討をしております

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初回公開日:2018年03月13日

記載されている内容は2018年03月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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