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「真摯な対応」の意味と使い方・類語・目上の人への使い方

更新日:2024年02月12日

ニュースやテレビでよく聞く言葉に「真摯な対応」というフレーズがあります。しかし、この「真摯な対応」とは具体的にはどのような対応のことなのでしょうか。この記事ではそんな「真摯な対応」という言葉に意味について、掘り下げてご紹介します。

「真摯な対応」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるのでしょうか。ここでは「真摯な対応」と似た意味を持つ、表現をいくつかをご紹介します。

誠意のある対応

「誠意」とは「自分の利益や損得を離れた、嘘偽りない正直な心」という意味の言葉です。ですので、「誠意のある対応」とは、「嘘偽りない正直な心で応じる」という意味を持つフレーズです。「真摯な対応」と同じ意味のあるフレーズであると言えるでしょう。

誠実な応対

「誠実」も「誠意」と同じ意味を持つ言葉で、「自分の利益や損得から離れて、真心を持って物事に応じること」や、「真面目な様子」を意味する言葉です。一方、「応対」は「広く相手に対して受け答えすること」を指す言葉です。ですので、「真面目な様子でどんな人や状況にも応じること」という意味のフレーズになります。

真摯な応対

「真面目に一生懸命にどんな人や状況にも応じる」という意味のフレーズです。「真摯な対応」というと「ある事柄や人」に対して真面目に一生懸命に応じる、という意味になりますが、「真摯な応対」ではその対象を限らず広く真摯に応じることを意味します。

「真摯な対応」の例文

では、実際には「真摯な対応」とはどのような使われ方をするフレーズなのでしょうか。その使い方を、いくつかの例文から見てみましょう。

「真摯な対応を取らなければならない」

これはよくニュースなどで聞く言葉です。ある問題を起こした人や、その問題に関わる人が、「真面目に一生懸命に問題に向き合わなくてはいけない」ということを表明するときにいう言葉です。

「真摯な対応」が「真面目で一生懸命に応じること」を指す言葉なので、「その問題について責任を取らなくてはいけない」というニュアンスを感じさせる言い回しです。

「真摯な対応をお願いします」

これはある問題が起こった時に、問題を起こした当事者やその問題が怒るのに関わった人に向けて言われることが多い言葉です。「ことの重大さを受け止めて、きちんと問題に向かってください」というようなニュアンスがあります。

「真摯な対応とって下さり、ありがとうございます」

こちらは上の「真面目に対応してくれて嬉しかった」といったことや、「真面目に取り合ってくれて助かった」というときに使うフレーズです。

例えば、「旅館に泊まったときに部屋の蛇口がうまく使えなくて旅館の方に連絡したら、すぐに部屋を変えてくれたとき」や、「デパートで売り場に迷って相談したら、目的の売り場まで誘導してくれたとき」などに、「真摯な対応をとってくださり、ありがとうございます」と言います。

このように、「真摯な対応をとってくださり、ありがとうございます」は、自分が相談したことや、頼んだことに対して、相談された・依頼された側の人が、誠実に向き合ってくれたときに使う感謝の言葉です。

真摯な対応に感謝いたします

これも、上の「真摯な対応をとってくださり、ありがとうございます」と同じ意味を持つ言葉です。ただし、「感謝します」という表現が少し堅苦しい表現なので、かしこまった場や文章の中で使うことが多い表現であると言えるでしょう。

「真摯」と「真面目」、「真剣」との違い

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初回公開日:2018年03月14日

記載されている内容は2018年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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