「ご芳志」の意味と使い方・読み方・ご厚意・寸志との違い
更新日:2024年09月26日
上司など目上の人からご芳志をいただいた場合には、その会が終わった次の日に再度お礼メールを送るようにしましょう。たとえば以下のようになります。
(例文)
1.「昨日は、お忙しい中ご参加いただきましてありがとうございました。また、ご芳志まで頂戴し、重ねてお礼申し上げます。」
「ご芳志」の類義語
「ご芳志」と同じような意味の言葉に「ご厚志」がありましたが、その他にも似たような意味の言葉が以下のようになります。
・「ご厚誼」
・「ご厚情」
・「ご芳情」
「ご芳志」の類義語:「ご厚誼」
「ご厚誼」とは「ごこうぎ」と読みます。「ご厚誼」とは、「心から親しい付き合い」という意味です。「誼」という漢字は、親しい間柄という意味があって、「ご厚誼」は、言い換えれば「情の厚い交際」という意味になります。「ご厚誼」を使った例文が以下になります。
(例文)「どうか、今後とも変わらぬご指導とご厚誼を賜りますよう心よりお願い申し上げます。」
「ご芳志」の類義語:「ご厚情」
「ご厚情」とは「ごこうじょう」と読み、「厚情」とは「深い情け、思いやり」を意味し、そこに「ご」をつけて尊敬の意味をつけた言葉です。「ご厚情」はビジネスシーンにおいてもよく使う言葉ですので、意味や使い方を覚えておくと良いでしょう。
(例文)「平素より、格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。」
「ご芳志」の類義語:「ご芳情」
「ご芳情」とは「ごほうじょう」と読み、「相手を敬って、その親切な心遣い」を意味します。たとえば、喪中はがきなどに以下のような形で使用します。
(例文)「本年中に賜りましたご芳情に深く感謝いたします。」
「ご芳志」の意味と使い方を覚えましょう
いかがでしたか。「ご芳志」という言葉は、「ご厚志」と同じ意味で使って良いことがわかりました。ただし、「ご芳志」の方が、よりかしこまった言い方だということで、葬儀や告別式などのお礼に使ったり、飲み会で寸志をいただいた場合の紹介で使ったりすることがわかっていただけたでしょうか。
「寸志」は、上司など目上の人が飲み会などでお金を贈る場合ののし袋の表書きで、実際に紹介する場合には「ご芳志」「ご厚志」と紹介するということをしっかりと覚えておきましょう。また、「ご芳志」と組み合わせて使う「の程」「誠に有難く」といった言葉の使い方も覚えておくと、挨拶文などに使うときに役立ちます。
初回公開日:2018年04月16日
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