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「了承いたしました」の意味と使い方・ビジネスでの正しい使い方

更新日:2020年05月26日

人と会話していくうえで、またはビジネスシーンでメールや電話のやりとりをするときに必要不可欠なのが「敬語」です。敬語が正しく使えないと、社会人としてマナーが悪いと印象付けてしまいます。今回は、「了承いたしました」という言葉について見ていきたいと思います。

「了承いたしました」の意味と使い方

ビジネスシーンで頻繁に使われる「わかりました」という意味合いでかしこまった言い方とされる言葉が複数存在します。代表的な例として「承知いたしました」「了解いたしました」「了承いたしました」「かしこまりました」とありますが、ただ相手に言われた言葉について理解をしたという単純なものではなくそれぞれ意味を持っています。

では、この「了承いたしました」という言葉は敬語なのでしょうか。この中で今回は「了承いたしました」について意味と使い方を解説していきます。

「了承いたしました」の意味

「了承」とは相手の申し出や頼み事を「それでよいですよ」と承諾することです。丁寧語として目上の方に対して使用する機会がありますが、「了承いたしました」は目上の人に対して使用することは失礼に値する言葉とされています。基本的には部下や後輩など目下の相手に対して使用されます。

りょう しょう [0] れう- 【了承】 ・りやう- 【諒▼承・領承】
( 名 ) スル
〔古くは「りょうじょう」〕
事情をくんで納得すること。承知すること。領掌。 「相手の-を得る」 「よろしく御-下さい」

出典: https://www.weblio.jp/content/%E4%BA%86%E6%89%BF |

「了承いたしました」とシーン別の敬語の使い方

いざという時に、「これはどの意味だっけ」となってしまうのを防ぐために普段使いの言葉から変換してみましょう。

目下の方へ承諾するシーン

部下や後輩へ「OKです」
・了承いたしました
・了承しました
・了解しました

部下や後輩へ「大丈夫です」
・了承いたしました
・了承しました
・問題ありません

部下や後輩へ「引き受けます」
・了承いたしました
・了承しました
・お受けします

部下や後輩へ「いいですよ」
・了承いたしました
・了承しました
・了解しました

お決まりのフレーズを使用した文例
・欠勤の件、了承しました。
・ミーティングの件、 了承いたしました。
・納期延期の件、了承いたしました。
・スケジュール変更の件、了承いたしました。
・了解しました。今回はお任せします。

このように目下の方へ承諾する際に使用しましょう。少し堅いと感じたら「了承いたしました」を「了承しました」と少し崩すと軽い印象になります。

目上の方へ承諾するシーン

上司や先輩へ「OKです」
・承知いたしました
・承知しました
・かしこまりました

上司や先輩へ「大丈夫です」
・承知いたしました
・承知しました
・問題ございません

上司や先輩へ「引き受けます」
・承知いたしました
・承知しました
・お引き受けします

上司や先輩へ「いいですよ」
・承知いたしました
・承知しました
・かしこまりました

お決まりのフレーズを使用した文例
・週末までに原稿をご提出いただけるとのこと、承知いたしました。
・ご注文は確かに承りました。ありがとうございました。
・単価値上げの件、承知致しました。
・忘年会の幹事の件、お引き受けいたします。

このように目上の方へ承諾する際には「了承いたしました」は使用しないようにしましょう。よほどの目上の方には「承知いたしました」を使用したほうが無難ですが、近しい先輩などへは「承知しました」と軽い印象でも失礼にはあたりません。

お客様や取引先へ承諾するシーン

お客様や取引先へ「OKです」
・承知いたしました
・確かに承りました
・かしこまりました

お客様や取引先へ「大丈夫です」
・承知いたしました
・確かに承りました
・問題ございません

お客様や取引先へ「引き受けます」
・承知いたしました
・確かに承りました
・おやすいご用です

お客様や取引先へ「いいですよ」
・承知いたしました
・承知しました
・お役に立てれば幸いです

お決まりのフレーズを使用した文例
・会議の件ですが、確かに承りました。
・こちらのデータ修正の件、承知いたしました。
・書類作成のみのご依頼もおやすいご用です。
・雰囲気に合わせてこちらを送付しました、お役に立てれば幸いです。

このようにお客様や取引先へ承諾する際には「了承いたしました」は使用しないようにしましょう。さらに、社内の人物よりもへりくだった印象の言葉遣いを心掛けたほうが無難です。

「了承いたしました」のビジネス上での正しい使い方

先ほどの意味合いの説明でもあったように、「了承いたしました」は「それでよいですよ」といった上から、または同じ立場の目線からの意味合いになるため、目上の人が部下や後輩などに対して使ったり、社内で同僚に対して使用するのが適切であるといえます。

そのため、お客様や目上の方、上司に対して使う言葉としては不適切とされています。相手の申し出に対して納得して承諾する場合、お客様へは「かしこまりました」を使い、目上の人や上司に対しては「承知いたしました」を使うのが適切な対応です。

丁寧に聞こえるからといって、丁寧な意味合いを持っているとは限らないということでしょう。正しい意味合いを全員がご存じとは限りませんが、目上の人はビジネスシーンでは経験も豊富ですので、意味合いを理解して「了承いたしました」を受け取った場合、不快にさせたり、知識が乏しいと印象づけてしまう可能性があります。

メールなどで「了承いたしました」を使う例

・目上の方が部下へ送るメールとしての一例
部下:明日有給をいただきたいです。
上司:有給の件、了承いたしました。

・先輩が後輩へ送るメールとしての一例
後輩:〇日のミーティングの時間を〇日に変更しました。
先輩: 日程変更の件、了承いたしました。

「~の件、了承いたしました。」という使い方をしましょう。

メール例文:打ち合わせの承諾

件名:〇月某日のミーティングについて
○○○株式会社 計画部
〇〇様

お疲れ様です。
営業部の山田です。

さて、〇月某日(火) 11:00からのミーティングの件、了承しました。
営業部からは、室長の田中と私の2名が参加させていただきます。
資料のほうは先方の人数分と社員分で計8部を用意してください。
それでは、当日どうぞよろしくお願いします。

-----------------------------------------------------
〇〇〇株式会社  営業部
山田 太郎(ヤマダ タロウ)
〒555-9999
大阪府○○市〇〇区△△ 12F
TEL:066-9999-9999(直通) 066-9999-9999 (代表)
FAX:066-9999-9999
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会話の中で「了承いたしました」を使う例

会話の中では「了承いたしました」ではなく、少しくだけた印象の「了承しました」と簡略するのももちろんOKです。あまりかしこまりすぎると、ぎこちないと感じてしまう方もこちらの言い回しならいいやすさがあります。

・部下が書類の確認をしてきた場合の一例
部下:この書類の内容で確認いただけますでしょうか。
上司:そちらの内容で了承しました。

・後輩が先輩へ取引先の内容を伝える場合の一例
後輩:〇〇会社様がこのような提案を申し上げていますが、いかがいたしますか。
先輩:了承しました、引き続きお願いします。

さらに詳しくビジネスシーンでの活用を学ぶ

初回公開日:2018年04月24日

記載されている内容は2018年04月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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