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「了承いたしました」の意味と使い方・ビジネスでの正しい使い方

更新日:2024年02月09日

人と会話していくうえで、またはビジネスシーンでメールや電話のやりとりをするときに必要不可欠なのが「敬語」です。敬語が正しく使えないと、社会人としてマナーが悪いと印象付けてしまいます。今回は、「了承いたしました」という言葉について見ていきたいと思います。

件名:〇月某日のミーティングについて
○○○株式会社 計画部
〇〇様

お疲れ様です。
営業部の山田です。

さて、〇月某日(火) 11:00からのミーティングの件、了承しました。
営業部からは、室長の田中と私の2名が参加させていただきます。
資料のほうは先方の人数分と社員分で計8部を用意してください。
それでは、当日どうぞよろしくお願いします。

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〇〇〇株式会社  営業部
山田 太郎(ヤマダ タロウ)
〒555-9999
大阪府○○市〇〇区△△ 12F
TEL:066-9999-9999(直通) 066-9999-9999 (代表)
FAX:066-9999-9999
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会話の中で「了承いたしました」を使う例

会話の中では「了承いたしました」ではなく、少しくだけた印象の「了承しました」と簡略するのももちろんOKです。あまりかしこまりすぎると、ぎこちないと感じてしまう方もこちらの言い回しならいいやすさがあります。

・部下が書類の確認をしてきた場合の一例
部下:この書類の内容で確認いただけますでしょうか。
上司:そちらの内容で了承しました。

・後輩が先輩へ取引先の内容を伝える場合の一例
後輩:〇〇会社様がこのような提案を申し上げていますが、いかがいたしますか。
先輩:了承しました、引き続きお願いします。

さらに詳しくビジネスシーンでの活用を学ぶ

自分が学ぶ他にも、後輩や部下の社内教育のために自身の敬語を今一度書籍で学びなおして確認するのもよいです。こちらはCDもついていて、場面ごとに正しい敬語を詳しく説明してあるので基本が学べると高評価の一冊です。

「了承いたしました」の敬語表現

「了承いたしました」の敬語の分類は「丁寧語」になります。

目上の方からの部下や後輩への使用は問題ありませんが、他の方への使い方の表現もマスターしていきましょう。

謙譲語

謙譲語とは相手に対してへりくだった表現をすることで、相手に対して敬意を表す言葉になります。

そのため、ビジネスシーンで「了承いたしました」の言葉を謙譲語で使用する場合は「承知いたしました」「かしこまりました」を使用します。

「承知いたしました」の意味と使い方

「承知」とは事情などを知ること、または知っていること。わかっていることを、承諾することです。適切な相手としては目上の方、上司、取引先などの敬意を示す相手に使用します。

または、「承知しました」という言葉でも構いませんが、失礼があってなはならない相手や、よほど上の上司に当たる方には軽く聞こえることもあります。そのため、「承知いたしました」とつけるほうが無難です。

「かしこまりました」の意味と使い方

「かしこまる」とは目上の人の言葉をつつしんで承る。依頼や指示などを承諾することです。適切な相手としてはこちらも目上の方、上司、取引先などの敬意を示す相手に使用します。

「了承いたしました」と「了解いたしました」の違い

「了承いたしました」とは申し出に対して納得すること、理解することです。「了解いたしました」とは意味・内容をはっきり理解することです。つまりそれぞれ同じような意味を持つ言葉ということになります。

ビジネスでもプライベートでもよく耳にする「了解しました」は、同僚もしくは目下に対して使う言葉です。LINEやメールなんかでも友達に「了解」と使う機会が多いのがそのためです。「了解しました」は、「了解」を丁寧語にしただけですので、目上の方に使用するのは失礼にあたるとされています。

丁寧語である「了解しました」が失礼にあたるため、「了解」や「了解です」の使用もビジネスシーンでは避けておきましょう。聞きなれた言葉で使いがちですが、「相手がどう受け取るか」がビジネスシーンでは大事なポイントです。よって、「了承いたしました」と「了解いたしました」は同じような意味合いをもつ言葉ということになります。

目上の人に使う「了承いたしました」の注意点

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初回公開日:2018年04月24日

記載されている内容は2018年04月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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