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「ご多用中」の意味・使い方とは?例文や言い換え表現も解説

更新日:2023年12月03日

「ご多用中」という言葉の意味や正しい使い方をご存じでしょうか。本記事では、「ご多用中」の意味や例文、注意点などをご紹介します。「ご多用中」を正しく使いこなし、ビジネスシーンや日常生活でもっと上手に相手に気持ちを伝えたい方は、是非チェックしてみてください。

結婚式では新郎新婦の親族もゲストを迎える側ですので、親族代表のあいさつでも出席に対する感謝を伝える場合にも使える表現です。

例文を見てみましょう。

  • 「本日はご多用にもかかわらず〇〇と〇〇さんの結婚披露宴にご出席いただき、心より感謝申し上げます。」
  • 「本日はご多用のところ、二人のためにお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。」
  • 「本日は、皆様ご多用中のところ○○、○○の結婚式披露宴にご列席たまわり、誠にありがとうございます。」

ビジネスシーンにおける使い方・例文

「ご多用中」は忙しい相手に対する敬意を表す言葉であるため、ビジネスシーンにおいて上司や取引先の方などに対しても使えます。

ちなみに、ここでも「ご多用中」と「ご多忙中」のどちらを使えばいいか悩むケースがあるかもしれませんが、ビジネスの場合は「ご多忙中」でも構いません。

なぜなら、結婚式の場合と異なり忌み言葉を特に気にする必要はないからです。

また、「ご多用中」には公私ともに忙しい、「ご多忙中」には仕事で忙しいという意味が含まれますが、ビジネスシーンにおいて忙しい理由を特に考慮する必要はないため、「ご多忙中」も使用することができます。

もし、ビジネスで使い分けるならば、メールなどの文章では「ご多用中」または「ご多忙中」を使い、口頭では「お忙しいところ」を使うことで堅苦しくない柔らかな表現にした方がいいでしょう。

では、具体的な例文をご紹介します。

メール・アンケート

ビジネスの相手に何かをお願いしたいときや、少し言いにくい催促をしたい場合、「ご多用中」はクッション言葉として相手への気遣いを表すのに役立ちます。

例文を見てみましょう。

  • 「ご多用中とは存じますが、資料にお目通しいただきますようよろしくお願いいたします。」
  • 「ご多用のところ恐れ入りますが、本日中にお返事をいただけますと幸いです。」

セミナー・会議の挨拶

セミナー・会議への出席者に対し、時間をつくってくれたことへの感謝を伝えるため、「ありがとう」とセットで使うといいでしょう。

例文を見てみましょう。

  • 「本日はご多用のところ貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
  • 「本日はご多用の中「〇〇セミナー」にお集まりいただきありがとうございます。」

日常生活における使い方・例文

「ご多用中」はビジネスシーンだけでなく、日常生活でも使える表現です。

ここでは、日常生活における「ご多用中」の使い方・例文や注意点をご紹介します。

年賀状の添え書き

上司やお世話になっている方への年賀状では、「ご多用中」を入れることによって、年末年始で忙しくしている相手への気遣いを表すことができます。

例文を見てみましょう。

  • 「ご多用中と思いますが、お身体にお気をつけてお過ごしください。」
  • 「大変ご多用とは存じますが、くれぐれもご自愛ください。」

なお、注意点は、年賀状においても「ご多忙」ではなく、「ご多用」を使うことです。

なぜなら、年賀状は新年を迎えた祝いを伝える手紙であることから、結婚式の場合と同様、忌み言葉である「忙」の使用は避けなければならないからです。

メールで物事を依頼するとき

ビジネスシーン同様、日常生活で使用するメールでも「ご多用中」を使うことによって、「忙しいところお願いして申し訳ない」「ご無理をお願いできるとありがたい」という気持ちを伝えることができます。

例文を見てみましょう。

  • 「ご多用のところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。」
  • 「大変ご多用の中恐縮ですが、お願いできますでしょうか。」
  • 「ご多用のところ失礼いたします。」

感謝の気持ちを伝えるとき

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初回公開日:2018年04月18日

記載されている内容は2018年04月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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