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「多岐にわたる」の意味と使い方・漢字・類語・敬語|活動/分野

更新日:2024年10月04日

「多岐にわたる」という言葉を、普段耳にしたり使ったりしたことがあるのではないでしょうか。「多岐にわたる」という言葉の正しい意味を知っていますか。「多岐にわたる」の意味や使い方、言い換え表現や漢字についてくわしくご紹介します。

「多」という漢字

「多」という漢字は、音読みで「た」、訓読みで「おおい」と読みます。画数は6画で、小学校2年生で習う漢字です。「多」の意味は、おおいこと、量がたっぷりあることです。漢字のなりたちは、「夕べ(ゆうべ)」を重ねることで、日の重なりを表していると考えられています。

「岐」という漢字

「岐」という漢字は、音読みで「き」と読みます。画数は7画で、常用漢字です。「岐」の意味は、わかれみちです。漢字のなりたちは、「支(し)」が「き」と変わって読み方を示していて、もとは「岐山(きさん)」という山の名前であったと考えられています。

「渡る」

「多岐にわたる」の「わたる」という言葉を「渡る」と書くことがありますが、この違いはなんでしょうか。

「渡る」という言葉の意味は、一方の側からその他の側に達すること、海や川など水の上を渡って対岸へ行くことで、物事がある期間中に中断せずに続くという意味や、あらゆる分野という意味もあります。

「渡」という漢字

「渡」という漢字は、音読みで「と」、訓読みで「わたる」「わたす」と読みます。画数は12画で、常用漢字です。意味は、わたる、わたす、向こう側へいく、向こう側へ届けるです。漢字のなりたちは、「度」という文字がはしからはしまで指をわたしてはかるという意味と、「と」という読み方を示していて、「水」がわたるという意味を示していると考えられています。

「亘る」

「多岐にわたる」の「わたる」という言葉を「亘る」と書くことがあります。「亘る」という言葉の意味は、ある期間や範囲に及ぶことです。「亘る」という漢字は常用外漢字といって、常用漢字表には記載されていない漢字です。

注意点

「多岐にわたる」という言葉の「わたる」という漢字について、ひとつ注意しなければならない点があります。「渡る」と「亘る」どちらか迷う場合には「わたる」とひらがなで書くことをおすすめします。

「多岐にわたる」の使い方の例文

「多岐にわたる」という言葉の使い方の例文をご紹介します。

・舞台や映画だけではなく、声優としても活躍する彼女の多岐にわたる活動は、さまざまな分野から注目を集めています。

・専門は心理学ですが、彼の才能は多岐にわたるため専門とは異なる分野の活躍も期待されています。

・彼の知識が多岐にわたることは、とても有名であらゆる企業が注目しています。

・風景だけではなく、そこに住む人々の生活にも密着して、多岐にわたる写真の撮影を行いました。

・このシステムは多岐にわたるプログラムが組み込まれていて、最新の技術だといわれています。

「多岐にわたる」の類語・言い換え

「多岐にわたる」という言葉の類語や言い換え表現と、意味や使い方についてご説明します。

「多岐にわたる」の類語

「多岐にわたる」という言葉の類語と意味をご紹介します。

・幅広い(はばひろい):活動の範囲が広いこと。

・広範(こうはん):範囲が広いこと。

・網羅(もうら):残らず取り入れたり、余りなく尽くしたりすること。

・手広い(てびろい):場所や規模、関係する範囲が広いこと。

・広範囲にわたる(こうはんいにわたる):広い範囲に及ぶこと。

・多方面(たほうめん):多くの方面や、いろいろな分野のこと。

・幅広い分野(はばひろい分野):広い範囲で活動すること。

・多角的(たかくてき):物事をあらゆる方面から検討したり、行ったりすること。

多岐に及ぶ

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初回公開日:2018年06月13日

記載されている内容は2018年06月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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