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「陰ながら応援」の意味と使い方・敬語・メールの書き方

更新日:2024年07月06日

「陰ながら応援する」という言葉を時々聞きますが、あなたはよく使う方でしょうか。適切な場面で使えば、とても良い印象を残すことができますが、そうではないこともあります。今回は「陰ながら応援」という言葉の意味合いや、使い方について紹介していきます。

仕事を独立するときなどで、ちょっと心細いときや縁を切りたくないときなどに「陰で応援してくださいね、陰ながら見守ってください」と目上の人に言いたい場合はどうしたらいいのでしょう。そういう場合は「ご指導よろしくお願いします」や「ご指導ご鞭撻の程、お願いいたします」と使うといいでしょう。

「陰ながら応援」の反対語は?

ちなみに「陰ながら応援する」の反対語はどういうものでしょうか。「陰ながら」の反対語は堂々と表に出る」「隠れずに表立って」になります。こういった言葉はわざわざ、文法的に冒頭に使いませんので「応援しています」になります。

「陰ながら応援」の漢字は「影ながら」ではないのか

「陰ながら」のカゲという感じは「影ながら」ではいけないのでしょうか。同じ「カゲ」と読みますが、少し意味あいが違います。

「影」と「陰」の意味は?

光を遮って生じる暗い場所のことを「影」と呼び、人影・影絵・影法師・影をつくるなどのように使います。「陰」の場合は少し抽象的で詩的なイメージがあり、暗い場所という明暗にはさほど関係がなく、隠れていて見えない場所(光が当たらないので見えない場所)という意味になります。陰の実力者・陰で物を言うなどという使い方になります。

「陰ながら応援」の場合は、影とは関係はありません。意味的に「陰」という文字が正しいというのがおわかりいただけるでしょう。

使う前にちょっとだけ考えて使いましょう

「陰ながら応援する」という言葉は決してネガティブな言葉ではありません。けれども使う相手や状況などによって誤解を招くことがあることを覚えておきましょう。本当に心からそのように思える時で、相手も理解してくれるだろうと感じられる時は、真心をこめてぜひ使ってください。正しく理解して適切に使うと好印象を与えます。

よく考えてみて、不安な場合は言い回しを変えて使ってみてください。人間関係はひとつの言葉でも変わってしまうことがあります。良い人間関係が構築してください。

初回公開日:2018年05月29日

記載されている内容は2018年05月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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