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フリーランスエンジニアが扶養内で働くには?知っておくべきルールをご紹介

更新日:2024年10月17日

フリーランスエンジニアとして扶養内で働くためのルールをご存知でしょうか。本記事では、フリーランスエンジニアが扶養内で働くための条件やメリット、デメリットについて解説しています。フリーランスエンジニアとして扶養で働きたい方は、本記事を参考にしてください。

フリーランスエンジニアが扶養内で働くことで、所得税や住民税などの税金を節税できます。

所得税は、年間所得が38万円以下の場合は支払う必要がありません。また、38万円を超えた場合でも青色申告特別控除を利用することで年間所得103万円以下であれば配偶者の扶養に入ることができるため、節税が可能です。

さらに、配偶者控除や配偶者特別控除を利用すれば住民税も節税できます。これらもフリーランスエンジニアが扶養内で働くメリットと言えるでしょう。

勤務時間を自分で調整できる

フリーランスエンジニアとして働くことによって、自由に勤務時間を調整することが可能です。もちろん引き受ける案件や先方との交渉は必要ですが、ある程度自分の都合に合わせた働き方ができるという点はフリーランスならではのメリットと言えるでしょう。

会社員のように勤務開始時間や休憩時間、退勤時間などのルールに縛られずに働けるため、自分にとって効率的な働き方ができます。

フリーランスエンジニアが扶養内で働くデメリット

フリーランスエンジニアが扶養内で働くと節税や社会保険料の負担減などのメリットが得られますが、もちろんデメリットもあります。

フリーランスエンジニアとして扶養内での勤務を検討する場合は、しっかりとデメリットについても理解しておくことが大切です。以下では、フリーランスエンジニアが扶養内で働くデメリットを解説していきます。

  • 月収が物足りないと感じてしまう
  • しっかり稼ぎたい人には収入面が厳しい
  • 自己管理が難しい

月収が物足りないと感じてしまう

配偶者の扶養内で働くということは、収入を調節する必要があるということです。すでに解説したとおり、社会保険制度上の扶養に入るためには年間所得を130万円未満、月収に換算すれば11万程度に抑える必要があります。

フリーランスとしてしっかりと稼ぎたいと考える人にとっては、月収11万円というのは物足りない金額だと言えるでしょう。扶養内で働くことによって、月々の収入を低めに抑える必要がある点は、フリーランスエンジニアが扶養内で働くデメリットと言えます。

しっかり稼ぎたい人には収入面が厳しい

しっかりとフリーランスエンジニアとして稼ぎたいと考えている場合は、収入面で厳しいと感じる場合があります。

仮に、青色申告特別控除を利用したとしても103万円までしか稼げないため、稼ぎを重視する場合は扶養内で働くと収入面で厳しい思いをすることになるでしょう。

自己管理が難しい

フリーランスエンジニアとして仕事をしていると、大きなプロジェクトやスキルアップできそうな重要な案件のチャンスを得られる場合があります。

しかし、扶養内で働く場合は年間所得を抑える必要があるため、やむを得ず断らなければならない場合もあり、断れない案件を抱えると年間所得を調節することが難しくなってしまうのです。

自由に働けるフリーランスだからこそ、扶養内で働くためには自己管理が必要です。収入の自己管理が難しいという点は、フリーランスエンジニアが扶養内で働くデメリットと言えるでしょう。

フリーランスエンジニアとして扶養内で働きたいならルールを理解しよう

フリーランスエンジニアとして扶養内で働くことには多くのメリットがありますが、その分デメリットもあります。また、扶養に入るか否かには収入などの条件が課されるため、しっかりとルールを理解しておかなければなりません。

この記事を参考に社会保険制度上の扶養、税法上の扶養などそれぞれの条件を理解し、自分に合った働き方を選びましょう。

初回公開日:2022年07月04日

記載されている内容は2022年07月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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