フリーランスでも再就職手当は受け取れる？金額の目安や手順を解説
更新日：2024年10月17日
フリーランスでも再就職手当はもらえる？
雇用保険に加入していた会社員が再就職をした場合、一定の条件を満たすことで再就職手当をもらえますが、会社員からフリーランスになる場合は再就職手当をもらえるのでしょうか。
結論としては、フリーランスでも再就職手当をもらえる可能性はあります。ここからは、再就職手当とはどのようなものか、失業保険との違いについて説明していきます。
そもそも再就職手当とは
再就職手当とは、雇用保険制度の就業促進給付のうちの一つです。再就職手当という名前からわかる通り、求職者が安定した職に就いた際に一定の条件を満たしていれば受け取れる給付金です。
出典：就職促進給付｜ハローワークインターネットサービス
参照：https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_stepup.html
似ている制度である失業保険との違い
再就職手当と失業保険はどちらも雇用保険制度ですが、役割が異なります。
先ほど述べた通り、再就職手当は求職者が安定した職に就いたときにもらえる手当であるのに対して、失業保険（正式には雇用保険の基本手当）は求職者が失業中の生活の安定を図りつつ、求職活動するための手当です。
雇用保険は企業に勤める会社員のための制度であるため、そもそもフリーランスとして働いていた方は失業保険の受給資格はありません。
出典：離職された皆様へ｜厚生労働省
参照：https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000951119.pdf
再就職手当の基礎知識
再就職手当の支給額はいくらなのか、また、支給はいつからされるのでしょうか。ここからは、受け取れる金額とその計算方法、開業届を提出するタイミングと支給時期の関係について詳しく解説していきます。
再就職手当を受給できる人
再就職手当の受給対象となるのは、雇用保険（基本手当）の受給資格があり、早期に安定した職業に就くあるいは事業を開始し、支給要件を全て満たしている人です。
支給要件は主に基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上が残っていること、1年以上継続して勤務することが確実な見込みであることなどです。
出典：Q＆A～労働者の皆様へ（基本手当、再就職手当）～｜厚生労働省
参照：https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139508.html
再就職手当でもらえる金額の目安
再就職手当の金額は、基本手当の所定給付日数のうち支給残日数がどの程度残っているかで変わります。
支給残日数が3分の2以上残っている方は、基本手当日額×所定給付日数の残日数×70%、3分の1以上残っている方は、基本手当日額×所定給付日数の残日数×60%の金額が受給できます。このように、早く再就職をした方がもらえる額が多くなる仕組みです。
出典：Q＆A～労働者の皆様へ（基本手当、再就職手当）～｜厚生労働省
参照：https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139508.html
初回公開日：2022年07月07日
記載されている内容は2022年07月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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