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フリーランスでも再就職手当は受け取れる?金額の目安や手順を解説

更新日:2024年10月17日

フリーランスでも再就職手当をもらえることはご存じでしょうか。本記事では再就職手当の基本的な知識から、申請する際のポイントまで幅広く解説しています。これからフリーランスになることを考えていて、再就職手当をもらう方法を知りたい方はぜひチェックしてください。

再就職手当の計算例

基本手当日額が5,000円、所定給付日数90日、支給残日数が30日の場合で例えると、5,000円×30日×60%=90,000円が支給額となります。

支給残日数の出し方は状況によりもう少し複雑になりますが、おおよそこのように計算できることを知っておきましょう。

出典:再就職手当のご案内|ハローワークインターネットサービス
参照:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/saishuushokuteate.pdf

年齢に応じた基本手当日額の上限額

先ほど計算に用いた基本手当日額は、年齢によって上限額が設定されています。30歳未満は6,760円、30歳以上45歳未満は7,510円、45歳以上60歳未満は8,265円、60歳以上65歳未満は7,096円です。

出典:基本手当について|ハローワークインターネットサービス
参照:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html

再就職手当てを受け取れる時期の目安

フリーランスが再就職手当を受け取るには、離職してから2ヶ月程度は期間が必要です。

まず、基本手当の受給資格決定日から7日の待機期間があります。次に、支給要件の1年を超えて勤務することが確実であると認められるために、開業届が必要です。

この時の基本手当の待機期間後1ヶ月間は、ハローワークや職業紹介事業者の紹介により就職した場合のみ再就職手当が支給されるため、1ヶ月を待ってから提出しなければいけません。

最後に、再就職手当申請書の審査には1ヶ月程度かかります。審査が通れば就業促進手当支給決定通知書が発送され、指定の口座に振り込まれます。

このように再就職手当を受け取るには時間がかかることを覚えておきましょう。

出典:Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139508.html

フリーランスが再就職手当を受け取るまでの手順

再就職手当については理解できたものの、フリーランスが再就職手当をもらうには手続きが大変そうだと感じた方もいるでしょう。ここからは、再就職手当を受け取るための具体的な方法を解説します。

会社を退職して離職票を発行してもらう

再就職手当の申請には、まず基本手当の受給資格が必要です。基本手当の受給申請には、雇用保険被保険者離職票が必要ですが、こちらは離職前の会社から発行してもらう必要があります。

具体的な流れとしては、離職日の翌々日から10日以内に会社が雇用保険被保険者資格喪失届をハローワークに提出します。その後、ハローワークが離職票を発行し、会社経由で本人に交付されるという手順です。

ハローワークで求職の手続きをする

必要書類が準備できたら、受給手続きをする本人が自分の居住地を管轄するハローワークまで出向いて申請の手続きをしましょう。提出書類に問題がなければ支給が決定します。

待機期間である7日が過ぎるのを待つ

受給資格の決定後、通算7日間の待機期間が必要です。この期間は失業状態を判断するための期間として設けられているため、求職活動などはしてはいけません。

なお、この期間中は基本手当などは支給されないことも併せて覚えておきましょう。

ハローワークでの説明会に参加する

ハローワークが指示する日程で、雇用保険説明会に参加しましょう。

説明会では受給資格者のしおりに基づき、雇用保険の手続き方法について説明がされるほか、雇用保険受給資格者証と失業認定申告書が配られるため、必ず参加しましょう。

自己都合で退職した場合は最低1ヶ月就職活動を行う

次のページ:フリーランスが再就職手当をもらうときに気をつけたいポイント

初回公開日:2022年07月07日

記載されている内容は2022年07月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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