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「ご紹介」の使い方と例文・敬語の種類・ご紹介の別の敬語表現

更新日:2024年03月05日

「ご紹介」の敬語「ご紹介していただく」は間違った敬語だとご存知でしたか。普段当たり前のように使っていた敬語が、上から目線の表現になっていたら恥ずかしいです。「ご紹介」を用いた文を通して敬語の仕組みや間違いを見ていきます。

敬語「ご紹介」の意味

敬語「ご紹介」は名詞の「紹介」に接頭辞「ご」が付いた形になります。「ご紹介」の意味は2つあります。

①知らない人同士の間に入って引き合わせること仲立ちをすること
②知られていないことを世間に広く知らせること

どちらも日常的に見られるシーンです。

敬語「ご紹介」の使い方

敬語の種類

日本語の敬語はいくつかの種類があります。3つに分けるときは「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」になります。もっと細かく分類すると謙譲語の中に「丁重語」があり、丁寧語の中に「美化語」があります。

尊敬語は、行為の主体が話し手よりも上位であることを表す敬語です。謙譲語は行為の及ぶ相手が話し手よりも上位であることを表す敬語です。丁重語は話し手よりも聞き手の方が上位であることを表す敬語です。

丁寧語は話し手よりも聞き手の方が上位であることを表す敬語です。美化語は美しいとされる言葉遣いを表す敬語です。

敬語の例

「ご紹介」の敬語の例を見てみましょう。尊敬語は「ご紹介になる」「ご紹介なさる」「紹介される」になります。謙譲語は「ご紹介する」「ご紹介いただく」です。丁寧語では「ご紹介します」となります。

「ご紹介」の敬語

「ご紹介」の「ご」は「丁寧語」の敬語です。さらに「丁寧語」の中の「美化語」という敬語の種類になっています。名詞には「ご」か「お」を付けることができます。音読みには「ご」を訓読みには「お」を付けることが多いです。

使い方

「ご紹介」は「紹介する側」と「される側」に分かれます。自分が紹介するときは「ご紹介する」などの謙譲語を使います。謙譲語は行為の主体よりも行為の及ぶ相手の方が上位である場合に使われ、行為の及ぶ相手を高める意味合いが強くなります。

行為の主体が話し手よりも上位であるときにも敬語を使うことができます。相手が紹介するときは「ご紹介になる」などの尊敬語が使われ、行為の主体を高めることができます。

敬語「ご紹介」の例文

ご紹介します

「ご(お)~する」という謙譲語の形に当てはめて「ご紹介する」となり、「する」を丁寧語にし「します」となります。「自分で紹介します」という意味の謙譲語で丁寧な言い方になります。

「ご紹介します」の例文

「新入社員をご紹介します」
「選抜メンバーをご紹介します」
「皆さんに私の家族をご紹介します」

ご紹介いたします

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初回公開日:2018年02月08日

記載されている内容は2018年02月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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