「初めまして」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年09月14日
ビジネスメールを送る際は、相手に失礼のないようにしっかりと送る前に文面を確認しましょう。また、敬語を使う際も、間違った使い方にならないように気を付けることが必要です。
実は、普段何気なく使っている敬語にも、間違えた使い方をしている敬語があったりします。例えば、「ご苦労様です」といった言葉。この「ご苦労様」は、目上の人が目下の人にかける言葉であるので、上司や先輩に使ってはいけません。もし、「ご苦労様」と声をかけられた際は、「お疲れ様です」といった言葉が妥当です。
手紙の場合
手紙で書く場合、丁寧な言葉遣いにしようとしすぎて、「二重敬語」になってしまう場合があります。二重敬語の例として、「お聞きになられましたか」というフレーズ。一見合っているようにも見えますが、「お」と「られる」と「れる」と二重敬語になっています。これを正しくするなら、「お聞きになりましたか」と「聞かれましたか」という風に変えることができます。
電話の場合
社会に出たら電話対応や電話のマナーは基本とされ、その対応によって会社の品格や信頼性が問われることにも繋がります。ですので、電話をとる際のマナーや敬語の使い方は正しくしっかりと覚えておく必要があります。
「初めまして」を敬語で表現
ビジネスメールの場合
ビジネスメールで「初めまして」を使う場合、「初めまして、○○でございます」など、文章の最初につけます。「初めまして」という言葉は、ビジネスメールの場合、このままのフレーズで使ってもかまいません。
また、別の言い方として「初めてご連絡させていただきます」などといった風に変えることができます。また、取引先の方にビジネスメールを送る際、「初めまして」などといった言葉を使わず、「いつもお世話になっております」や「突然のご連絡失礼します」などという風に送る場合もあります。
手紙の場合
手紙を書く際は、書き出しに「頭語」、「時候の挨拶」をまず入れます。手紙の場合は前持った挨拶が書かれているため、「初めまして」という言葉はあまり使いません。
しかし、時候の挨拶などの後に、「初めまして】を少し変えて「初めてお手紙を差し上げます」などといったように書くこともできます。
手紙の場合は、頭語(拝啓、前略)の方が大切です。一般の手紙では、「拝啓」、「拝呈」、「啓上」、「啓白」、「一筆申し上げます」などを使います。
ビジネス的な手紙では、「謹啓」、「謹呈」、「恭啓」、「粛啓」、「謹んで申し上げます」など、少し丁寧な言い表しをします。
送る際の人物や間柄によって使い分ける必要があります。
電話での場合
最初に、ビジネス電話での「初めまして」に変わる言い方を説明していきます。まず、相手から電話がかかってきて電話をとる場合は、初めましてという言葉に変わり、「いつもお世話になっております」や「お待たせいたしました、○○会社の○○でございます」といったように受け答えします。
逆に、自分から相手に電話をかける際は、「初めまして」とは言わず、「こんにちは、わたくし○○会社の○○でございます」や「忙しいところ恐れ入ります、○○会社の○○でございます」といったように話し始めます。よく、話し出す前に「あ」と、一言発してしまう人もいますが、ビジネスマナーとしは良くないので気を付けてください。
プライベート
プライベートで目上の人に電話をかける場合は、「もしもし、わたくし○○と申しますが、○○さんはご在宅でしょうか」などといったようにかけます。
親しい人に電話をする際は、もちろん「初めまして」を使う必要はありません。また、そんなに堅苦しくする必要もないので、「もしもし、○○です」くらいで大丈夫です。
「初めまして」を別の敬語で表現
初めましては、上記でも紹介したように「お初にお目にかかります」、「初めてご連絡させていただきます」といったような敬語に言い換えることができます。
また、昔の武士は初めましてを、「初めてお目にかかり申す」、「よろしくお願いいたし申します」、「初めてお目もじ致し申し奉る」などと言っていたそうです。昔の方が、主従関係や上下関係がはっきりしていたため、敬語は頻繁に使われています。そのため、現代よりも、敬語の使い方や言い方、マナーは小さい頃からしっかりと教育されていたといえます。
初めましてと挨拶しよう
初回公開日:2018年02月14日
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