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「ご都合が悪い」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年06月25日

「ご都合が悪い」は「ご都合が悪いようでしたらご連絡ください」などの使い方をしますが、あらためてどんな場面で使う言葉だったか考えると分からなくなってくることは無いでしょうか。「ご都合が悪い」の敬語表現を例文を上げながら解説いたします。

ご都合はいかがでしょうか

「ご都合」は「都合」の尊敬語です。「ご都合が悪いようでしたら」という表現は、あらかじめ決めておいたことに念を押して確認するようなニュアンスで使われることが多いです。単に都合を聞きたい、という場合は「ご都合はいかがでしょうか」という言葉を使うことが多いです。

【例文】
「1月15日の10時からセミナーを開催させていただきます。ぜひご参加いただけたらと思っております。××様のご都合はいかがでしょうか」「最短で、明後日の午前中にお伺いできるのですが、ご都合はいかがでしょうか」

などの使い方をします。

「ご都合が悪い」の類語の敬語表現

「ご都合が悪い」は、「××日を予定していますが、ご都合が悪いようでしたら変更いたします」「××日にお伺いいたします。ご都合が悪いようでしたらご連絡ください」などの使い方をします。相手の都合が悪いようであれば何かしらのアクションをする、と伝えたい時や、都合が悪い場合はアクションが欲しい、と伝えたい時に使います。

「ご都合が悪い」には、若干ニュアンスが違う類語が多数あります。相手の都合を聞きたい時には、その場の状況に合わせて「ご都合が悪い」や、その類語の敬語表現を使っていく必要があります。

お忙しい

【例文】
「ご都合が悪い」という敬語に非常に近い表現に「お忙しい」があります。「忙しい」を尊敬語の形で敬語にした表現です。「今日の夜飲み会をする予定ですが、先輩がお忙しいようでしたら別の日にするつもりです」「今日の仕事上がりに少しお時間をいただけたらと思うのですが、お忙しいですか」「明日お伺いしたいのですが、お忙しいでしょうか」

などの使い方をします。

万障お繰り合わせの上

「ご都合が悪い」は「都合が悪いようならば、こちらが日程を変えるなどの行動を取る」という意味合いのことを伝えたい場面で使います。「万障お繰り合わせの上」は逆の意味になります。

「万障お繰り合わせの上」は「なんとかそちらで都合を付けて欲しい」と伝える時の言葉です。敬語というわけではありませんが慣用句的な言葉で、敬語と同等の使い方をします。

【例文】
「12月10日に同窓会を開催する予定です。皆さま万障お繰り合わせの上ご参加ください」「××さんの昇進のお祝いに飲み会を開催いたします。皆さま万障お繰り合わせの上ご参加ください」

などの使い方をします。

他にご予定がないようでしたら

「ご都合が悪い」は、「都合が悪いようならば、こちらがなにかしらのアクションを取るので言って欲しい」と伝えようとするような場面で使います。「他にご都合がないようでしたら」は敬語の中の尊敬語にあたります。

「来て欲しいのだけれど」「都合がつかないなら無理にとは言わない」というようなニュアンスを伝えたい時には「他にご予定がないようでしたら」というと気持ちが伝わりやすいです。

【例文】
「今日、仕事上がりにみんなで飲みに行く予定です。他にご予定がないようでしたら先輩も一緒に行きませんか」「12月10日にセミナーを開催いたします。他にご予定がないようでしたらぜひご参加ください」

などの使いかたをします。

「ご都合が悪い」と「差し障りがある」の意味の違い

「ご都合が悪い」と「差し障りがある」「差支えがある」は似通った意味です。「ご都合が悪いようでしたら別の日にいたします」は「差し障りがあるようでしたら、別の日にいたします」と同じ意味です。

「ご都合」の場合は「よい」「わるい」と言います。敬語では「ご都合が悪いようでしたらお知らせください」「ご都合の良い日を教えてください」などの使い方をします。

「差し障り」は「ある」「ない」と言います。敬語では「差し障りがあるようでしたらご記入いただかなくても問題ありません」「差し障りのない範囲でご記入をお願いいたします」などの使い方をします。

「都合が悪い」と相手に伝えたい場合の敬語表現

「ご都合が悪い」は「都合が悪い」の尊敬語です。この敬語は相手の都合を聞く場面でしかつかいません。「今日の仕事上がりに飲み会にいきませんか」と言われて「今日はご都合が悪いです」と答えるのは間違いになります。

「都合が悪い」と言いたい場合は丁寧語の形で敬語にします。「都合が悪いです」が「都合が悪い」の丁寧語です。しかし「今日は都合が悪いです」ではなんとなく、丁寧さに欠ける印象になります。

「申し訳ない」「残念です」などのクッション言葉を使う

より丁寧な表現にしたい、という場合はクッション言葉を使うという方法もあります。クッション言葉と言うのは「申し訳ない」「残念なのですが」「恐れ入りますが」などの言葉の言葉のことです。

「申し訳ないのですが、今日は都合が悪いです」「とても残念なのですが、今日は都合が悪いです」などの使い方をします。

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初回公開日:2018年02月15日

記載されている内容は2018年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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