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「お見せする」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

更新日:2024年08月25日

「お見せする」は、敬語の中でも謙譲語に属します。ビジネスにおけるアプローチは、お見せするところから始まります。しっかり見ていただくためには、しっかりした敬語の使い方をする必要があります。この記事では、「お見せする」について紹介します。

「わたしのウエディングドレス姿を祖母にお見せすることができずに残念です」は、せっかくのウエディングドレス姿を祖母に見せることができずに残念な様子が伝わってきます。なぜ、見せられないのか、この文章では、分かりませんが、亡くなられて見られないのか、それとも別の理由で見られないのか気になる文章です。

「視聴者にいい映像をお見せするのがわたしの使命です」は?

「視聴者にいい映像をお見せするのがわたしの使命です」は、テレビ局のカメラマンのプロ意識についての文章です。テレビ局のカメラマンのプロ意識の高さを感じることができます。この場合は、視聴者が目上の人の扱いになります。

「この製品の良さを全てお見せするつもりです」は?

「この製品の良さを全てお見せするつもりです」は、ビジネスマンが製品を売り込む際に製品の良さを全部伝える意気込みについての文章です。この製品にかけるビジネスマンの意気込みがこちらにも伝わって来ます。

「お見せする」の別の敬語表現例は?

「見せる」の謙譲語は、敬語「お見せする」以外にもあります。具体的には、「ご覧に入れる」と「お目にかける」です。ここでは、「ご覧に入れる」と「お目にかける」について説明します。

また、「見せる」と似た言葉に「見てもらう」という言葉があります。宿題や論文などを相手に見せてアドバイスなどがほしいときに使う言葉ですが、その場合の敬語表現は「ご覧いただく」でこの場合は相手の方に「見てもらう」ということになるので謙譲語ではなく尊敬語になります。

ちなみに、「見てもらう」の謙譲語は、「拝見いたします」です。「拝見いたします」は、自分自身で見る行為なので「お見せする」とは、意味が違います。

ご覧に入れるは?

「ご覧に入れる」は、敬語「お見せする」と同じ謙譲語です。敬語「お見せする」と比較すると演技やショー・競技のように一定時間続くものに対して使用される傾向があります。「お見せする」を静止画とすると「ご覧に入れる」は、動画にたとえることができます。「ご覧に入れる」は、使い方が難しいので「お見せする」とどちらを使うか迷ったら「お見せする」の方を使ったほうがいいです。

使用例
・これより本場仕込のミュージカルをご覧に入れます。
お客さんなどに、ミュージカルなどのショーを見せる場合の使用例です。

・これより当社のプレゼンをご覧に入れます。
ビジネスでコンペなどでプレゼンするときの使用例です。

・本日は、体調不良のためご覧に入れられず申し訳ありません。
体調不良で見せることができずにお詫びしている場合の使用例です。

お目にかけるは?

「お目にかける」は、敬語「お見せする」と同じ謙譲語です。敬語「お見せする」と比較すると「一目だけ見せる」的なニュアンスで使用される傾向があります。「お目にかける」は、「お目にかかる」と似ていて間違えやすいですが意味は、全く違います。「お目にかかる」は、「会う」の謙譲語です。間違えないように注意が必要です。

「お目にかける」は、使い方が難しいので「お見せする」とどちらを使うか迷ったら「お見せする」の方を使ったほうがいいです。


使用例
・今度、当社の新製品をお目にかけることになりました。
新製品の紹介をすることを事前に告知する場合の使用例です。

・これより先週の説明会の写真をお目にかけます。
過去のイベントの写真を公開する場合の文章の使用例です。

・来週にでも、新作のデザインをお目にかける予定です。
来週にでも、新作のデザインを見せる予定を告知する場合の使用例です。

ご覧いただくは?

「ご覧いただく」は、「みてもらう」の尊敬語です。敬語「お見せする」と比較すると、「ご覧いただく」は、見てもらって間違いがないか確認してもらったり、指導してもらう意味を含んでいます。

使用例
・先生、わたしのレポートをご覧いただけないでしょうか。
先生に、レポートを見てもらって間違いがないか確認してもらったり、指導してもらいたい場合の使用例です。

・お客様への提案書ができ上がったら部長にご覧いただく予定です。
お客様への提案書ができ上がったら部長に見てもらって間違いがないか確認してもらったり、指導してもらう予定の場合の使用例です。

・有名な作家にわたしの書いた小説をご覧いただくにはどうしたらいいでしょうか
有名な小説家に自分の書いた小説を見てもらって批評してもらったり指導してもらうにはどうしたらいいか尋ねる場合の使用例です。

お見せするは大事なアプローチ

ビジネスにおいて敬語「お見せする」は、お客様への大事なアプローチになります。どんな商品も、お客様にお見せしないとどんな製品なのかわかりません。お見せする際には、敬語を使うことになりますが、「お見せする」の敬語が正しく使えていないと、ビジネスマンとして信頼してもらえずに、どんないい製品でも買ってもらえなくなってしまいます。

敬語「お見せする」がうまくいけばビジネスとしての大きな一歩になり次のステップに進むことが可能です。敬語「お見せする」の使い方をしっかりマスターして、ビジネスマンとして取引先や社内などの周りから信頼されるようにしましょう。

初回公開日:2018年02月18日

記載されている内容は2018年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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