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「言いづらい」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月27日

「言いづらい」ことを相手に伝えるということは勇気が必要なことです。伝える内容が言いづらい内容であればあるほど言葉遣いには気をつけなくてはなりません。「言いづらい」を敬語にする方法や伝える方法を例文を使ってご紹介していますので、参考にしてください。

ビジネスなどでは、相手から提示された納期よりも、できるだけ納期を早めてほしいといった場面があります。このようなときに納期を急いでほしい場合は、どのような敬語表現にすれば良いのでしょうか。

【例文】
・まことに申し訳ないお願いなのですが、○○の納期を予定よりも早めていただくことはできませんでしょうか。
・せかすようで大変申し訳ございませんが、○○の納期を予定よりも早めていただくことは可能でしょうか。

このような敬語表現の場合、強制的に納期を早めてもらうことはできませんが、こちら側の都合でなんとか納期を早めてもらいたい場合は、「可能でしょうか」のような聞き方をすることをします。

返事がほしい

できるだけ早く返事がほしい場合、どのような敬語表現にすれば良いのでしょうか。

【例文】
・お忙しいところ大変恐縮なのですが、会場の手配の関係上明日までにご回答をいただきたく、お願い申し上げます。
・せかすようで大変申し訳ございませんが、先日お願いした資料について明日までにご回答をいただきますようお願い申し上げます。

早く返事がほしいということは、相手を急がせてしまうということになります。このように相手を急がせてしまう言葉を敬語にする場合は、「お忙しいところ大変恐縮ですが」といった言葉や「せかすようで大変申し訳ございませんが」といったクッション言葉を利用すると良いでしょう。

何度もお願いをしてしまっている場合

仕事の依頼などをしている場合、修正などにより同じ件で何度もお願いをしなければならないことがあります。このように、何度もお願いをしなければならない場面ではどのような敬語が適切なのでしょうか。

【例文】
・重ね重ねお手数をおかけいたしますが、○○について再度修正をしていただけますようお願い申し上げます。
・たびたび申し訳ございませんが、○○の部分の修正をお願いしたくご連絡をいたしました。

このように何度もお願いをしなければならなくなっているために相手に言いづらくなってしまっている場合は、「重ね重ね」や「たびたび」といったクッション言葉を使い、敬語にしましょう。

相手の申し出を断る場合

相手の申し出を断らなければならない場合、相手の気持ちを無駄にしてしまうこともあります。そのため、このようなことを伝えなければならない場合は、敬語の使い方により慎重になる必要があります。

【例文】
・お気持ちは大変ありがたく存じますが、残念ではございますが今回はお見送りとさせていただきます。
・お気遣いをいただき大変恐縮ではございますが、残念ではございますが今回は欠席とさせていただきます。

相手の申し出を断らなければいけない場合は、まず相手に感謝の気持ちを表し、残念なのですがという敬語を添えてお断りすると良いでしょう。

相手に反論をしなければならない場合

ビジネスシーンでは、相手に反論しても良い場合と悪い場合があります。しかし、相手の要求を受け入れられない場合は、場合によっては反論しなければならないこともあります。

【例文】
・大変失礼かとは存じますが~
・僭越ながら~

このような言葉をクッション言葉として利用し、理路整然と内容を伝えるようにしましょう。僭越(せんえつ)とは、自分の身分、地位を越えて、出過ぎたことをする、またはその態度のことを言います。つまり僭越という言葉には、「自分がこんなことが言える立場ではないことは承知しておりますが」という意味が込められているということです。

しかし、会社の上司に対して反論するということは、反論に値する内容を伝える必要があります。敬語の使い方を考える前にまずは、反論しても良い内容なのかどうかをしっかり考えてから伝えるようにしましょう。

「言いづらい」の別の敬語表現例

「言いづらい」という言葉を敬語にする場合、「言いづらい」という言葉を直接敬語にする方法もありますが、クッション言葉を利用し、今までご紹介のように別な言葉で敬語にすることが多い言葉です。

なぜならば、「言いづらい」ということを直接言葉で表現することも「言いづらい」からです。そのため、他の言葉を使い遠回しに「言いづらい」ということを伝えることが多い言葉だということが言えます。

今までご紹介した言葉以外にも「言いづらい」ということを表現するための敬語があります。

身勝手なお願いとは承知しておりますが

相手が承諾しにくいお願いをしなければならない場合、「身勝手なお願いとは承知しておりますが」という言葉を使うことがあります。

これは無理なお願いをしていることはわかっていますが、という意味の言葉です。ビジネスでは、このように相手に無理なお願いをしなければならないこともあります。そのようなシーンでは、「身勝手なお願いとは承知しておりますが」というフレーズを使うと良いでしょう。

申し上げにくいのですが

「申し上げにくいのですが」という言葉は、「言いづらい」という言葉を敬語表現にした言葉になります。あまり遠回しな表現にしてしまいますと、真意が伝わりにくいことや、逆にまどろっこしい表現になり、相手の気持ちを逆なでしてしまうこともあります。

きっぱりと伝えなくてはならない場面では、「まことに申し上げにくいのですが」といった言葉を使うと良いでしょう。

言いづらいことこそはっきりと伝えましょう

ビジネスシーンだけではなく、相手に言いづらいことを伝えなくてはいけないことは数多くあります。しかし、言いづらいからこそ早めに伝えることで不要なトラブルを避けることもできます。

今回ご紹介しました言い回しやクッション言葉などをうまく利用し、言いづらいことこそ早めに伝えるように心がけると良いでしょう。

初回公開日:2018年03月29日

記載されている内容は2018年03月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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