「連絡ありがとうございます」という敬語の使い方|例文も紹介
更新日:2024年11月11日
「連絡ありがとうございます」を使用する際のポイント
「連絡ありがとうございます」を使用する際はポイントを意識すると、相手に良い印象を与えられたり、明確に感謝の気持ちを伝えることができます。
使用頻度が高いフレーズだからこそ、しっかりとポイントを意識して使いこなしましょう。
- 目上の人に使う言葉である
- 「いただく」と「くださる」の使い分けを明確にする
- メール上で使うことが多い
目上の人に使う言葉である
基本的に「連絡ありがとうございます」というフレーズは目上の人に使います。情報提供を受けたお礼の言葉のため、いつも敬語でお礼を言っておけば、相手もそれに応じた対応をしてくれるでしょう。
しかし、敬語の「連絡ありがとうございます」は目上の人と同じように部下に対しても使っても問題のないフレーズです。むしろ、同僚や部下に対しても丁寧な敬語でお礼を伝えることで、部下からの信頼を得ることができます。
目上の人に対しては丁寧な敬語を使っていても、同僚や部下に対しては敬語を使わない人が少なくありません。お礼の言葉は上下関係で考えず、常に丁寧な敬語表現で伝えると良いでしょう。
「いただく」と「くださる」の使い分けを明確にする
「いただく」と「くださる」は謙譲語と尊敬語なので、それぞれの観点が違います。そのため、使い分けが曖昧だと文章に不自然さが出てしまいますので、違いを明確にしておきましょう。
「いただく」は「もらう」の謙譲語であるため、観点は受け取る側にあります。自分が相手に依頼して、連絡を受け取る場合は「いただく」を使います。
「くださる」は「くれる」の尊敬語であるため、観点は渡す側です。自分が頼んだのではなく、相手の意志で連絡をくれた場合は、「くださる」を使いましょう。
どちらも丁寧な敬語表現ではありますが、尊敬語と謙譲語の違いを意識して使い分けることが大切です。
メール上で使うことが多い
「連絡ありがとうございます」はメールで使用することが多いフレーズです。特にビジネスシーンでは頻繁に使用します。
相手から連絡をもらった返信メールで、いきなり本題を切り出すと素っ気ない印象を与えてしまいます。「連絡ありがとうございます」は、言わばメールやチャットの常套句となっていますので、まずはお礼を伝えてから本題に入るようにしましょう。
また、「お忙しい中」や「早速の」など、「連絡ありがとうございます」の前に相手への配慮の言葉を添えることで、さまざまな場面で使用できます。
「連絡ありがとうございます」のより丁寧な表現
「連絡ありがとうございます」は敬語ではありますが、上司や大切なお客様など、相手の立場によっては敬語表現が不十分になりますので、より丁寧なフレーズを覚えておくことが大切です。
「連絡ありがとうございます」は返信メールの常套句ではありますが、相手に感謝の気持ちを伝えるお礼の言葉でもあります。毎回同じフレーズを使わずに、状況に合わせて敬語表現を変えてみましょう。
「ご連絡くださいましてお礼申し上げます」
目上の相手を立てた言い回しの場合は、「くれる」の尊敬語である「くださる」を使うと良いでしょう。
さらに、「ありがとうございます」をより丁寧な敬語表現とした「お礼申し上げます」とすることで、相手に謝意を表すことができます。
「ご連絡いただきありがとうございます」
「いただき」は「もらう」の謙譲語であるため、自分がへりくだった敬語表現となります。自分が相手に連絡を依頼したときなど、丁寧にお礼を伝えたい場合は「ご連絡いただきありがとうございます」を使いましょう。
ビジネスシーンでも使用頻度の高い表現ですが、同じ相手に頻繁に使い続けると不自然になりますので注意が必要です。
「ご連絡いただき感謝申し上げます」
「ありがとうございます」を「感謝申し上げます」とすることで、「お礼申し上げます」同様に謝意を表すことができます。
また、「いただき」を「くれる」の尊敬語である「くださり」に変えて伝えることも可能です。状況に合わせて使い分けると良いでしょう。
ただし、「ご連絡いただき感謝申し上げます。ありがとうございました。」という表現は二重敬語となり不適切な表現となります。「感謝申し上げます」は「ありがとうございました」を意味する言葉です。同じ言葉を続けることになってしまいますので、注意しましょう。
「早速のご連絡ありがとうございます」
初回公開日:2018年04月04日
記載されている内容は2018年04月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。