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「どうなった」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年04月09日

皆さんこんにちは、今回は「どうなった」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現と題して、「どうなった」という言葉の正しい使い方や敬語表現、またさまざまな分野で使い分けられる用法・用例についてご紹介します。ぜひ「お役立ち情報」としてピックアップしてみてください。

「どうなった」の敬語表現

「どうなった」という言葉の意味はこの場合、「経過はどうなったのか」というできごとの前後について聞く形容になり、ビジネス上のやり取りでもプライベートの連絡においても、「特定の人や物の状態の変化・変容」について聞く言葉の意味合いを持ち合わせます。

一般的にこのような「経過の変容」を聞く際に「どうなったか」を問う言葉を使いますが、その場合の敬語表現としては「いかがでしょうか」や「どのように進展いたしましたか」などと、別の表現をもって敬語表現とします。

・いかがしましたか
・いかがでしょうか
・どのようになりましたか
・どのように進展いたしましたか
・どうなりましたでしょうか
・いかがなりましたでしょうか
・どのように進展いたしましたでしょうか

これらの表現が一般的に「どうなった」の敬語表現として認められます。

丁寧語での「どうなった」

丁寧語というのは「不特定多数に公示できる丁寧な言葉遣いによる敬語表現」を意味し、一般的には「です・ます口調」を用いて相手に敬意を示す、ありふれた敬語表現を指します。たとえばSNSサイトなどやニュースのテロップなどに流れる「ですか」や「このようになりました」などと、端的に情報が伝えられる際に用いられる敬語表現になります。

・いかがでしょうか
・どのようになりましたか
・進捗はいかがでしょうか
・進捗状況はどのようでしょうか
・いかがなりましたでしょうか

この辺りの敬語表現が丁寧語で伝えられる一般的な表現となり、ビジネス上のやり取りでもプライベートの連絡交換においても、相手への非礼に当たることはありません。

「どうなった」の敬語での使い方

「どうなった」という言葉は先述のとおり「進展状況を聞く上で、特定の人や物事の状況や状態がどうなったか」を聞く際に用いられる言葉ですが、この「どうなった」という言い回しをそのまま使うのはNGです。

特にビジネス上のやり取りにおいては必ず敬語表現を使うことが一般的で、「どうなった」と聞く場合には「いかがでしょうか」や「進捗状況はどのようでしょうか」などと、別の表現例を採る必要があります。そうしなければ相手への失礼に当たります。

たとえばビジネスメールで「どうなったか」を聞く場合では、その文言や表現がそのまま文面に残る形となり、相手もその話者の表現や言い回しを直接的に確認することになるため、「どうなった」という言い回しは極力避けることが大切です。

敬語の種類

日本語の敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があり、それぞれの敬語表現は状況や場面において使い分けられます。先にお伝えしました丁寧語は「不特定多数に公示できる丁寧な言葉遣いによる敬語表現」を指し、ポピュラーな敬語表現となります。

尊敬語は特にビジネス上のやり取りにおいて頻繁に使われる表現で、ぜひ覚えておくと社会に出てからのコミュニケーションに便利でしょう。尊敬語は「目上の人や立場が上位の人に対し、話者が一方的に形を示す敬語表現」となり、敬語としては一般的に見られる表現になります。

謙譲語は「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にその姿勢や立場を低めて敬意を示す敬語表現」を意味し、ビジネス上でもプライベートでの連絡のやり取りでも、多く表現される敬語表現として認められます。

尊敬語での「どうなった」の敬語表現

先述しました尊敬語の性質から見て「どうなった」という表現を相手に伝えるときでも、「一方的な相手への敬意」に基づいて「どうなったか」という表現が取られます。

・いかがなされましたか
・どのようにされましたか
・いかがでしょうか
・ご進展のほどはいかがでしょうか
・その後、お変わりはございますでしょうか
・特記するべき事項はございますでしょうか
・目立ったお変わりはございますでしょうか
・どのようになりましたでしょうか
・その後の進捗具合はいかがでしょうか

これらの言葉・表現が尊敬語での敬語表現として認められます。「どうなったか」を問う旨をはっきり明示しておき、場面や状況に合わせた敬語表現を採ることが必要です。

謙譲語での「どうなった」の敬語表現

謙譲語も先述でご紹介したように、「話者が自発的に姿勢や立場を低め、相手への敬意を示す敬語表現」を採ることから、「どうなったか」を問う場合でもそれなりのへりくだった表現に直す必要があります。この場合は尊敬語での表現とほぼ同じになると理解してもらってかまいません。

・その後いかがでしょうか
・どのようになさいましたでしょうか
・いかがなされましたでしょうか
・進捗状況をお伝え願えれば幸いです
・その後のご進展をご連絡くださると助かります
・その後のご発展についてご連絡いただけると幸いです

これらの言葉や表現が並びますが、謙譲語で「どうなった」という旨を伝える場合には、その文章や会話表現全体において、「○○くだされば幸いです」や「助かります」などといった、相手の立場や姿勢を立てる表現をする必要があります。

「どうなった」の敬語の使い方

先述でも少し触れましたが、「どうなった」という旨を敬語で伝える場合には、まず「どうなった」という言葉をそのまま使用するのはNGです。必ず「どうなった」という意味合いを持つ別の言葉や表現に変えて相手に伝えてください。

・いかがでしょうか
・どのようにご進展されたでしょうか
・その後お変わりなどはございませんでしょうか
・○○につきまして、ご連絡をいただけると幸いです
・ご都合のつくときでかまいませんので、ご連絡をいただければ幸いです
・進捗状況をお聞かせいただけると幸いです
・ご連絡事項がございましたら、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします

一般的に「どうなった」という別の表現例はこのように言われ、「どうなった」や「どうですか」といった表現は(特に)ビジネス上では使われません。「どうなった」という言葉は「いかがですか」や「○○につきましてご連絡いただけると」などに置き換えられます。

メールでの「どうなった」の使い方

メールでの連絡交換時に「どうなった」という旨を伝える際でも、これまでにご紹介しました「どうなった」の別の敬語表現例を用いてかまいません。

・先日の案件につきまして、その後いかがでしょうか。
・セミナーへの申し込みにつきまして、その後、ご変更事項などはございますでしょうか。
・○○プランにつきましてのその後のご連絡をお待ちしております。

このように「どうなった」という言葉を直接的に使わず、別の敬語表現をもって相手に伝えられます。特にメールでは文法上の表記ミスや誤字脱字にも注意をし、その文面を何度も相手から確認されても減点がないように注意しましょう。

ビジネスでの「どうなった」の敬語の使い方

お伝えしてきましたように、ビジネス上での連絡のやり取りにおいて「どうなった」という言葉は基本的に使いません。その場合は「どうなった」の別の敬語表現を用いて相手に伝え、相手が上司でも部下でも、失礼のないようあらかじめ配慮しておかなければなりません。

・いかがでしょうか
・その後いかがでしょうか
・ご進展のほどはいかがでしょうか
・○○につきまして、ご連絡をお待ちしております
・進捗状況をお聞かせいただけると幸いです
・ご進展のほどのご連絡いただけると幸いです

このように「どうなった」という旨を相手に伝える上で、「どうなった」の意味合いを含む別の言葉や表現をもって敬語で相手に伝えます。

次のページ:「どうなった」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年03月05日

記載されている内容は2018年03月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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