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【種類別】アーク溶接の資格の正式名称と難易度|費用/履歴書

更新日:2024年01月30日

アーク溶接を仕事で使えるようになるためには、どのような資格を取ればよいのでしょうか。実は、アーク溶接の資格にもいくつかの種類があります。今回は、アーク溶接の資格の種類や正式名称、取得方法や費用、試験内容や難易度などをご紹介していきます。

アーク溶接の資格の種類は?

溶接とは金属をつなげる技術で、現代のものづくりの現場ではなくてはならない物です。

溶接にはいろいろな種類がありますが、溶接の仕事をしたいなら、まずはアーク溶接やガス溶接の資格を取得して、実務経験を積んでいくのが良いでしょう。

ここでは、アーク溶接の資格の種類についてご紹介していきます。

アーク溶接特別教育とは?

アーク溶接とは、金属の溶接棒と被溶接物の間にアーク(火花)を発生させ、その熱を利用して溶接することをいい、工場や建設現場などで広く使用されています。溶接作業は電気やガスを使用する作業のため危険が伴う場合があり、作業を安全に行うためにはしっかりと知識学ぶ必要があります。

昭和47年10月には労働安全衛生法により、アーク溶接作業従事者はアーク溶接特別教育の講習を受けることが義務付けられました。

アーク溶接特別教育の講習を受け修了証の交付を受けると、アーク溶接作業者として溶接作業を行うことができ、手アーク(被覆アーク溶接、ガス・シールドアーク溶接など)以外にも半自動アーク、自動アークを行うことが可能になります。

溶接技能者とは?

アーク溶接に関する資格には、アーク溶接特別教育の他にも日本溶接協会がJIS、WESなどの検定試験規格にもとづいて行っている溶接技能者という評価試験があります。こちらは実務経験を積んだ人向けで、これがないと溶接の仕事ができないというものではありませんが、技量を証明することができます。

溶接技能者の資格には手溶接(ガス溶接)、半自動溶接、ステンレス鋼溶接などたくさんの種類があり、その中の一つが手溶接(アーク溶接)となっています。

それぞれの資格には基本級と専門級があり、さらに溶接の材料や材料の厚さ、溶接方法、溶接姿勢などの条件の組み合わせで数十種類に分かれています。どの資格もまずは基本級を受け、経験を積みながら専門級取得を目指しましょう。

アーク溶接の資格の正式名称は?

資格欄に資格を記入することは自己アピールの一環として有効なことですが、特に特定の資格職の場合、履歴書に正しい資格名を書くことが大切です。

履歴書の資格欄に資格を書く際は、原則として正式名称を記入しましょう。

アーク溶接特別教育講習を受講している場合も「アーク溶接講習」などと略さずに、履歴書にはかならず正式名称である「アーク溶接特別教育」または「アーク溶接特別教育講習終了証取得」と記載するようにします。

溶接技能者の資格を持っている場合も、正式には「溶接技能者評価試験 JIS Z 3801 手溶接(アーク)」と記載しましょう。

アーク溶接の資格は履歴書に書ける?

履歴書の資格欄に書く資格は、基本的には国家資格のほかに、受験する業界や職種と関連が高い資格や一般認知度の高い資格となります。アーク溶接特別教育講習は国家資格にあたるため、履歴書に記載することは全く問題ありません。

それどころか、アーク溶接作業者になるには専門の特別講習を受ける必要があるため、有資格者はニーズが高くなっています。とくに、建築・建設現場・土木・鉄鋼業・製造業など、溶接の技術を必要とする職種であれば、アーク溶接の資格は履歴書に記載すべきでしょう。

最近では溶接の熟練者は少なくなっており、とくに溶接技能者の資格を持つ人は貴重な存在であるため、優遇される事が多いでしょう。

アーク溶接の資格の取得方法は?

アーク溶接の資格の取得するにはどのようにすれば良いのでしょうか。アーク溶接特別教育、溶接技能者の資格の取得方法や、講習にかかる時間などをご紹介します。

まずは特別教育講習を受けよう

アーク溶接の資格を取得するには、アーク溶接特別教育講習を受け修了証の交付を受ける必要があります。講習を受けるには、満18歳以上であることが条件です。

特別教育講習は所属する企業や鉄工所などの熟練の指導者のもとで行われることが多いですが、技術系の専門学校、教習所、社団法人などでも行っています。講習を受ける受験機関はインターネットなどでも探すことができます。受験機関が決まったら各都道府県に設置された受験会場と日付を選択し、講習の申し込みをしましょう。

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初回公開日:2018年04月24日

記載されている内容は2018年04月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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