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【種類別】アーク溶接の資格の正式名称と難易度|費用/履歴書

更新日:2024年01月30日

アーク溶接を仕事で使えるようになるためには、どのような資格を取ればよいのでしょうか。実は、アーク溶接の資格にもいくつかの種類があります。今回は、アーク溶接の資格の種類や正式名称、取得方法や費用、試験内容や難易度などをご紹介していきます。

アーク溶接特別教育講習の受講時間はどのくらい?

アーク溶接には安全リスクが存在するため、ペーパーテストのみで終わる他の資格と違い、学科は計11時間、実技は計10時間の講習を受けることが決められています。

講習後は簡単な実技試験があります。受験機関にもよりますが、大抵は3日間ほどで終わることが多いでしょう。

溶接技能者の取得方法は?

溶接技能者の資格を取得するには、実務経験を積んでいることが条件となります。

受験の資格は各級とも15才以上であることと、基本級は1ヵ月以上の溶接技術が必要です。専門級は3ヵ月以上の溶接技術を習得していることのほか、 各専門級に対応する基本級の資格を所有していることが必要となります。

試験を受けるには、特別教育と同様に各受験機関へ直接申し込みをします。試験日は各受験機関へ問い合わせるか、ホームページにて確認しましょう。

受験後は2ヶ月ほどで試験の結果が通知され、実技試験のみ合格した場合は1回に限り学科追試を受験できます。学科試験のみ合格した場合は、学科合格証明書(有料)を受領することができ、証明書を提示することで3年間は実技試験のみの受験ができます。

合否通知日から45日以内に、各指定機関にて認定手続をすることで、適格性証明書が交付されます。

アーク溶接の資格の難易度は?

アーク溶接の資格の難易度はどのくらいなのでしょうか。ここでは、アーク溶接特別教育の難易度をご紹介していきます。

難易度は低め

実は、アーク溶接特別教育は講習さえ休まずにきちんと受けていればほとんどの人が合格するため、難易度は低いと言われています。

とくに学科の方は筆記テストは義務付けられていませんが、実際には教習機関が行なう特別教育にはペーパーテストがあります。ペーパーテストは教育機関によって自己採点の形をとったり、60点以上が合格などとしている場合もありさまざまです。

いずれにせよ理解度を確認する意味合いが大きいので、配布されるテキストを読んで講師の話を聞いていれば問題ないでしょう。

実技講習がポイント

実技講習の方は実際に溶接をしなければなりませんので、ある程度の経験者でもうまくいかないこともあるでしょう。実際に手を動かして肌で覚えていく必要があるため、コツを掴むまでは苦労する人も多いです。

しかし、講習を受けたからと行ってすぐに溶接の技術が身につくわけでもなく、技術は実務を通して上達させていくものなので、試験ではなんとか溶接できていれば修了証を発行してもらえるでしょう。実技講習では、実務に必要な基礎をしっかりと学んでおくことが大切です。

アーク溶接の資格の試験問題とは?

アーク溶接の資格の試験内容はどのようなものなのでしょうか。アーク溶接特別教育講習と溶接技能者試験についてご紹介します。

アーク溶接特別教育講習の試験問題とは?

アーク溶接を使った仕事をしたいなら誰もが最初に受けるアーク溶接特別教育講習の試験問題とはどのようなものなのでしょうか。

先述したように、受験機関によっては学科の講習の後にペーパーテストがある場合があります。その場合、試験範囲はアーク溶接などに関する知識、アーク溶接装置に関する知識、アーク溶接の作業に関する知識、関係する法令の4つとなります。

実技講習の後の実技試験では、技術者や指導者に見てもらいながら実際に溶接を行います。その際、アーク溶接機器の取り扱いおよび溶接技術、作業方法などをみられます。

溶接技能者試験とはどんなもの?

すでに溶接の実務経験を積んでいる人向けの資格、溶接技能者の試験の内容もご紹介しましょう。こちらは技能維持を目的としているため、実技を厳しく見られます。

試験は学科と実技に分かれており、学科試験の内容は、溶接の一般知識、溶接機の構造と操作、鉄鋼材料と溶接材料、溶接施工、溶接部の試験と検査、溶接作業での安全衛生となっています。

実技試験はJISにもとづいて行い、外観試験および曲げ試験により評価されます。基本級、専門級ともに経験をしっかりと積みながら、感覚的に手を動かせる反射神経や欠陥を見抜く能力を育てることが必要となるでしょう。

作業着、安全防具、工具類、溶接材料などは個人で用意しなければならないので、忘れずに持参しましょう。

アーク溶接の資格にかかる費用

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初回公開日:2018年04月24日

記載されている内容は2018年04月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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