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消防士の給料はどれくらい?全国との比較や高い理由についても解説

更新日:2023年12月01日

消防士の給料はどれくらいなのか気になるという方は多いのではないでしょうか。この記事では、消防士の給料や諸手当の仕組み、消防士の平均給料、消防士の給料が高い理由などを詳しく紹介していきます。消防士の給料についてご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

岐阜県の消防士の給料月額は、平成31年の総務省調査によると292,521円となっています。これに扶養手当14,233円、地域手当8,033円を合わせます。

給料月額と扶養・地域手当を合わせた岐阜の消防職の平均基本給月給は、314,787円です。

岐阜県の消防士の平均給料は、全国平均と同水準ということが分かるでしょう。

出典・参照: 平成31年4月1日地方公務員給与実態調査結果 第5表 職種別職員の平均給与額|総務省

消防士と一般行政職員の給料の比較

ここでは、消防士と一般行政職員の給料を比較します。

平成30年の総務省の調査によると、一般行政職の月額給料(男女計)は327,050円です。これに扶養手当8,893円、地域手当17,974円を加算した合計額は353,917円となります。

消防職の月額給料は、308,771円です。これに扶養手当10,597円 、地域手当64,365円を加算した合計額は383,733円となります。

月額給料では、一般行政職の方が高額となっています。しかし、手当を含めた合計金額では、消防職が一般行政職を上回ってることが分かるでしょう。

出典・参照: 第1表の1 団体区分別、男女別、会計別、職種別職員数及び平均基本給月額|総務省

消防士の給料が高い理由とは

ここからは、消防士の給料が高い理由について解説していきます。消防士の給料が高い理由を3つピックアップしていきます。

消防士の給料が高い理由についてご興味がある方は、参考にしてみてください。

消防士特有の手当がつくから

消防士の給料が高い理由に、前述したような特有の手当がつくという点が挙げられるでしょう。

地方公務員の平均諸手当月額の平均給与月額に占める割合は、消防職が約24%です。一般行政職は約21%、技能労務職は約17%となっています。

消防職は、諸手当の割合が一般行政職などを上回っていることが分かるでしょう。

ボーナスが支給されるから

次に、ボーナスが支給されるからという点が挙げられます。民間企業では、ボーナスの支払いが義務付けられているわけではありません。

国家公務員は法律により、地方公務員は条例により、それぞれボーナスが定められています。消防士は地方公務員であるため、ボーナス取得の点で民間企業より利があるでしょう。

出典・参照: おしえて!人事院 |人事院

退職金が高いから

最後に、退職金が高いことが挙げられます。

ボーナスと同様に、一般企業では退職金の法的義務はありません。消防士などの公務員の場合、退職金支払いの法的定めがあるのです。

公務員の退職金は、退職日の俸給月額や退職理由、勤続年数から計算される「基本額」+在職期間中の貢献度による「調整額」で計算されます。その金額の官民比較は、令和3年7月の調査では公務が上回っています。

出典・参照:民間の退職金及び企業年金の実態調査の結果並びに国家公務員の退職給付に係る人事院の見解の概要|人事院

消防士の収入をアップさせるには

ここまで、消防士の給料が高い理由を紹介してきました。続いて、消防士の収入をアップさせる方法について解説します。

具体的には、規模が大きく出動回数や階級が多い消防本部に勤務し、昇級試験で上の階級を目指すことが挙げられるでしょう。

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初回公開日:2022年09月21日

記載されている内容は2022年09月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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