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親と絶縁する手続方法・親戚との絶縁方法・絶縁したいと思う時

更新日:2024年07月30日

親と絶縁したいと思ったことはありませんか?多かれ少なかれ親との関係性に悩んだ経験がありますよね。実際に親と絶縁している人はどんな理由で絶縁しているのか、また法的に親子の縁が切れるのか気になりますよね。今回は、親との絶縁理由や法的に縁が切れるのかご紹介します。

親が死亡してから三か月以内に相続放棄をしないと、自動的に遺産が相続されますが生前に相続放棄はできないのでしょうか。親と絶縁して一切関わり合いを持ちたくないのに、絶縁した親が死亡したらまた関りをもたないといけないのが嫌だから、親が生きているうちに相続も放棄したいと考える人も少なくありません。

では生前に相続放棄はできるのでしょうか。相続放棄は相続権が発生してからできる手続きになります。相続権の発生、すなわち絶縁していた親が死亡して初めて相続権が発生します。なので、生前に相続権の放棄はできません。

相続廃除

相続廃除という手続きはご存知ですか。これは自身の遺産を相続させたくない人がいる場合、生前に廃除しておくための手続きです。これに該当するのは自身の配偶者や子供などが当てはまります。(親が子供に財産を渡したくない場合など)。

これも相続放棄のように家庭裁判所に申請を出しますが、認められるのは大変難しい申請になります。

相続廃除が認められるには、直接的な危害を加えられたり、浪費や不貞行為などを日常的に繰り返していたなどの事由が必要です。しかし、相続権とは相続人に与えられた権利になるため、それをはく奪するのは最低限の権利すら奪うことになるために裁判所が慎重になります。

そのために犯罪などの重大な事由以外ではなかなか認められないのが実情です。

絶縁して後悔したこと

親と絶縁して後悔はしないだろうか。毒親でも親は親だから、と思い悩んでいる人も少なくはありません。

多くの人が絶縁するとき親に対して憎しみや苦しみを抱えています。それは長い時間親との関係性に悩み苦しんできたからです。

そういったことから親から絶縁した後、多くの人は後悔をしていません。絶縁をして一切の連絡をしていない、戸籍の附票や住民票も観覧制限をかけている人は一生親との関りを持ちたくないと考えてる人が大半です。

後悔を感じている人は、絶縁と言いながら連絡を取り合ったりしている人です。心のどこかで親だからという思いを抱えているために、完全に絶縁できず後悔を抱えています。

絶縁するのなら、後悔しないためにも自分の気持ちに向き合うことが大切です。親の死に目にも会わなくていい、一生会わないという固い決意があるのなら、後悔はしないでしょう。

親と絶縁するということ

親と絶縁したい、実際にしたという人たちの多くは幼少期から親との関係性に悩んできた人が多いです。人生のすべてを親に支配され、その支配から抜け出す一歩として絶縁をします。

しかし親と子は法的に死ぬまで血縁関係は続きます。縁を切ることができません。親が亡くなった時に初めて親子の縁が切れます。

親と絶縁して、その後の自分の人生をどのように歩んでいくかは自分次第です。そして、将来自分自身が子供を授かった時に、自分自身が苦しんだ毒親にならないように客観的に自分を見つめ子供と接していく必要があります。

初回公開日:2018年03月10日

記載されている内容は2018年03月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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