【履歴書】契約満了/満了予定の書き方と例文・与える印象
更新日:2024年11月02日
履歴書は書類選考を行うにあたって、紙一枚でその人を見極めなければならない大切なものです。応募したときに離職中の人であれば入社日も特に気にする必要がありませんが、在職中の人の場合は『いつから働けるのか』という点がどうしても引っかかってしまいます。
初めから面接であれば口頭で伝えることもできますが、初めから面接になるとは限りません。だからこそ、契約満了で退職日がはっきりしているのであれば、履歴書に退職予定日を書くようにしましょう。
以上を踏まえると【退職予定日が決まっていなかったり、全員と面接する企業であったり、採用が数ヵ月先の場合は退職予定日を書かなくても良い】でしょう。逆に言えば、【なるべく早く人材を欲しい!と人材確保を急いでいる企業であれば退職予定日を書く】ことをします。
退職日が近いなら退職日を記入するようにしよう
契約満了に伴う退職日が具体的に決まっているのであれば書いた方が良いでしょう。採用を急いでいない求人であれば退職日はあまり気にされません。しかし、急ぎで人材を求めている場合はどうしても『いつから出社できるのか』という点が選考上最大のポイントとなっているのです。そのため、退職予定日がない、というだけではじかれてしまうことも十分に考えられるでしょう。
『○日から出社可能な人』と企業側が募集していても実際は明日からでも来て欲しい、と考えている企業も少なくありません。そんな時に退職予定日を書いておくことで、『この日以降ならいつからでも大丈夫です』というアピールにつなげましょう。
具体的な日程を提示されていると採用担当者の目にも止まりやすく、採用後の話もスムーズにいくことが多いです。他の応募者と比べて少しでも不利にならないよう、意欲を見せていくことが大切です。
退職予定や退職理由は必要?
退職予定は決定している日にちを書くようにしよう
派遣社員や契約社員のような有期雇用の場合は、例え雇用期間に定めがあったとしても、いざその時を迎えると更新を依頼されることがあります。そのため、履歴書に退職予定と書く場合は、雇用主に『更新しない』という確認を取ったうえで○月○日で終了という確認を取るようにしましょう。
確認を取らないまま退職予定とかいてしまったら、後々トラブルに発展しやすくせっかく採用になっても最悪の場合、内定取り消しになってしまうことも考えられます。確認が取れないうちは『現在に至る』と書き、現職中であることを伝えましょう。
決定していないのに退職予定と書いた場合
例としてここで紹介したいと思います。Aさんは以前より契約社員としてB社にて務めていましたが通勤時間がかかることや、交通費がかさんでしまうことに不満を持っていたため、今回3月31日で契約期間満了を迎えることを機に、正社員として働けるよう早めに転職活動を始めました。
もちろんAさんは契約満了日が分かっていたため、履歴書には『3月31日契約満了にて退職予定』と書いており、運よく数社受けたうちの1社に内定をもらうことができました。しかし、契約更新が近づき、勤め先から契約更新の話が持ち上がりました。しかも待遇面が大幅に変わり、内定先よりも良い条件をもらうことになったのです。
そうなるとAさんの気持ちも揺らぎ、今回は内定先を辞退して契約更新をすることに決めました。早速内定先に辞退の電話を入れたところ、すでに入社準備は進んでおり、制服や社員証などすべて準備された後で『退職予定と言っていたから採用したのに!』と散々文句を言われてしまいました。
このようなことを避けるためにも先述したように退職予定が分かっていたとしても、上司に更新の有無を確認し、更新しないのであれば早めにその意思を伝えるようにしなければなりません。自分の独断で判断しないように気を付けましょう。
退職予定を書くことでよりスムーズに話が進む
先述したように、退職予定というのは現在努めており派遣先をの契約満了時期を指しています。履歴書に退職予定日を書くことで、面接において話が進めやすいというメリットがあるだけでなく、仮に採用された場合にも今後の予定が立てやすくなるというメリットもあります。
そのため、履歴書に退職予定日を書く、というのは応募先企業だけでなく自分自身も計画をたてやすくなるので予め調べたうえで記載するようにしましょう。契約満了での退職予定というのは悪くとらえられることはまずありません。素直に記入するようにしましょう。
詳細を明かさなければ疑われてしまうことも
退職予定や、退職理由を履歴書に書く際には、契約内容など詳細を書くようにしましょう。先に紹介したように『○○株式会社 受付事務 (○月○日契約満了にて退職予定)』と書くと分かりやすいです。
ここであまりにも詳細を省いてしまうと、本当に契約満了して退社するのか疑われてしまうことになりかねません。どのような契約を結んでいたのか、いつ契約満了予定か書くことで信頼にも繋がるでしょう。
嘘の退職理由は経歴詐称に該当するので注意が必要
契約満了で退社していたにも関わらず、その旨を明記しなかったり履歴書の正しい書き方を知らずに間違った書き方(例えば、契約満了なのに会社都合による退社など)書いてしまうと、経歴詐称に該当してしまいます。
せっかく契約満了で勤め上げた素晴らしい実績なのに台無しになってしまいます。書いている内容によっては罪に問われてしまうことも考えられます。どんな些細なことでも絶対に嘘を書くことのないよう注意しましょう。
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初回公開日:2017年08月06日
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