Search

検索したいワードを入力してください

教員免許の7種の正式名称|教員免許の種類・履歴書への書き方

更新日:2023年12月07日

学校の先生になるには教員免許が必要です。教員免許に正式名称や種類があるのはご存知でしょうか。幼稚園・小学校・中学校・高校と先生によって持っている教員免許は異なります。ここから教員免許の種類と正式名称についてご紹介していきます。

教員免許とは

誰しもが必ず関わったことがある学校の先生ですが、先生になるには免許が必要になるということは、みなさんもご存知でしょう。よく耳にする「教員免許」というものが先生になるための免許です。

ではその教員免許の正式名称はご存知でしょうか。教員免許の正式名称は「教育職員免許状」です。ここからはその教員免許やその正式名称について詳しく、ご紹介していきます。

免許証と免許状の違い

免許証と免許状の違いは、免許状が運転免許証のような形態ではなく、表彰状のように、免許の証として書かれた大きな紙であることです。

免許状は、官公庁が交付する免許の証が書かれた文書のことです。免許状は古い言い回しの表現です。教員免許の証は免許状に書かれています。

教員免許の正式名称7種

教員免許の正式名称には全部で7種あり、教員有効活動地域範囲は全国、2009年4月1日の法改正以降に授与された免許状の有効期間は10年です。また、普通免許状も3種類に分かれています。

幼稚園教諭の免許状はなく、小学校教諭の免許状は教科ごとに授与されます。有効期間は10年で有効地域範囲は授与を受けた都道府県内の学校です。

これらの免許の正式名称と、その詳しい内容について見ていきましょう。

正式名称その1:幼稚園

教員免許とひとくくりに表現されがちですが、本当に多種多様な免許状が存在しています。幼稚園教論の正式名称は、最終学歴によって3つに分かれています。

大学院卒(修士の学位)の人は「幼稚園教員専修免許状」、大学卒(学士の学位)の人は「幼稚園教諭一種免許状」です。

二種免許状は、学士、短期大学士、専門士の学位のいずれかを有することを基礎資格とします。高校の教壇に立つことはできず、小学校・幼稚園の教員免許です。

正式名称その2:小学校

小学校教諭の教育免許は正式名称は「小学校教諭免許状」といいます。

小学校教諭免許状には、普通免許状・特別免許状・臨時免許状があります。やはり普通免許を取得している先生が一般的です。そしてこの普通免許状はさらに、専修免許状・一種免許状・二種免許状に分かれています。

小学校教諭の普通免許状を持っている先生はすべての教科を担任します。

正式名称その3:中学校

中学校教諭の教育免許は正式名称「中学校教諭免許状」といいます。

中学校教諭免許状には普通免許状・特別免許状・臨時免許状があります。普通免許状が一般的です。普通免許状はさらに、専修免許状・一種免許状・二種免許状に分かれています。

中学校教諭の教員免許を持っている先生は、免許状を取得した教科を担任します。

・教科一覧
国語、社会、数学、理科、外国語、音楽、美術、保険、技術、保健体育、家庭、職業、職業実習、宗教

正式名称その4:高等学校

高校教諭の教員免許の正式名称は「高等学校教諭免許状」です。

高等校教諭免許状には、普通免許状・特別免許状・臨時免許状があります。普通免許状はさらに、専修免許状・一種免許状に分かれます。

高等学校教諭の教員免許を持つ先生は、32教科(国語、地理歴史、公民、数学、理科、音楽、美術など)8科目(柔道、剣道、情報技術、建築、インテリア、デザイン、情報処理、計算実務)の中から、免許状を取得した教科を担任します。

正式名称その5:特別支援学校

幼稚部・小学部・中学部・高等部を担任する特別支援学校の教員免許の正式名称は、「特別支援学校教諭免許状」「特別支援学校自立教科教諭免許状」「特別支援学校自立活動教諭免許状」の3つの種類です。

それぞれ4~5つの領域・教科に分かれ、さらに教科も分かれています。

・特別支援学校教諭免許状:幼稚園、小学校、中学校、または高等学校
・特別支援学校自立教科教諭免許状:高等部
・特別支援学校自立活動教諭免許状:全ての部

正式名称その6:養護教諭

養護教諭はいわゆる「保健室の先生」です。

正式名称には小中高のくくりはつかず「養護教諭(専修・一種・二種)免許状)となります。

養護教論は学校に滞在し、在学中の生徒の健康を、心身ともに掌る学校職員のことです。男性よりも女性の養護教論が多いことが特徴です。

保健師の資格があると、一定の単位を修めることで養護教諭二種免許状が取れます。保険主事としての役割も担い、学校における保健の管理も行っています。

次のページ:教員免許の種類3つ

初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests