教員免許の7種の正式名称|教員免許の種類・履歴書への書き方
更新日:2024年11月01日
正式名称その7:栄養教諭
栄養教諭とは、児童や生徒の栄養管理を行う教員のことです。
栄養教諭は、最終学歴によって3つに分かれます。大学院修士課程卒業で「栄養教諭専修免許状」、4年制大学卒業で「栄養教諭一種免許状」、短期大学卒業で「栄養教諭二種免許状」になります。
2005年に、児童や生徒の栄養状態や栄養教育の管理・推進を目指して設けられた正規職員です。学校給食の管理や、子どもたちの食に関する自己管理・指導などを行っています。
教員になりたい日に本
「たのしく教師デビュー: 通信教育で教員免許を取得し営業マンから高校教師になったボクの話」は、実際の体験を本にした、これから教員になろうとしている人にノンフィクションです。
特に、別職種から教員免許取得を目指す人には、たいへん参考になる1冊です。著者は自身の実務経験を生かした授業を目指す教師になりました。しかも通信教育で教員免許を取得しているという点が、わたしたちに希望を与えてくれています。
教員免許の種類3つ
学校の先生たちが取得してる教員免許はみんな同じだろうと思いがちです。実は教員免許は普通免許状・特別免許状・臨時免許状の3つに分かれています。
申請により、都道府県教育委員から授与されます。この3種類の免許の違いは何なのか、正式名所も併せて詳しくご紹介しましょう。
その1:普通免許状
普通免許状とは、教諭、養護教諭、栄養教諭の免許状です。
所要資格(学位と教育課程などでの単位の取得、または教員資格認定試験(幼稚園、小学校、特別支援学校自立活動のみ実施)の合格)を得て必要な書類を添えて申請することにより授与されます。
普通免許状の中にも実は種類があります。「専修免許状」「一種免許状」「二種免許状」の3つです。教員免許に正式名称にも入ってきます。
一種免許状
高等学校(中等教育学校を含む)の場合、管理職になるためにはこの専修免許状が必要になるため、一種免許状を取得される先生方も多くいらっしゃいます。
一種免許状とは、学士の学位を有することを基礎資格とするつまり、大学で教科または教職に関する必要単位を取得した上で取得できる免許状です。いわゆる一般的な教員免許です。
二種免許状
二種免許状とは、学士・短期大学士・専門士の学位のいずれかを有することを基礎資格とします。高校の教壇に立つことはできず、基本的には小学校、幼稚園向きの教員免許です。
教員免許とひとくくりに表現されがちですが、本当に多種多様な免許状が存在しています。
専修免許状
専修免許状とは、修士の学位を有することを基礎資格とするつまり、大学院で教科または教職に関する必要単位を取得した上で取得できる教員免許です。
また、教諭が採用から一定年須勤務期間を経た場合、大学院の通信教育や通信制大学院の科目などの履修生となり単位を取得し、教育職員検定を経て取得する方法もあります。
その2:特別免許状
特別免許状とは、教諭の免許状です。
社会的経験を有する人に、教職員検定を経て授与されます。教科に関する専門的に優れた知識や経験、または技能・社会的信望・教員の職務に必要な熱意と見識を有することが求められます。
その3:臨時免許状
多様な知識・経験を持つ社会人を教員に迎えることで、学校教育の多様化への対応や活性化を目的として導入された制度です。
臨時免許状とは、助教諭・養護助教諭の免許状です。
普通免許状を有する者を採用することができない場合に限り、教員職員検定を経て授与されます。有効期間は3年で、有効地域範囲は授与を受けた都道府県内の学校です。
初回公開日:2017年10月30日
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