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履歴書に書く学業で力を入れたこと・例文・力を・ゼミや資格について話す場合

更新日:2024年06月28日

学業で力を入れたこととは、就活生の自律的な行動力の有無を判断するためのものです。Plan-Do-Seeのサイクルを意識して、面接でのやり取り、学業で力を入れたことだけではなく類似の質問についても検討しています。就活の成功を期待して、さあ始めましょう。

学業で力を入れたこと

就職活動をしている学生にとって悩ましいことのひとつに、履歴書やエントリーシートに記載する「学業で力を入れたこと」があります。この内容は面接での質問項目にもなりやすいものですから、自分自身の言葉で書いておかなければなりません。自分の特徴を上手にアピールできる書き方を身につけましょう。

履歴書に書く学業で力を入れたこと

履歴書に学業で力を入れたことを書く意味

社員を採用する企業は、対象者である就活生が社員にふさわしいかどうかを判断するために、履歴書やエントリーシート、あるいは小論文や面接などの様々な方法を使って判定します。「学業で力を入れたこと」も、就活生の特徴を確認するためのひとつの手段だと理解しましょう。

例外があるとすれば、仕事の内容が特定の学問領域と合致している場合です。例えば理系の基礎的な研究開発のような仕事です。この場合は、具体的にどのような内容の勉強をしたのかが問われていますので、詳細に記述する必要があります。従って、専用の報告書であったり、学校からの推薦書になります。

「学業で力を入れたこと」を履歴書やエントリーシートに書くのは一般的な採用の場合になりますので、勉強した内容や成績などを書くのではなく、採用する側が必要とするものを記述することが求められます。

企業は就活生の何を知りたいのか

株式会社リクルートキャリアの就職みらい研究所がまとめた「就職白書2017」によれば、企業が採用基準で重視する項目の上位3つは、人柄、熱意、可能性となっています。

企業の活動はビジネスといわれるものであり、経験則や成功体験はあっても正解というものはない世界です。ビジネスの目標を達成するために必要になるのは、上記の3項目(人柄、熱意、可能性)に加え、与えられた役割をこなすだけではなく自ら考え自ら動くという自律的な行動力、そしてチームで行動する協調性です。企業が求める人材は、協調性があり自律的な行動力を特徴として備えている学生なのです。

そこで、採用活動の中で就活生がそのような特徴を持ち合わせているかどうかを判定するために、様々な場面で学業で力を入れたことという質問を用いて特徴の有無を確認しています。

学業で力を入れたことと就活生の特徴とどう関連するのか

「学業で力を入れたこと」についての質問は、自律的な行動力の有無を判定することに関連します。勉強はより良い成果を求めて日々努力する活動であり、まさにビジネスの現場でおこなわれていることと同じなのです。目標を設定し、具体的な行動計画を立てて、そして実践し結果を出します。もし結果が思わしくない場合は、計画を見直し修正します。いわゆるPlan-Do-Seeのサイクルです。

このサイクルにおいて、学校の先生などが目標を設定し勉強方法やスケジュールを決め、あとは粛々と我慢強く勉強したような場合、決められたことを一生懸命に実行するという特徴は確認できます。ですが企業が必要とする自律的な行動力を備えているとは言えません。

このように、「学業で力を入れたこと」のPlan-Do-Seeサイクルをよく観察することで、就活生の特徴を浮かび上がらせることになるのです。

学業で力を入れたことの書き方と例文

どのような経緯から学業で力を入れたのかが大切

ここからは、履歴書やエントリーシートへ学業で力を入れたことを具体的に記述するために大切なことを考えていきましょう。

まずは、学業で力を入れたことの目的です。学生が勉強するのは当然なのですが、それでも力を入れるにはそれなりの訳があるはずです。勉強のPlan-Do-Seeサイクルにとってこの目的はとても重要です。なぜならば勉強の目的意識が不明確であれば、目標設定も緩みますし、行動計画も真剣味が薄れます。また肝心の実践においても迫力に欠けるものになります。

目的はどのような内容でも構いません。大切なことは、目的がしっかりと認識されている、ということが伝わることです。そのためには、「なぜ」学業で力を入れたことがあったのかについてひとつの項目として立て、目的あるいは理由、または背景を書いていきます。

目的と手段にずれはないか

次に、学業で力を入れたこととしてどのように勉強をしたのでしょうか。目標としたレベル、取り組んだ期間、教材の選定、具体的な学習方法、などといった手段について、簡潔にまとめることです。例えば5W1Hを使ってまとめるのも良い方法です。その上で、最も特徴的と言える手段について説明を加えます。その際に注意するのは、手段にはそれぞれ意味や理由があるはずなので、それをしっかりと記述することです。

つまり、学業で力を入れたことの記述のポイントは、いかに目的と手段の間で整合性が取れているのか、あるいは取れていなかったのか、という点です。勉強の結果としての目標の達成あるいは未達成を通じて得たもの、あるいは大変だったことなどを書いてしまいがちですが、それがメインの内容となっては不十分なものになってしまいます。

目標の設定と完了までのプロセスはどうだったのか

学業で力を入れたことについての目的と手段の間の整合性についてまとめた後は、目標の設定から勉強が完了するまでのプロセスを確認し、要点のみ簡潔にまとめます。この部分は分量が多くなりがちなので、注意が必要です。

まとめ方のポイントは、計画通りにできなかった時にどのように対応したのか、という点です。計画通りにできなかったことは恥ずかしいから書けないなどと考えることはせず、むしろ柔軟に対応したことをアピールできる絶好の場だと受け止めてください。
論理的に書けているか再チェック
記述するために大切なことをもう一度まとめてみましょう。

・学業で力を入れたことの目的は何だったのか。勉強することになった理由や背景を振り返ってみましょう。
・目的を達成するための、学業で力を入れたことの具体的な手段や方法はどのようなものだったのか。目的と手段にずれがあったのかなかったのか、ここがポイントです。
・勉強を進める過程で計画通りにできなかった場合の対処はどうだったのか。影響が拡大しないように柔軟に対応できたのかどうか、丁寧にまとめましょう。

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初回公開日:2017年07月23日

記載されている内容は2017年07月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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