履歴書に書く学業で力を入れたこと・例文・力を・ゼミや資格について話す場合
更新日:2024年06月28日
具体的な例文
学業で力を入れたことの例文とそれを修正したものの両方を確認しておきましょう。
外国語の習得を頑張ったという例文
私は学業で力を入れたこととして外国語特に第2外国語であるフランス語に力を入れて勉強しました。その理由は、これからのビジネスの現場では英語はできて当たり前であり、差をつけるためには第2外国語が必要と考えるからです。特に海外事業に携わることが小さい頃からの夢でしたので、その夢の実現に向けて頑張りました。具体的には、忙しくても最低でも毎日1時間は勉強しようと思い、大学の講義で使った教科書を使って読解を中心に勉強していました。難しい箇所があったら図書館に行って辞書で調べたり、指導してくださった担当の先生に質問したりして勉強をしました。
修正を加えた例文
私は学業で力を入れたこととして外国語特に第2外国語であるフランス語に力を入れて勉強しました。その理由は、これからのビジネスの現場では英語はできて当たり前であり、差をつけるためには第2外国語が必要と考えるからです。特に海外事業に携わることが小さい頃からの夢でしたので、その夢の実現に向けて頑張りました。具体的には、就職活動で少しでも有利になるようにと、フランス語検定の合格を目標に、教養課程で使った教科書を読み直すという方法で勉強しました。ところが、教科書の独学では理解が深まらない箇所が多く、フランス語の指導をしている学校などを活用することも考えるべきだっと思っています。また、フランス語検定合格のためには、過去問の学習も大切な勉強内容ですが、そこまで手が回らないのが現実でした。今後は、もう少し緻密な計画を立てて勉強をしていきたいと思います。
力を入れたことがない場合の対処法
定期テスト対策やレポート提出でも大丈夫!
学業で力を入れたことなんてそんなにないし、ましてしっかり成果を出した勉強はない、と思う就活生もいると思います。そのような心配は無用です。例文にもあるように、成果を出せなかった勉強でも大丈夫だし、定期テスト対策の勉強やレポート作成だって立派な学業で力を入れたことなのです。
大切なことは、繰り返しになりますが、学業で力を入れたことという内容を通じて自律的な行動力を備えていることを示すことです。すなわち、Plan-Do-Seeサイクルを実行できることを示すということです。定期テスト対策やレポート作成の経験を、Plan-Do-Seeサイクルの観点で再確認し、整理してまとめ直しておきましょう。
学業で力を入れたことが無い理由を説明しよう
それでもどうしても書く内容が無い、という場合もあるかと思います。その場合は、学業で力を入れたことが無いことを素直に認め、なぜそうなのかを丁寧に説明する姿勢で記述します。例えば部活動一辺倒であったとか、海外旅行で見聞を広げることに(そして費用捻出のためのアルバイトに注力)熱心であったとか、ボランティア活動中心の生活であったとか、このように何らかの理由があろうかと思います。それを書きましょう。
代わりに書けることはないのか
学業で力を入れたこととして書く内容が無いとしても、その理由に応じて、部活動とか見聞を広げる旅行や費用捻出のためのアルバイト、あるいはボランティア活動といったものを、代わりに書けるのではないでしょうか。
学業で力を入れたことの代わりを記載するのであれば、自律的な行動力を備えているということを説明するつもりで書きましょう。つまり、例えば部活動において、どのようにしてPlan-Do-Seeサイクルを意識したのか、という記述になります。
ゼミや資格について話す場合
面接での注意点
面接においても、大学生活で何に力を入れたのか、あるいは直截的に「学業で力を入れたこと」を聞かれる場合があります。この質問の趣旨は、履歴書やエントリーシートと同様に、自律的な行動力を備えているかどうかを確認することにあります。
特に、学業で力を入れたことを聞かれ、それが履歴書やエントリーシートにも記載してあるようなら、その面接での受け答えは慎重におこなわなければなりません。なぜならば、自律的な行動力の有無を再度確認しようとしているに他ならないからです。記載した内容そのままでなくても構いませんが、主旨が変わることなく丁寧に回答しなければなりません。
回答する上で注意しなければならないのは、質問の意図をしっかりと理解してから回答することです。面接の準備が万全であったなら、学業で力を入れたことを聞かれた瞬間に何をどう答えようかなと頭の中でシミュレーションしているかと思います。ですが質問者の質問がそのシミュレーションとは違う切り口でおこなわれることも想定しなければなりません。慌てずに、質問者方の質問を鸚鵡返しで確認するくらいの慎重さを持ちましょう。
ゼミについての質問への応答
ゼミについての質問の意図は、学業で力を入れたこととは異なる場合があります。それは、面接官と就活生の距離感を縮めるという狙いの場合です。だからと言って、回答することが比較的容易だと思われるゼミでの活動を質問してくれたので、ここぞというくらいに話し始めるのは考えものです。
次の質問が出やすくなるように、ゼミについての概略的なことをまずは回答しましょう。その上で学業で力を入れたことと同様の趣旨での質問が来るようなら、自律的な行動力を念頭に回答していけば良いのです。
どのような主旨で質問したのかがよく理解できないこともあります。そのような時は主旨を勝手に決めて回答してしまうのではなく、「〜のような主旨でのご質問と理解しましたが、それで間違いありませんか」などと再確認できるように、とにかく慌てることなく、ゆっくりと丁寧に回答しましょう。
初回公開日:2017年07月23日
記載されている内容は2017年07月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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