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将来像の書き方と例文・面接/就活での将来像例・質問への答え方

更新日:2023年12月31日

採用試験で将来像の質問をされたとき、何を答えるべきか曖昧でピンと来ない方も多いのではないでしょうか。将来像という言葉のニュアンス、期待される資質、具体的な年数を指定されたときの考え方などをまとめました。実際に働く姿がイメージできないという人にもおすすめです。

そもそも将来像とは

将来像といわれてもピンとこない

将来像とは何でしょう。何かしら未来のことについて聞かれているようですが、それだけでは漠然としたイメージです。就活の採用試験ではコミュニケーション力が大切といわれます。その中には相手の考えや求めるものを察知し、理解することも含まれます。では、採用担当者が期待する将来像とは何でしょうか。

言葉を置き換えてみる

まずは将来像という言葉のニュアンスをはっきりさせましょう。言葉のニュアンスを知りたい場合は、他の国の言葉に置き換えることがおすすめです。今回は漢文に置き換えてみましょう。

将来の将の字は、再読文字という文法表現です。「まさに〜せんとす」というフレーズを高校時代に習った方も多いのではないでしょうか。意味は「今、まさに〜しようとしている」というものです。これを踏まえると、将来という言葉には「今まさに、来ようとしているもの」というニュアンスが含まれています。

将来像という言葉の持つニュアンス

将来像という言葉を「今まさに、来ようとしているもの」として捉えた場合、そのニュアンスからは、単に理想や憧れだけではない説得力や根拠を求められることが分かります。採用試験で将来像の質問に応える場合は、そうした裏付けを事前にしっかり準備しておくことが大切です。

将来像への質問で期待されているもの

将来像の質問に答えるには順番があります。まず未来の理想像を提示し、その後に裏付けとなる情報や根拠を述べます。この質問、経験者の方であれば、それまでの経験や知識を元に具体的な説明をすることができるので比較的簡単に思えます。

しかし、そうした蓄積がない学生さんや業界未経験者の方にとっては難しく、回答の質に差が出てしまいます。そうした意味では少し不公平な感じもする質問です。果たしてこの質問の意図とは何でしょうか。

採用試験の種類による評価の違い

ここで改めて採用試験そのものに注目しましょう。業界知識や専門スキルを評価したい場合、会社は中途採用やヘッドハンティングという形をとります。その方がスペシャリストを集めやすく、即戦力としての活躍が期待できるからです。そうした観点からすると新卒・第二新卒の方を対象にした採用試験の場合、スキルや専門知識とは別な観点が評価対象になると考えられます。

新卒・第二新卒者が期待されている項目

経験者を採用する場合、将来像では専門的な知見に評価のウェイトが置かれます。そうでない方へ将来像の質問をする場合は、採用担当者は内容以上に以下の観点を評価していると考えられます。

・ポジティブな理想像
・業務への知識と勉強量
・熱意と責任感
・説得力

将来像とはいいますが、実際は人柄やロジックの運び方などに比重が置かれていることが分かります。さて、これらの評価項目ですが、どこかで聞き覚えはないでしょうか。

将来像の書き方

将来像で問われる資質

近年、リーダーシップに関する議論が注目を集めています。そして会社が求める人材として、社員一人一人にリーダー意識を求める風潮が強くなってきています。実際、先にあげた将来像の質問の評価項目は、実は全てリーダーシップに必要とされる資質と共通しています。項目ごとに確認していきましょう。

ポジティブな理想

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初回公開日:2017年09月25日

記載されている内容は2017年09月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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