エントリーシートに適切な紙質・サイズ|おすすめの印刷方法
2:家で印刷する方法
インクの種類に注意する
自宅で印刷をする場合、普段印刷する時のように印刷機を操作すれば何の問題もないでしょう。しかし1つだけ注意しなければいけないのが自宅にある印刷機で使われているインクの種類についてです。家庭用の印刷機には、染料インクを使うものと、顔料インクを使うものが存在します。
エントリーシートに適しているインクはそのうち顔料インクと呼ばれるインクです。顔料インクには印刷したときの仕上がりが美しくすぐに乾きにじみにくいという特徴があります。
反対に染料インクは乾きにくく紙質によっては文字が滲んでしまう傾向にあるのです。写真印刷などの光沢がある紙への印刷は染料インクが向いているのですが、文字印刷がメインのエントリーシートの場合、より滲みにくい顔料インクが適しています。
さらに顔料インクは、耐オゾン性や耐光性に優れているため、長期保管してもインクが変色したり掠れにくいという特徴もあります。エントリーシートは就職活動の期間が終わっても長く会社で保存される書類なので、耐久性の高い顔料インクを使用するのか企業に対する気遣いともなるのです。
また、印刷された後の耐水性も顔料インクに軍配が上がります。染料インクは印刷された紙に水等が壊れてしまった場合とてもよくにじみ、場合によっては文字の判別ができなくなってしまうことがあります。
エントリーシートをチェックする企業側の際も人間なのですから、チェックしているときに飲み物をエントリーシートにこぼしてしまうといったミスがないとは言い切れません。全てのアクシデントを想定して物事を選択していきましょう。
ちなみに染料インクと顔料インクは同じ印刷機で利用することができません。専用インク着専用の印刷機に顔料インクをセットしてもうまく印刷ができず印刷機が壊れてしまう原因となります。もし自宅にある印刷機が染料インクを使用する印刷機だった場合は、コンビニなどで印刷するようにしましょう。
エントリーシートを印刷するときは両面印刷?片面印刷?
エントリーシートの中には2ページ以上のデータが必要な様式になっているものもあります。2ページ以上のデータを見ると、両面印刷で印刷した方が紙の枚数も節約でき、相手も読みやすいのではないかと考える就活生もいるでしょう。しかし、エントリーシートは例え何ページにもなっていたとしても両面印刷で印刷するのは避けておきましょう。
企業では、会議での書類等以外で正式な書類を両面印刷する事はほとんどありません。エントリーシートと言う正式な書類にも同じことが言えます。
ただし、相手方に提出しない自分の控え等の場合は、紙の節約で両面印刷にしたり縮小印刷で保存している人も存在します。その場合には相手に見せるわけでは無いので、両面印刷を行っても問題ありませn。提出用と保管用で印刷方法を使い分けるようにしましょう。
エントリーシートを印刷するときはカラー印刷にするべきなのか
白黒印刷でもカラー印刷でも評価は変わらない
エントリーシートに適した用紙とインクを利用すれば、印刷された見た目はカラー印刷でも白黒印刷でもほぼ変わらない仕上がりとなるため、どちらで印刷するかは特に気にする必要はありません。
しかし、顔写真をいっしょに印刷する場合や、会社のロゴに色が使われている場合は白黒印刷で印刷するとうまく表示されない場合があるので、カラーで印刷するようにしましょう。エントリーシートが全て文字などで構成されていて色がない場合は、白黒印刷で印刷したほうが滲みが少なく美しい印刷ができるので、白黒印刷がおすすめです。