内定者懇親会での私服の服装|私服に合う鞄・私服指定時のマナー
更新日:2024年06月14日
内定者懇親会の案内や、電話口で伝えられた“私服で大丈夫です”。「その大丈夫という言葉を信じて行ったら、大丈夫じゃなかったりするんじゃないの?」とドキドキしている内定者さんは少なくないはずです。そこで、私服で結構ですと知らされている場合の服装マナーをまとめてみました。
スーツはダメなの?
ヤキモキするくらいならスーツで行きたいと思う人も少なくありません。確かに、私服より無難そうですし、あれこれ考える手間も要らないので、スーツで行けたら良いなと思うのは無理もないことです。正直に言えば、私服で結構ですと知らされている内定者懇親会にスーツで行っても良いですか?という質問に対してイエスかノーで答えるならば、その答えはイエスです。ただし、私服で結構ですと知らされている内定者懇親会にスーツで行くのはおススメできますか?と質問されたら、強くノーです。
ノーの理由は単純です。“私服でOKの内定者懇親会にスーツで来た理由”を疑われるからです。人の話をきちんと聞かない、あるいは指示メールを適当に斜め読みしていて、私服で良い内定者懇親会と気付いていなかったのか?あるいは、ただ私服を考えるのが面倒くさいという理由だけでスーツで来た、単なる面倒くさがりなのか?そういった、ネガティブな理由を見出される可能性は低くはありません。
もしも「今日の内定者懇親会は私服で良いのに、なんでスーツで来たの?」と人事部などの同席する会社の人や、一緒に入社することになる同期に尋ねられた時のために、「内定者懇親会の前にバイトへ行ってたのですが、そのバイトというのが塾の講師で、スーツが必着なんです」などといった、スーツを着ている合理的な説明を用意しておきましょう。
内定者懇親会の開催場所を把握しておこう
内定者懇親会は通常、先輩社員も交えたお食事会が中心になっていますが、どこで食べるのかということも気にした方が良いです。おしゃれなレストランであったり、内定者が数十人だとか百人を超えてくる大企業であれば有名ホテルの宴会場で、ということも考えられますが、そういったところではジーパンの着用や男性の襟のない服装は嫌がられることも少なくありません。
スターレート、いわゆる星の数で格付けがされているホテルの場合、ジーパン着用者はたとえ宿泊するお客様でも披露宴などを行う宴会エリアには入れてもらえない場合すらあります。内定者懇親会開催のお知らせに、私服の服装ルールが記載されていなくても、食事場所を見て判断ができる大人でありたいところです。
よれよれTシャツやダメージジーズンは厳禁
上のように服装に規制があるような場所ではなく、街中の居酒屋で内定者懇親会が行われる場合ももちろんあります。その場合、私服の規制はお店にはなく、なにを着て行っても良い様に思えますが、そこは一応、就職活動の延長線上にある内定者懇親会ですから事実上のルールがあります。
ずばり、やる気を感じられない私服や、清潔感のない私服姿で内定者懇親会に行ってはいけない、という点です。そういう意味で、なんとなく覇気を感じられないだとか、清潔感がないと思われることが多い、よれよれのTシャツや穴が開いたダメージジーンズは内定者懇親会では避けるべき服装です。
いくら就活中のスーツ姿が決まっていて、面接でも高評価だった内定者さんも、採用活動にかかわっていない現役社員の方にとっては、不適切な姿にネガティブな印象を持たれる可能性は大いにあります。
TPOを考えられる社会人になろう!
結論から言いますと、内定者懇親会は私服で良いと言われた場合、それはTPOが分かる人ですか?と、もっと言えば、時と所と場合を考えた服装ができますか?と内定者さんに(採用担当者側が意図しているかはともかく)試練を課している、という風に考えたほうが良いでしょう。TPOの理解は社会人にとって必須のスキルですので、私服OKの内定者懇親会を通して、どういった観点を持つべきか、少し考えてみてください。
初回公開日:2017年08月10日
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