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2017年09月11日

文学部の主な就職先一覧|有利な就職先・有利な資格・就職に不利?

一般的に文学部出身者は就職が困難であると言われています。では、実際文学部を出た人はどんな仕事に就いているのでしょうか?文学部出身者が有利に就職できる所はあるのでしょうか?実際の就職率は?文学部出身者の就職先について、紹介していきます。

文学部の主な就職先一覧

文学部はとても選考の分野が広い学部です。文献などを研究する文学分野、世界中の言語を学ぶ言語分野、考え方や哲学を学ぶ思想分野、歴史について研究する歴史分野、文化文明について研究する分野、生き方について研究する人間分野などがあります。

文章を書く仕事に就きたい人が文学部に行くかというと、実際はそうでもありません。一般的に文学部出身の人は就職が困難であると言われています。では、文学部を卒業した人は実際どんな所に就職しているのでしょうか?

地方公務員

出身の学部にあまり左右されることのない地方公務員は、文学部出身者の中でも人気のようです。学んだことをそのまま試験や業務に生かせる就職先とも言えます。地方公務員は偏りのない幅広い知識が必要になります。

1つの学部で幅広い知識を身に着けられる文学部を卒業した人は、就職先に地方公務員を選択する人も多いです。試験はかなり難関とも言われますが、学ぶことが好きであれば良い就職先でしょう。

出版社

文学部出身者は出版社への就職は人気です。文学の分野を専攻し、文章を書いたりまとめたりすることに親しみのある人はとても良い就職先です。

しかし、文学部出身であるからと言って就職に有利な業界ではありません。ですが、文章に親しんできたことをアピールすることはできます。注意点としては、出版社での仕事はとてもハードです。締め切りに追われたり、休日出勤も頻繁にあるようです。体力に自信のある人は、面接などのときにアピールしても良いかもしれません。

教師

こちらも文学部出身の人が多く就職している職業です。専攻によっては英語や国語の教員免許が取得できます。教育学部であれば、卒業認定と教員免許取得がセットになっています。

しかし、文学部の場合は自分の選考を学びながらプラスで教員になるための勉強を行います。教員になるには、教育実習を始め、その他の実習もたくさん行わなければなりません。まして、就職活動と並行して行うとなると、かなり困難で苦労する学生は多いようです。

教師は離職率もかなり高い職業です。これだけ苦労してなった教師になったとしても、その後の苦労に耐えられない人は多いようです。児童や生徒指導だけでなく、保護者対応、職場の人間関係、部活の指導など体力的にも精神的にも厳しい仕事だからです。

教師を目指すのであれば、教員免許取得の苦労と、仕事を始めた後の苦労の両面を理解しておきましょう。

IT関連企業

IT関連企業とは、ソフトの開発や情報処理などの仕事をメインとする企業のことです。しかし、はっきりとした定義はなく、イラストや写真などを扱うWEB関連の企業もIT関連企業に分類されることもあります。

IT関連企業は出身学部を問わず様々な人材を採用しています。なので、文学部出身者もたくさん就職している実績がもあります。英会話が得意であったり、外国の文学に精通していたりすると、就職に有利な場合もあります。

学芸員

学芸員とは、博物館の資料展示や管理、収集、保管などを行う専門職員のことです。大学などで決められた単位を取得すると、学芸員の資格を取ることができる場合もあります。もしも、そのような科目の単位がない場合は、文部科学省の試験に合格して試験認定を受けるか、論文などによる審査に合格して、無試験認定を受けなければ学芸員になることはできません。

つまり、大学卒業後、すぐに学芸員になるには大学で専門的な知識を身に着ける必要があるということです。その自分が身に着けた知識を生かしたい、博物館や美術館に興味がある、という人は就職希望先に学芸員を入れるという選択肢もあります。

しかし、学芸員として就職するのはかなり困難な現状があります。採用率が良くないからです。また、場所によっては倍率が100倍以上になることもあります。有名な博物館などでは、なんと200倍近くになることもあるようです。

図書館司書

図書館司書の資格は、ほとんどの大学の文学部で取得することができます。図書館司書になるための資格試験などは特にありません。決められた単位を取得すれば誰でも資格を取ることができます。

仕事内容は図書館で本の貸し出しを行ったり、本を分類したりなどです。本が好きで本に関わる関わる就職先を探しているということであれば、良い就職先でしょう。ちなみに、図書館の中でも大学の図書館を就職先に希望する人が多いそうです。

文学部が有利な就職先

「工学部」や「医学部」は、その名前を聞けば、何となく勉強してきたことが理解してもらえます。しかし、残念ながら、文学部はそうではありません。また、文学の高い専門性を身に着けても、文学を知らない人にはその専門性について理解してもらうことすら難しいです。

先に述べた地方公務員や出版社などは、文学部卒業生が多く就職しています。しかし、文学部出身で文学に対する高い専門知識を持っているので、有利というわけではないようです。就職を有利にしたければ、やはり資格を取ることです。

大学にもよりますが、文学部では就職に有利な資格をいくつか取得することができます。その中でも比較的文学部で取りやすい資格は下記になります。

文学部で就職に有利な資格

文学部で取得できる、就職に有利な資格もあります。文学部では、分野が多岐に渡る分、修得できる資格もさまざまです。自分が目指す仕事に必要な資格が取れるかどうか、というのも大学選びのポイントになります。大学選びの時点で就職活動は始まっているのです。

学芸員資格

学芸員は国の法律である「博物館法」で定められた専門職で、博物館経営論や博物館資料論など専門の知識が必要とされます。

学芸員の資格を取るには、博物館に関する科目の単位を習得する必要があります。また、在学している学校にその科目単位がなければ、先に述べた通り、試験による試験認定と、論文や実務などで審査される無試験認定という形もあります。

図書館司書資格

前項でも紹介したように、図書館司書は資格を取ること自体は難しくありません。試験がなく、所定の単位を修得すれば誰でも資格を取得することができます。また、教員免許と図書館司書資格を両方持っている場合は、学校図書館で「司書教諭」として働くこともできます。

日本語教員

文学部の中には、日本語教員養成学科が開設されている場合があります。日本語を母語としない人たちの中でも、ビジネスなどで日本語を必要としている人がたくさんいます。正式な免許状の交付は今のところ行われていませんが、必要な単位を修得することで日本語教員になることができます。

各種の実習や日本語教育能力検定試験に合格すると、日本語教員として正式に働くことができます。日本語教育に対する需要は年々増えています。これからますます人気の資格となっていくことが予想されています。

その他の資格

文学部では、その他にも社会福祉士や認定心理士、社会調査士などたくさんの資格を取得することができます。資格を持っている、持っていないのでは、就職に大きく差が出ることもあります。

なので、自分に必要な資格を早めに見極め、早めに取得しておくことが望ましいです。

文学部は就職に不利?

文学部の主な就職先一覧|有利な就職先・有利な資格・就職に不利?

就職活動をしていると、「文学部は就職に不利」という言葉をよく耳にします。果たして本当に文学部は就職に不利なのでしょうか?

たしかに、文学部に高い専門性はありません。経済学部や工学部、理系の学部などから見ると不利な部分は多いです。また、大学で学んだことを仕事に活かせない、と思われがちな学部でもあります。文学部は本当に不利と言えるのか、克服するためにはどうすればよいのでしょうか?

就職先の人事から見た「文学部」

「不利」であると言われている理由の1つとして、就職先の人事から見たイメージです。文学部で学んだことは、仕事に活かしにくいと思われているのです。つまり、採用する側としては、工学部や経済学部のように学んできたことがわかりやすい学部と比較すると、文学という知識が仕事に活かすイメージが湧きにくいのです。

「なぜ弊社を選んだのか」、「なぜ文学部に進学しようと思ったのか」という面接官の質問に対しても、文学部の学生自身も、ほかの学部と比べて回答しにくい傾向があるようです。回答に困る学生を見れば、面接官の印象も良くないことでしょう。

具体的な対策

しかし、文学部には強みもあります。文学部出身の人は比較的文章力があったり、言語に関する知識が豊富であったりします。その点では面接に強いと言ってもよいかもしれません。

面接官は自分たちが不安に思っていることを面接で質問してきます。「学んできたことをどうやって仕事に役立てるか」「弊社に就職を希望する意味は何か」など、仕事に関する様々な質問に答える準備をしっかりしておくことが大切です。

文学部から出版社に就職する人が多い?

上記で述べた通り、文学部の人たちの強みは文章力や言語に対する知識です。就職活動を始めるときに、自分が学んできたものを活かす場を探すことは自然な流れです。なので、文学部かた出版社を就職先の希望先とする学生は少なくありません。

ただ、出版社の採用条件には学部学科不問としているところが多いです。つまり、文学部でなくても採用試験を受けることはできますし、逆に文学部だから有利というわけでもありません。

また、出版社を就職先の希望とする学生は多く、非常に競争率が高いです。そのため、出版社の採用までの流れは非常に厳しいです。しかし、その中で文学部の強みを活かせる場面もあります。

会社によって採用試験の内容は違いますし、採用基準も違いますがその出版社によく見られる厳しい採用の流れの特徴を知っておくと、さらに強みを活かせるかもしれません。

エントリーシートの記入事項が多い

就職活動を始めると、まず最初の難関になるのがエントリーシートです。このエントリーシートが通らないことには、会社に行って面接してもらうことすらできません。

特に就職活動を始めたばかりの学生にとっては、何を書けば良いのかもわかりません。また、書類を書く際のマナーや、会社に書類を送ったり、連絡をしたりするときのマナーも持ち合わせていません。そんなわからないことだらけの学生がやっとの思いで1枚のエントリーシートを書き上げて、会社に送るのです。

エントリーシートを1枚書くだけでも、かなりの体力が必要で、ストレスの負担も大きいです。そんなエントリーシートですが、出版社の場合はもっと大変です。

さすが、出版社と痛感させられるほど記入する部分が多いのです。1枚のエントリーシートでも大変なのに、通常の3,4倍の記入欄の多さ、大きさがあったりします。さらに、エントリーシートは必ず手書きというところもあるようです。

もちろん会社によって採用までの流れや方法、採用基準が違うので何とも言えませんが、大手であれば希望者が多すぎるので、まずこのエントリーシートを書き上げるということに挫折した学生から落としていくという考えでもあるのでしょう。

採用試験に作文

出版社によっては、採用試験の内容の1つとして作文を書くことも多いです。筆記試験として行う場合もあれば、エントリーシートに含まれている場合もあります。作文は題が決められていて、その内容に沿って書くこともあれば、キーワードがいくつか出されていて、そのキーワードを絡めるようにする場合もあります。

作文がエントリーシートに含まれているときは、ゆっくり構成を考えて書くことができますが、筆記試験だった場合はテーマが直前までわからないうえに、時間制限もあります。題やキーワードが直近にあったニュースに関するものだったりすることもあるので、普段から意識しておく必要もあります。ここでこそ、文学部の強みを活かすべきところです。

採用人数が極端に少ない

出版社は常に安定して人気があります。何千人もの応募があっても採用人数が10人以下ということも珍しくありません。これだけ応募と採用の数に差があれば、無茶なエントリーシートの内容も納得できます。全ての応募に対して目を通していては、いつまで経っても選考が終わりません。

筆記試験の時事問題が難しい

多くの学生は就職活動のためにSPI対策をしています。対策と言っても問題自体はほとんどが簡単なものなので、難しくて解けないというわけではなく、解き方などを忘れているだけということが多いです。なので、少し問題集などをすれば、すぐにいろいろなことを思い出すのでSPI対策は時間がかかるようなものではありません。

もちろん出版社によってはこのSPIを筆記試験として行うこともあります。また、この筆記試験で時事問題が含まれることがあります。出版社の時事問題は予想できる通り、難易度が高いことが多いです。

もしも、他の業種の採用試験で時事問題が出ても、最近のニュースや、誰もが知るような出来事が一般常識として出題されます。しかし、出版社の時事問題はもう一歩踏み込むことがあります。政治や歴史の出来事のような少し固めの問題から、J-POPのような柔らかい問題まで幅が広いです。普段から多くのことに関心のある人でないとわからないことが出てきたりします。

文学部の就職率

就職率の計算方法は学校によって多少違いますが、ある年の文学部の就職率は80%ほどになっています。この文学部の就職率は他の学部から比べると、少し低めであることは事実です。この傾向は以前から続いています。

文学部には女性が多いことが原因と考える人もいます。しかし、近年では男女の就職率を比較すると、女性の就職率の方が高くなっているので、これは原因にはなりません。

また、文学部の学生は研究志向が強い人が多いです。なので、就職せずに、大学院に進学する人も多いです。就職率の計算では就職しなくても、大学院のように卒業後の行き先が決まった人も就職できた数に含まれることがあります。つまり、就職率とは就職できた割合ではなく、卒業後の行き先が決まった人の割合ということです。

このことから、就職先が決まったという結果に限定すると、すでに低い文学部の就職率はさらに下がることになります。

就職に完全に不利なわけではない

たしかに、文学部の学生は経済学部や経営学部などの学生と比べると、アピールのしにくい学部ではあります。しかし、文学部には文学部の強みがあります。

それは、やはり文章力や言葉に対する知識です。エントリーシートや論文の内容など、口ではなく、文字によって勝負することで他の学生と差別化することができます。採用する側も自分の強みや学んできたことを理解している学生に気が惹かれるはずです。

結局は学生のうちに何を得たのか

就職活動をするときには必ず面接などで、学校や学部を聞かれます。履歴書にも書くことになります。文学部というと、他の学部と比べると学んだことを仕事に活かせる場面は少ないかもしれません。

しかし、会社が新卒を採用する際には即戦力になるなんて思っていません。職種と学部の内容が一致していたとしても、学校で学んだことはほとんどが役に立たないことも多いです。

会社が求める人材は会社にとって、魅力のある人物かどうかです。学生のうちに学んだことは文学に関係することだけではないはずです。アルバイトやボランティアや部活やサークル、友人たちと遊んだことから得た経験も多くあるはずです。それらが全てアピールポイントになることを忘れてはいけません。

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