Search

検索したいワードを入力してください

2018年05月23日

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

就職浪人は少数派で、しかも就職(就活)留年と違い企業から新卒扱いされず、精神的にも厳しくなる可能性が高い選択です。それでも、就職浪人すると決断した際は、どんな働き方をしたいのかを真剣に見つめ直した上で、強い想いをもって就職活動にチャレンジすることが必要です。

就職浪人という選択をする人がいる

大学受験の時には、「浪人」という言葉も珍しくありませんでした。皆さんの大学でも、周囲の同級生の中に何人かは浪人生がいたでしょう。しかし、「就職浪人」となると大学受験浪人ほどメジャーな表現ではありません。就職浪人する人とは、実際にはどれくらいいるのでしょうか。

就職浪人はどのくらいの割合でいるのか?

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

あまりメジャーでない就職浪人、そうした統計や数値もほとんど見当たりません。全国的、網羅的な調査もされていないのが現状ですが、その他の各種調査から調べてみました。

公務員浪人は比較的多い!

就職浪人の一種ともいえる言葉で、公務員浪人という言葉はかなりメジャーになっており、比較的浪人者が不利を感じにくい就職先といえます。理由としては、民間企業と違い試験による選考が主ですので、新卒・既卒という枠に関係なく比較的公平に評価してもらえる傾向が強く、ほとんどの公務員試験は30歳前後を上限として募集しており、大学卒業後しばらくの期間はチャレンジできる期間があります。

公務員浪人する人の割合って?

実際の公務員浪人の割合については、国家公務員や、地方公務員など、さまざまな自治体ごとに採用していることもあり異なります。

また採用者の年齢は公表していないので、正確な統計はありませんが、浪人生の割合は3割とも4割とも言われています。

再チャレンジとしての公務員試験組も多い!

たしかに、一度受けて不合格で、何度も公務員試験にチャレンジしている人は一定数存在します。また、最初の何年か民間企業で働いていた人が、一念発起して公務員を目指す、というようなケースも最近では公務員人気が高いこともあり増えている傾向にあります。こうしたことからも、公務員は再チャレンジしやすい、間口の広い就職先といえます。

新卒入社で就職浪人ってアリ?

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

それでは、民間企業で就職浪人する場合にはどうなるのでしょうか。就職浪人したけれど、新卒扱いされる、というようなことはあるのでしょうか。

新卒≠就職浪人!?言葉の使い方に注意!

新卒者で就職浪人ということは通常ありません。「就職浪人」という言葉は色々な文脈で使用されていますが、一般的に「就職浪人」とは、就職を希望しているのに進路が見つからず、大学などを卒業した者とされています。そのため、「就職(就活)留年」とは区別されて用いられることが多いです。

すなわち、「就職浪人」とは、就職先が決まっていない状態で大学などを卒業した人ですので、この割合は、いわゆる就職率の裏の数字となります。

就職率調査からみる就職浪人の割合とは

それでは、最近の就職率をみてみましょう。

文部科学省による就職率調査によると、
平成28年度(2017年3月卒)の就職率は97.7%とのことです。
ちなみにこれは、調査を開始した1997年以降で過去最高の数字を更新したということですが、これによると、就職浪人率は約2%といえます。

※就職率とは、就職希望者に占める就職者の割合をいいます。
※就職希望者には、「進学」「自営業」「家事手伝い」「留年」「資格取得」などを希望する者は含まれません。
※参考:大学等卒業者の「就職率」の取扱いについて(文部科学省)

出典: http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/05/1385998.htm |

既卒=就職浪人として就職活動

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

就職浪人は既卒者として扱われます。ただし、いわゆる既卒の枠には、就職浪人以外にもさまざまな理由で新卒時に就職しなかった人が含まれます。例えば、大学院入試、公務員試験、資格試験(司法試験、公認会計士など)、留学、フリーターと、いろいろな理由があります。

既卒者に占める就職浪人の割合とは?

これら既卒者に占める就職浪人の割合は、統計などの調査が行われていないことから正確な数字はわかりません。ですが、純粋に就職活動のみを理由として就職浪人という人の割合は、かなり少数になるものとみてよいでしょう。

既卒者が就職活動で注意しなければいけない点

そしてこれら既卒の人は、どんな理由であっても、就職面接の際には以下の点に注意することを忘れないようにしましょう。卒業した後をどのように過ごしていたのか。

なぜ卒業後にその道を選び、そしてなぜ今ここにいるのか(この企業の面接にきたのか)。

これらのことについて、納得感のある説明ができないと、間違いなく不利な立場に立たされてしまいます。どんな理屈でもいいので、聞いた人がそれならわかると思うようなストーリーを用意しておくことがおススメです。

就職浪人は新卒扱いされるの?

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

就職浪人は新卒ではなく、既卒という枠に分類されてしまうことがわかりました。では、実際の就職活動において、就職浪人は新卒者と異なる扱いをされてしまうのでしょうか。結論から言いますと、ケースバイケースです。というよりは、採用する側の企業によって見方が変わります。

企業での就職経験が無いという意味では新卒者と同じ扱いをされる場合もありますし、最初から卒業後3年以内は新卒とみなすという企業も増えてきています。たとえ既卒の扱いだったとしても、最近では第二新卒としての採用を行う企業も増えてきているため、その場合は実質的には新卒扱いとなります。

ただし、いずれの場合でも楽観視せず、就職浪人は新卒扱いされないという覚悟をもっておいたほうがよいでしょう。新卒扱いされないのに、就業経験がないという、就職浪人が最も苦しいポジションに立たされるケースです。

就職浪人と留年の違いって?

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

ここまで、就職浪人についていろいろとみてきましたが、そもそも「就職浪人」と「就職(就活)留年」って実は違う言葉だって知ってましたか。どちらも同じように就職活動に納得できず、もう1年チャレンジをする状態に違いはないのですが、実は決定的な違いがあります。

卒業したかしていないかの違い

一言で言うと大学を卒業したかしていないか、です。浪人=既に大学を卒業している、留年=引き続き大学に在籍している、この現在の状態の違いによって、言葉としても使い分けられています。ゆえに、上で書いたように就職(就活)留年はほとんどの場合、新卒扱いとなりますが、就職浪人=既卒者の場合、文字どおり「新規卒業者」ではないので、新卒扱いされない場合が多くなります。

もう一度就職活動をやり直すにしても、どちらを選ぶかは人によりさまざまですが、前者のメリットとしては、より就職活動に対して自由に時間を充てられます。デメリットとしては、どこにも所属・在籍していないという精神的な負担が大きくなることです。

後者のメリットとしては、もう一度新卒扱いとして就職活動にチャレンジできること、デメリットとしては、留年中は学費が発生するので金銭的な負担が大きくなること、などが挙げられます。

就職浪人するメリットにはなにがあるの?

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

基本的に、企業の人事部の人々からも就職浪人に対してはネガティブなイメージが先行してしまいます。それでも、就職浪人することのメリットがあるのは次のような場合が挙げられます。

新卒よりも時間をかけて準備することができる

大学時代を忙しく過ごした人や、就職活動に準備不足だったという自覚がある人は就職浪人することで良い結果につながる可能性があります。自己分析やガクチカ(学生時代に力をいれたこと)、自己PRの内容を新卒時よりも時間をかけてしっかり見直し磨き上げていくことで、エントリーシートや面接の際の印象がアップするでしょう。

浪人中の経験によって、新卒者と違うアピールできる

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

就職浪人をした人の戦術として、新卒との違いをあえて強調するということもできます。上手くアピールにつなげられれば、浪人という弱みを強みに変えてしまうことができます。

たとえば、海外を旅してまわって一時的に海外企業で働いてみた、というような経歴をアピールできる場合です。あるいは、浪人中に自分で起業してみてビジネスの厳しさを肌で感じた、のようなエピソードを語ることができる場合もよい例といえます。就職浪人中の期間で、学生という立場では難しい経験ができたと上手にアピールできれば、就職浪人が不利にならずに、逆に強みとして企業に受け止められることは十分にあります。

就職活動自体の経験の差がプラスになることも

また、就職浪人だけには限りませんが、初めてのことに緊張しやすい人などは、一度就職活動を経験しているという慣れがあるので、新卒者よりも緊張せず、リラックスして面接などに臨むことができるという利点もあります。

就職浪人する理由って?

就職浪人する理由としては、単に就職活動が上手くいかなくて、もう1年チャレンジしたいという場合だけでなく、その他にも就職浪人扱いされるさまざまなケースが考えられます。よくあるのは下記のような場合に、就職浪人扱いとなってしまうことがあります。

大学院の入学を目指していた

大学院へ進学するつもりだったけど、入学試験に落ちてしまった、学費を工面するのがむずかしくなってしまった、といった理由で就職活動に切り替えるというパターンがあります。この場合、就職活動に対する準備は十分でなかったり、新卒時に就職活動しなかった理由として面接官を納得させることはなかなか難しいでしょう。

公務員試験や資格試験の勉強をしていた

大学院とも似ていますが、こちらのほうが数としては多くなります。公務員試験や、司法試験、公認会計士といった難関資格への試験にチャレンジしていた人たちです。1回でなく何度もチャレンジすることが珍しくないですが、収入や家庭の事情などで民間企業への就職活動に方向転換する人は一定数います。

これらの人たちは理由としては分かりやすいのですが、その経験から何を得たのかなどを効果的にアピールできないと、面接ではネガティブな印象を与えてしまいます。

フリーターをしていた

数としてそこまで多いわけではありませんが、ミュージシャンやアーティストといった自分の夢に向かっていたり、他にもフリーターとして過ごしていた人が、就職活動を始めるパターンもあります。これらの人たちは、逆にいわゆる普通の就職活動をしている人にはない経験をしているケースが珍しくないので、意外と企業からの印象が良くてすんなり内定に至る場合もあります。

海外留学をしていた

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

他にも不利にならない理由として、留学というのが挙げられます。特に学生時代に海外での経験が無かった場合には、海外留学することで、留学先の語学をマスターした場合には、それを新たな強みとできます。他にも、海外で体験した、日本の大学では経験できない様なことをアピールできたり、留学先の特定の国・地域のプロフェッショナルとして、魅力的な人材と受け止められるようになる可能性があります。

このように、留学によって起業が求めるような強みを手に入れ、就職浪人というネガティブなイメージを上回る利点をアピールすることができる、いわば一発逆転的な理由が留学といえるでしょう。

留学なら何でもいいわけではない

とはいえ、企業によっては1年以内の留学はそれほど重要視しないという声も聞きます。また、留学自体は今や珍しいものではなくなっているので、単なる留学だけではプラスにはならないことを忘れないようにしましょう。

就職浪人は少数派!覚悟をもって決断しよう!

就職浪人の割合・新卒扱いされるのか・留年との違い・メリット

いかがでしたか。今回は、就職活動まっただ中ということもあり、就職浪人についてご紹介しました。空前の売り手市場と言われている近年の就職活動ですが、それでも自分の希望どおりに就職先が決まることがない場合もあります。そんな中でもう一度就職活動にチャレンジしたいとしても、就職留年ではなく、あえて就職浪人という道を選ぶということは険しい道のりとなるでしょう。

就活生の皆さんには、単にこの会社で働きたいという憧れや漠然としたイメージだけでなく、今後、自分がどんな人生を過ごし、どんな働き方をしたいのかを真剣に見つめ直した上で、不利な環境からでも覚悟をもって再度チャレンジするという、強い想いが必要になります。一度しかない人生、後悔しないよう、がんばってください。

Latests